アヤツノマタモドキ(綾角叉擬、Latirus pictus)は、海洋性の軟体動物で、イトマキボラ科、ツノマタガイ亜科に属する巻貝の一種である[1]

アヤツノマタモドキ
Latirus pictus of Fiji
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
: 新腹足目 Neogastropoda
: イトマキボラ科 Fasciolariidae
亜科 : ツノマタガイ亜科 Peristerniinae
: ツノマタガイ属 Latirus
: アヤツノマタモドキ L. pictus
学名
Latirus pictus (Reeve, 1847)
和名
アヤツノマタモドキ(綾角叉擬)
英名
Belcher's latirus

外観 編集

殻高は約 5cm 以下。円錐を2つ合わせた菱形で、殻は厚い。周縁は白色で隆起する。白地に褐色の濃淡の線が螺肋の間に細密に描かれるが、それらは縦の白線でところどころ遮られることがある。殻口内は白く、螺旋にそって細かいひだがならぶ。水管溝は短く、臍孔は閉じている[1][2]

分布 編集

沖縄以南の熱帯太平洋。潮間帯下の岩礁や死滅サンゴ帯に棲む[1][2]

脚注 編集

  1. ^ a b c 原色世界貝類図鑑 (II) 熱帯太平洋編. 保育社. (1981/5/1) 
  2. ^ a b サンゴ礁の貝 アヤツノマタモドキ”. 西表島貝類館. 2020年4月18日閲覧。

外部リンク 編集