アペリーの定数(―のていすう、: Apéry's constant)は、数学定数の一種である。これは、ゼータ関数を ζ とすると、ζ(3) で定義される。

オンライン整数列大辞典の数列 A002117) この値は無理数である(⇒アペリーの定理)。

「アペリーの定数」という名前は、1977年ロジェ・アペリーがアペリーの定理を発表した際、彼自身によって命名された。

表現 編集

1772年レオンハルト・オイラーによって、次のような表示が与えられた。

 
 

また、この他に、サイモン・プラウフによって与えられた収束の早い級数がある。

 
 

積分表現 編集

また、アペリーの定数は様々な形の積分表示が発見されている。簡単なものでは

 

や、リーマン関数の公式を用いた

 

または

 

等がある。