アメリカ軍の勲章

アメリカ軍の勲章について解説する。アメリカ軍においては、各軍種ごとの勲章のほか、5軍共通の勲章がある。この記事では、共通の勲章について扱う。それらの勲章は軍種を越えて共通の基準で授与されている。

アメリカ軍に於ける初めての勲章はアメリカ独立戦争中の1782年にジョージ・ワシントンによって制定されたバッジ・オブ・ミリタリーメリット(Badge of Military Merit)(後のパープルハート章)であり、この当時は軍種毎の勲章というものも存在しなかった。しかし、この章は終戦に伴い授与されなくなり、その次に制定されたのは1861年の海軍・海兵隊用の名誉勲章であった。

そして、軍種を越えた勲章が制定されたのは第一次世界大戦戦勝勲章で1919年のことであった。次いで1932年にバッジ・オブ・ミリタリーメリットがパープルハート章として復活し、シルバースターが制定された。1950年代にはアメリカ空軍も含めてコリアンサービスメダル[1]が制定されている。1980年代には統合部隊向けの勲章が追加されている。

各勲章編集

名誉勲章編集

名誉勲章
(Medal of Honor)

国防総省勲章編集

ディフェンス・ディスティングシュドサービスメダル
(Defense Distinguished Service Medal)
ディフェンス・スーピアリアサービスメダル
(Defense Superior Service Medal)
ディフェンス・メリトリアスメダル
(Defense Meritorious Service Medal)
ジョイントサービス・コメンデーションメダル
(Joint Service Commendation Medal)
ジョイントサービス・アチーブメントメダル
(Joint Service Achievement Medal)


ジョイント・メリトリアス・ユニットアワード
(Joint Meritorious Unit Award)

戦功章編集

シルバースター
(Silver Star)
レジオン・オブ・メリット
(Legion of Merit)
殊勲飛行十字章
(Distinguished Flying Cross)
ブロンズスターメダル
(Bronze Star Medal)
パープルハート章
(Purple Heart)
メリトリアスサービスメダル
(Meritorious Service Medal)
エア・メダル
Air Medal)

表彰編集

全般

国防従軍章
(National Defense Service Medal)
派兵章
(Armed Forces Expeditionary Medal)
人道支援章
(Humanitarian Service Medal)
ミリタリーアウトスタンディング・ボランティアサービスメダル
Military Outstanding Volunteer Service Medal
アームドフォーシーズ・サービスメダル
Armed Forces Service Medal

予備役・特殊

軍予備役章
(Armed Forces Reserve Medal)
戦争捕虜章
(Prisoner of War Medal)
南極勤務章
(Antarctica Service Medal)

朝鮮半島

コリアンサービスメダル
(Korean Service Medal)
韓国防衛勤務章
(Korea Defense Service Medal)

ベトナム戦争・湾岸戦争・ユーゴスラビア内戦

ベトナム戦争従軍記章
(Vietnam Service Medal)
南西アジア従軍記章
(Southwest Asia Service Medal)
コソボ戦役章
(Kosovo Campaign Medal)

対テロ戦争

アフガニスタン戦役章
(Afghanistan Campaign Medal)
イラク戦役章
(Iraq Campaign Medal)
対テロ戦争派遣章
(Global War on Terrorism Expeditionary Medal)
対テロ戦争従軍記章
(Global War on Terrorism Service Medal)

脚注編集

  1. ^ “米軍が”制定した朝鮮戦争従軍記章。アメリカ軍将兵が授与された朝鮮戦争従軍記章にはこの他に、国連により制定されたUnited Nations Service Medalがある。

参考資料編集

  • American Forces Information (1992).Armed Forces DECORATION AND AWARDS. Department of Defense.