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アルコール性肝疾患

アルコール性肝障害から転送)

アルコール性肝疾患(アルコールせいかんしっかん、Alcoholic liver disease)または、アルコール性肝障害とは、アルコール乱用によって引き起こされる一連の肝臓疾患のこと。

Alcoholic liver disease
Alcoholic hepatitis.jpg
マロリー小体が見られる肝細胞
分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
消化器
ICD-10 K70
ICD-9-CM 571.1
MedlinePlus 000281
MeSH D008108

アルコール性脂肪肝、アルコール性肝炎、アルコール性肝硬変の順に進行する。

目次

病因編集

飲酒によって血中に入ったアルコールエタノール)は消化管で吸収され門脈を通って肝臓代謝される。 肝臓では主に、以下によって代謝される。

  • アルコール脱水素酵素(alcohol dehydrogenase:ADH)
エタノールアセトアルデヒドへと分解
  • アセトアルデヒド脱水素酵素(aldehyde dehydrogenase:ALDH)
  • ミクロゾームエタノール酸化系(Microsomal Ethanol-Oxidizing System:MEOS)
エタノールアセトアルデヒドまたはアセトアルデヒド酢酸(アセチルCoA)へと分解
 
複脂肪酸生合成系
クリックで拡大・解説

脂肪酸生合成アセチルCoA(炭素数2)を出発物質として、ここにマロニルCoA(炭素数3)が脱炭酸的に結合していく経路である。すなわち、炭素数2個ずつ反応サイクルごとに増加し、任意の炭素鎖を持った脂肪酸が作成されることとなる(脂肪酸#脂肪酸生合成系参照)[1]

アルコールを大量・持続飲用することで、上記の代謝経路によって分解が追いつかず、かつ、代謝・合成された脂肪が肝臓に蓄積され、肝細胞に障害を与えて行く。

病理編集

病理組織学的に以下へ進行していく

臨床像編集

症状編集

基本的に肝硬変に至るまで目立った症状はない。またアルコール依存症である場合も多く、治療コンプライアンスが維持できないことも多い。

血液検査編集

  • ASTALT:AST優位の上昇を示すことが多い。
  • γ-GTP:上昇傾向を示す

画像検査編集

脚注編集

関連項目編集

外部リンク編集