アラローカタルーニャ語: Alaró: カタルーニャ語発音: [əɫəˈɾo])は、スペインバレアレス諸島州ムニシピバレアレス諸島マヨルカ島の中央部に位置する。

Alaró

 バレアレス諸島州
 バレアレス諸島県
マリョルカ島
面積 45.72 km²
標高 252m
人口 5,282 人 (2016年)
人口密度 115.53 人/km²
住民呼称 Alaroner, alaronera
Alaróの位置(スペイン内)
Alaró
Alaró
スペイン内アラローの位置
Alaróの位置(バレアレス諸島内)
Alaró
Alaró
バレアレス諸島県内アラローの位置

北緯39度42分24秒 東経02度47分27秒 / 北緯39.70667度 東経2.79083度 / 39.70667; 2.79083座標: 北緯39度42分24秒 東経02度47分27秒 / 北緯39.70667度 東経2.79083度 / 39.70667; 2.79083

歴史 編集

 
アラロー鉄道

アラローの町の起源はイスラーム時代までさかのぼる。キリスト教徒がマヨルカ島を再征服(レコンキスタ)した際には、海賊の侵略を避けるためにアラロー城英語版が建設され、この城は再征服の拠点の一つとなった。

1881年にはパルマ・デ・マヨルカと中央部の中心地インカを結ぶ鉄道路線から分岐して、クンセイ英語版とアラローを結ぶアラロー鉄道カタルーニャ語版が開業した。アラロー鉄道の軌間は914mm、延長距離は3.4kmであり、起点と終点の標高差は約50mだった。アラロー鉄道は1941年に運行を停止し、1951年に正式に廃止された。

かつてのアラローで最も重要な産業は靴製造業であり、最盛期には30工場で2,000人以上が働いていたが、現在では1社が営業しているのみである。重要な褐炭鉱山もあったが現在は閉鎖されている。今日ではマヨルカ島の中心都市であるパルマ・デ・マヨルカに通勤する住民が多い。2000年5月8日にはマヨルカ島評議会によって古い工場の塔が文化遺産に認定された[1]

地理 編集

マヨルカ島北西部にあるトラムンタナ山脈の東側にある。ブニョーラ英語版アスコルカ英語版リョセタ英語版マンコール・ダ・ラ・バイ英語版ビニサレムクンセイ英語版サンタ・マリーア・ダル・カミ英語版と境界を接している。

アラローの町の北側には広い谷が形成されており、その両側にはカステイとアルカデナと呼ばれる頂上が平坦な絶壁が聳えている。アラロー城英語版はカステイの頂上部(標高822m)にある城跡であり、1931年6月3日に重要文化財に指定された。

脚注 編集

  1. ^ Sábado 17 junio 2000 スペイン国家官報(BOE)

外部リンク 編集