アリーナ・サバレンカ

ベラルーシのテニス選手 (1998 - )

アリーナ・サバレンカAryna Sabalenka, ベラルーシ語: Арына Сяргееўна Сабаленка, 1998年5月5日 - )は、ベラルーシミンスク出身の女子プロテニス選手。これまでにWTAツアーでシングル10勝、ダブルス5勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス4位、ダブルス1位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

アリーナ・サバレンカ
Aryna Sabalenka
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アリーナ・サバレンカ
基本情報
フルネーム Aryna Siarhiejeŭna Sabalenka
国籍  ベラルーシ
出身地 同・ミンスク
生年月日 (1998-05-05) 1998年5月5日(23歳)
身長 182cm
体重 80kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2015年
ツアー通算 15勝
シングルス 10勝
ダブルス 5勝
生涯獲得賞金 8,684,783 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2021)
全仏 3回戦(2021)
全英 ベスト4(2021)
全米 4回戦(2018)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 優勝(2021)
全仏 ベスト4(2019)
全英 ベスト8(2019)
全米 優勝(2019)
優勝回数 2(豪1/米1)
国別対抗戦最高成績
BJK杯 準優勝(2017)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 4位(2021年5月10日)
ダブルス 1位(2021年2月22日)
2021年5月15日現在

エリーズ・メルテンスとのペアで、2019年全米オープン女子ダブルスと2021年全豪オープン女子ダブルスを制している。

来歴編集

6歳からテニスを始める。2015年にプロに転向。

4大大会では2017年ウィンブルドン選手権で予選を勝ち上がり初出場した。1回戦でイリーナ・フロマチェワを 6-3, 6-4 で破り、2回戦でカリナ・ビットヘフトに 6-7(5), 6-3, 3-6 で敗れた。

2016年からフェドカップベラルーシ代表に選ばれている。フェドカップ2017では1回戦でオランダ、準決勝でスイスを破り決勝に進出した。決勝ではアメリカに2勝3敗で敗れたが、ベラルーシの準優勝に貢献した。

2018年は8月のコネティカット・オープンの決勝でカルラ・スアレス・ナバロを 6–1, 6–4 で破りWTAツアー初優勝を果たした。2018年全米オープンでは3回戦で第5シードのペトラ・クビトバを 7–5, 6–1 で破り自己最高の4回戦に進出した。4回戦で優勝した大坂なおみに 3–6, 6–2, 4–6 で敗れた。 9月の武漢オープン決勝でアネット・コンタベイトを 6–3, 6–3 で破りツアー2勝目を挙げた[1]。2018年10月8日付のランキングで11位を記録し、2018年のWTA新人賞を受賞している。

2019年は1月の2019年全豪オープンに第11シードで出場し自己最高の3回戦に進出した。これにより大会終了後のランキングで10位を記録し、初めてのTOP10入りを果たした。2月のサンクトペテルブルク・レディース・トロフィーでは準決勝に進出し、2019年2月4日付の世界ランキングで自己最高の9位を記録した。武漢オープンで2連覇を達成。WTAエリート・トロフィーではキキ・ベルテンスを下し初優勝。

ダブルスではエリーズ・メルテンスと組み2019年3月のBNPパリバ・オープンマイアミ・オープンで連続優勝した。9月の全米オープンでもビクトリア・アザレンカ/アシュリー・バーティ組を7–5, 7–5で破り初の4大大会タイトルを獲得した[2]。これにより、ダブルスランキングで2位まで上り詰めた。

2020年、全豪オープンは初戦敗退に終わったが、2月下旬のカタール・トータル・オープンペトラ・クビトバを破り優勝。3月より新型コロナウイルス感染症流行の影響でツアーが中断に。8月に再開後、グランドスラムではあまり振るわなかったが、10月の単複優勝を果たしたオストラヴァ・オープン[3]と11月のオーストリア・レディース・リンツにて2大会連続優勝し、トップ10でシーズンを終えた。

2021年は、幸先よく年始のアブダビ女子オープンで優勝。全豪オープンでは、シングルで自己最高の4回戦に進み、ダブルスではバルボラ・クレイチコバ/カテリナ・シニアコバに勝利して同大会初制覇を成し遂げた[4]。この活躍で、ダブルスランキング1位を達成した。しかし、今後はシングルスに注力するため、ダブルスの出場を減らすと発表した。

3月のマイアミオープンで8強入りしたがアシュリー・バーティに敗れ、翌月のポルシェ・テニス・グランプリでも決勝進出したが、またもバーティの後塵を拝した。それでも、続くムチュア・マドリード・オープンでは決勝で雪辱を果たし、プレミア・マンダトリー(WTA1000に含まれる)初優勝を果たした。これにより世界ランキングが4位になり、初のトップ5入り。

プレースタイル編集

強力なサーブとストロークを武器にするアグレッシブベースライナー。特に自身のあるサーブは194 km/hに到達し[5]、サービスエースを量産する。2019年はエース数でWTA3位につけた。しかし、安定性にかけ、ダブルフォルトも多い。[6]ストロークにおいても同様で、ウィナーとアンフォーストエラーが多い。それでも2018年にチェンジオブペースを学び始めたことで改善されつつある[7]

ダブルスでエリーズ・メルテンスと組みグランドスラムを2回制している。

 
エリーズ・メルテンスとのダブルス

WTAツアー決勝進出結果編集

シングルス: 15回 (10勝5敗)編集

大会グレード
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (1–0)
プレミア5 (3-0)
WTAエリート・トロフィー (1-0)
プレミア (3-3)
インターナショナル (2-2)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2017年10月15日   天津 ハード   マリア・シャラポワ 5–7, 6–7(8)
準優勝 2. 2018年4月15日   ルガーノ クレー   エリーズ・メルテンス 5–7, 2–6
準優勝 3. 2018年6月30日   イーストボーン   キャロライン・ウォズニアッキ 5–7, 6–7(5)
優勝 1. 2018年8月25日   ニューヘイブン ハード   カルラ・スアレス・ナバロ 6–1, 6–4
優勝 2. 2018年9月29日   武漢 ハード   アネット・コンタベイト 6–3, 6–3
優勝 3. 2019年1月5日   深圳 ハード   アリソン・リスク 4–6, 7–6(2), 6–3
準優勝 4. 2019年8月4日   サンノゼ ハード   鄭賽賽 3−6, 6−7(3)
優勝 4. 2019年9月28日   武漢 ハード   アリソン・リスク 6-3, 3-6, 6-1
優勝 5. 2019年10月27日   珠海 ハード   キキ・ベルテンス 6-4, 6-2
優勝 6. 2020年2月28日   ドーハ ハード   ペトラ・クビトバ 6-3, 6-3
優勝 7. 2020年10月25日   オストラヴァ ハード (室内)   ビクトリア・アザレンカ 6-2, 6−2
優勝 8. 2020年11月15日   リンツ ハード (室内)   エリーズ・メルテンス 7–5, 6–2
優勝 9. 2021年1月13日   アブダビ ハード   ベロニカ・クデルメトバ 6-2, 6−2
準優勝 5. 2021年4月25日   シュトゥットガルト クレー   アシュリー・バーティ 6-3, 0-6, 3-6
優勝 10. 2021年5月9日   マドリード クレー   アシュリー・バーティ 6-0, 3-6, 6-4

ダブルス: 7回 (5勝2敗)編集

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2018年4月15日   ルガーノ クレー   ベラ・ラプコ   キルステン・フリプケンス
  エリーズ・メルテンス
1–6, 3–6
優勝 1. 2019年3月16日   インディアンウェルズ ハード   エリーズ・メルテンス   バルボラ・クレイチコバ
  カテリナ・シニアコバ
6–3, 6–2
優勝 2. 2019年3月31日   マイアミ ハード   エリーズ・メルテンス   サマンサ・ストーサー
  張帥
7–6(5), 6–2
優勝 3. 2019年9月8日   全米オープン ハード   エリーズ・メルテンス   ビクトリア・アザレンカ
  アシュリー・バーティ
7–5, 7–5
準優勝 2. 2019年9月28日   武漢 ハード   エリーズ・メルテンス   段莹莹
  ベロニカ・クデルメトバ
6–7(3), 2–6
優勝 4. 2020年10月24日   オストラヴァ ハード (室内)   エリーズ・メルテンス   ガブリエラ・ダブロウスキー
  ルイーザ・ステファニー
6-1, 6−3
優勝 5. 2021年2月19日   全豪オープン ハード   エリーズ・メルテンス   バルボラ・クレイチコバ
  カテリナ・シニアコバ
6-2, 6-3

4大大会シングルス成績編集

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A P WG Z# PO G S SF-B NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, P=開催延期
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, SF-B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2016 2017 2018 2019 2020 2021 通算成績
全豪オープン A LQ 1R 3R 1R 4R 5–4
全仏オープン A LQ 1R 2R 3R 3–3
ウィンブルドン A 2R 1R 1R NH 1–3
全米オープン LQ LQ 4R 2R 2R 5–3

脚注編集

外部リンク編集

受賞
先代:
  キャサリン・ベリス
WTA年間最優秀新人賞
2018
次代:
  ビアンカ・アンドレースク