アドトランツ
鉄道車両メーカー
アドトランツ(ADtranz )は、ABB Daimler Benz Transportation の略称で、1996年から2001年まで存在したドイツの鉄道システム製造企業である。2001年にカナダのボンバルディアに買収されたが、実質的にはボンバルディア・トランスポーテーション(本社は引き続きベルリン)として存続している。
以前の社名 | ABB Daimler Benz Transportation |
---|---|
元の種類 | Subsidary |
業種 | Rail transportation |
その後 | Acquired by Bombardier |
後継 | Bombardier Transportation |
設立 | 1996年1月1日 (through merger) |
創業者 | ABBグループ |
解散 | 2001年5月1日 |
本社 |
、 Germany[1] |
主要人物 | Rolf Eckrodt (President, Chair)[2] |
製品 | Rail vehicles, railway electrification and signalling |
売上高 |
DM5.7 billion (1996)[3] |
所有者 |
ABB and Daimler-Benz (1996–1999) Daimler Chrysler (1999–2001) |
従業員数 | 22,715 (1997)[4] |
沿革
編集1996年、スウェーデンに本社を置く総合電機メーカー・アセア・ブラウン・ボベリ(ABB)の鉄道システム部門と、ダイムラーの前身で、欧州最大の企業グループ「ダイムラー・ベンツグループ」の鉄道システム部門AEGが統合され、ABBダイムラー・ベンツトランスポーテーション (ABB Daimler Benz Transportation)、略称「アドトランツ」(Adtranz)設立。
1999年、ABB持株分がダイムラー・クライスラーに売却されたことにより、社名がダイムラー・クライスラーレイルシステムズ (Daimler Chrysler Rail Systems) に変更、ブランド名「アドトランツ」となる。
2001年、カナダに本社を置く重工業メーカーであるボンバルディアに買収される。
概要
編集ドイツ・ベルリンに本社を置き、世界60カ国に約2万4000人の従業員を有した。計14種類の商品群からなる組織は、4つのビジネスセグメントに大別される。
※以下、アドトランツ公式資料に基づく(製品/中核となる支社)
マス・トランジット (Mass Transit)
編集- AGTS(ピープルムーバー)/ピッツバーグ(アメリカ)
- 路面電車/ニュルンベルク(ドイツ)
- 地下鉄/ダービー(イギリス)
- トータル鉄道システム/ダービー(イギリス)
- 鉄道施設/フランクフルト(ドイツ)
メイン・ライン (Main line)
編集システム&コンポーネント (System&Components)
編集マーケティング&サービス (Marketing&Service)
編集- カスタマーサポート/ダービー
脚注
編集- ^ DaimlerBenz Annual Report 1996, p.84
- ^ “Rolf Eckrodt”. www.referenceforbusiness.com. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ DaimlerBenz Annual Report 1996, p.29
- ^ a b DaimlerBenz Annual Report 1997, pp.39-40
- ^ DaimlerChrysler Annual Report 1998, p.47
- ^ DaimlerChrysler Annual Report 1999, p.49
- ^ DaimlerChrysler Annual Report, p.42
関連項目
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