アメリカン・グラフィティ2
『アメリカン・グラフィティ2』(More American Graffiti)は、1979年製作のアメリカ映画。B・W・L・ノートン監督。
概要編集
ジョージ・ルーカス監督の大ヒット作『アメリカン・グラフィティ』の後日談。1962年の晩夏を舞台にした前作に対し、1964年、1965年、1966年、1967年の大晦日の出来事を中心に描いた構成となっている。ジョージ・ルーカスは製作総指揮に回り、監督はB・W・L・ノートンが努めた。
前作のラストにテロップ表示された、登場人物たちのその後の運命を映像によって描いた物語となっているが、主人公だったカート・ヘンダーソンは登場せず、そのテロップの中で悲惨な運命を予告されていたジョン・ミルナー(ポール・ル・マット)とテリー・フィールズ(チャールズ・マーティン・スミス)の2名と、前作で結ばれたスティーブ(ロン・ハワード)とローリー(シンディ・ウィリアムズ)の夫婦、そしてテリーの元彼女デビー(キャンディ・クラーク)を、4年間の各時代の主人公として描いていく。
作風としては前作の「幸せな一時」の感覚から一転し、ベトナムの戦場や学園紛争など、混迷のただ中に陥った当時のアメリカを舞台にした『いちご白書』タッチの展開となっている。また本作は、4年間の出来事を時系列を無視した編集によって繋ぎ、さらにスクリーンサイズを時代によって切り替えたり、マルチアングル風に1画面に幾つものショットを同時に写し出したりと、実験的な要素が強く出ている。
ストーリー編集
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こぼれ話編集
- 前作でミルナーの宿敵の三枚目ボブ・ファルファを演じたハリソン・フォードは、今回白バイ警官になったファルファ役でカメオ出演している。
- ロザンナ・アークエットが本作で映画デビュー。端役。
スタッフ/キャスト編集
スタッフ編集
- 製作総指揮:ジョージ・ルーカス
- 製作:ハワード・カザンジャン
- 脚本・監督:B・W・L・ノートン
- 撮影監督:ダレヴ・デシャネル
- 美術:レイ・ストーリー
キャスト編集
※括弧内は日本語吹き替え
- デビー - キャンディ・クラーク(松下こみな)
- ミルナー - ポール・ル・マット(石井真)
- テリー - チャールズ・マーティン・スミス(新垣樽助)
- スティーブ - ロン・ハワード(栗山浩一)
- ジョー - ボー・ホプキンス(田中一永)
- キャロル - マッケンジー・フィリップス(大鐘則子)
- ローリー - シンディ・ウィリアムズ(斉藤梨絵)
- エヴァ - アンナ・ビヨン