アバウト・ア・ボーイ

アバウト・ア・ボーイ』(About a Boy)は、ニック・ホーンビィの小説。1998年初版。

2002年イギリスで映画化され、アカデミー脚色賞にノミネートされた。また、サウンドトラックをバッドリー・ドローン・ボーイが手掛けている。

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あらすじ編集

ノース・ロンドンに住む36歳独身のウィル・フリーマンは、父親の遺した印税収入により、何もせず気ままに暮らしていた。人生を謳歌していると自分で語るウィルだが、周りからは精神的に成長していないと見られている。たくさんの女性とデートはするものの、その関係は2カ月以上持ったためしがない。たまたまシングルマザーの女性と交際し、その気楽さに味をしめたウィルは、片親が互いに励ましあうグループ:SPATに参加。うまくスージーという女性とデートの約束を取り付けるが、デートには彼女の友人フィオナの息子マーカスも一緒だった。

マーカスは、精神的に不安定かつヒッピー風で奇妙な母:フィオナの影響で学校に溶け込めずにいたが、フィオナはそれに気づいていない。マーカスは、フィオナと自分を支えてくれるよう、ウィルを頼り、放課後ウィルの家に遊びに来るようになった。ウィルは、周りの子供と同じような外見をさせてやろうと、マーカスにアディダスのスニーカーを購入するが、学校でさっそく盗まれてしまう。これがきっかけで、フィオナにウィルとの交遊がばれ、フィオナとウィルは激しい口論となり、マーカスはウィルに会えなくなる。

マーカスは盗難について校長に呼び出され、そのときに出会った不良風の上級生:エリーに一目惚れする。マーカスは再びウィルの下に出向き、エリーが心酔するカート・コバーンのことを教わる。カート・コバーンの話題をきっかけに、マーカスはエリーと友達になった。ウィル、そしてエリーとの交流によって、マーカスは精神的に成長していく。

一方、ウィルはイラストレーターのレイチェルを真剣に愛するようになる。レイチェルの思い込みからマーカスに息子のふりをしてもらいレイチェルの家に行くが息子のアリに拒まれてマーカスは逃げ出してしまう。最終的には仲直りするが真実を話すも実質破局となる。

マーカスはエリーを誘い、実父に会うためケンブリッジへ向かった。その途上、カート・コバーンの死[1]を知ったエリーは、ショックからウォッカを飲み、さらに途中下車した町のレコードショップで窓ガラスを割るという事件を起こし、マーカスも一緒に補導されてしまう。マーカスの実父、フィオナ、ウィル、エリーの母、レコード店主らが一堂に会し、誤解を乗り越え、互いに理解し合う。

映画化編集

アバウト・ア・ボーイ
About a Boy
監督 クリス・ワイツ
ポール・ワイツ
脚本 ピーター・ヘッジズ
クリス・ワイツ
ポール・ワイツ
原作 ニック・ホーンビィ
製作 ジェーン・ローゼンタール
ロバート・デ・ニーロ
ブラッド・エプスタイン
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
製作総指揮 リン・ハリス
ニック・ホーンビィ
出演者 ヒュー・グラント
ニコラス・ホルト
トニ・コレット
音楽 デーモン・ゴフ
撮影 レミ・アデファラシン
編集 ニック・ムーア
製作会社 スタジオカナル
トライベッカ・プロダクションズ
ワーキング・タイトル・フィルムズ
配給   ユニバーサル・ピクチャーズ
  UIP
公開   2002年4月26日
  2002年9月14日
上映時間 100分
製作国   イギリス
  アメリカ合衆国
  フランス
  ドイツ
言語 英語
製作費 $30,000,000[2]
興行収入 $130,549,455[2]
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あらすじ編集

ノース・ロンドン出身のウィル・フリーマンは38歳、無職、独身。亡き父がクリスマス・ソングを一発ヒットさせたおかげでお気楽な印税生活を送っていた。彼は独身主義を貫いていたが、ある日、ウィルは学校でいじめられている12歳の少年マーカスと出会う。マーカスはシングルマザーの母親フィオナのひどい鬱病に悩んでいた。そんな矢先、フィオナが自殺を図る。フィオナはウィルの素早い対応で事なきを得るが、マーカスは母をこれ以上一人にしておけないと考え、ウィルと母のデートをセッティングする。そうこうしてるうち、次第にウィルのアパートに入り浸るようになるマーカス。彼の生活はかき乱されていくがマーカスは深刻な問題を抱えていることがわかり、次第にウィルは自分に欠けているものを認識するようになる。

キャスト編集

役名 俳優 日本語吹替
ウィル・フリーマン ヒュー・グラント 森田順平
マーカス ニコラス・ホルト 亀井芳子
レイチェル レイチェル・ワイズ 林佳代子
フィオナ トニ・コレット 唐沢潤
スージー ヴィクトリア・スマーフィット 日野由利加
エリー ナタリア・ティーナ 魏涼子
その他 杉山大
田村真紀
喜田あゆ美
石住昭彦
小暮英麻
鶴博幸
斉藤瑞樹
石井真
風間勇刀
宮寺智子
定岡小百合
土井美加
福田信昭
糸博
大川透
坂東尚樹
田畑ゆり
演出 岩見純一
翻訳 徐賀世子
調整 蝦名恭範
制作 ACクリエイト

原作小説との相違点編集

  • ウィルの年齢が、38歳になっている
  • 後半のストーリー展開
    • マーカスとエリーの逸話の割愛
    • クライマックスが、マーカスの学校のコンサートになっている

その他編集

関連項目編集

脚注編集

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  1. ^ 1994年4月5日に自殺
  2. ^ a b About a Boy (2002)” (英語). Box Office Mojo. 2010年1月30日閲覧。

外部リンク編集