アルバート・W・ワイリー

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アルバート・W・ワイリーAlbert W. Wily)とは、カプコンゲームロックマンシリーズ」および「ロックマンXシリーズ」に登場する架空の科学者。通称「Dr.ワイリー」。

人物紹介編集

『ロックマン』シリーズにおける黒幕として登場する悪の天才科学者。配下のロボット軍団を用いて、「ロボットによる世界征服」という野望の達成を企み、それを阻止しようとするロックマンと戦いを繰り広げる。

外見は白衣を纏い痩身で口髭を蓄え、頭頂部の辺りが禿げ上がっており頭側面の髪を伸ばしている。シンボルマークは○に「Dr.W」と記したデザインで、自身の秘密基地やワイリーマシンのドクロの額には必ずと言っていいほどマーキングされている。一人称は「ワシ」だが、若い頃は「俺」を使っていた。

ロックマンの製作者であるDr.ライトとは学友であり、かつては誰よりもその実力を認め合う良きライバル関係にあり、ワイリーにとって唯一の理解者とも言える存在だった。

生い立ち編集

ローバート工科大学工学部電子工学科に所属する学生だった頃から異彩を放っており、大学の教授達にとって理解し難いワイリーは「異端児」と呼べる存在であった。優等生だったライトとはこの頃からの腐れ縁であり、互いに肩を並べる天才同士であると共に、彼らが目指す「ロボットが真の意味で人間のパートナーとなり共存できる社会」の実現に情熱を注ぐ同志でもあった[1]。漫画作品『ロックマンギガミックス』では作者オリジナルの大学時代が描写されており(この際のワイリーのデザインは、『ロックマンエグゼ』シリーズに登場したワイリーの若き日の姿をモデルにしている)、「ロボットに“心”を持たせる」ことを夢見る中で「“力”への安全のため、ロボットに心を持たせる必要性」を大学の教授達に説いたライトに自分も同様の考えを持つことを明かし[2]、共同で「心あるロボット」の人工知能の開発をしたとされている。なお、シリーズ生みの親の一人であり初期設定を担当したA.Kは、この漫画作品を「ライトとワイリーの過去の描写は、自分がイメージしていたものとほぼ同じ」と感心している[3]

しかし、「ロボットの心」を重視し平和利用を主張するライトとは対照的に、「ロボットが“人間の道具”から完全に脱却するには、“力”が必要」と主張するワイリーの理論は常に独自性が極めて強くなおかつ急進的な物ばかりであり、ワイリーの暴走を危惧したライトによって幾度も研究に容喙されるなど、やがて二人の間に溝が生じ始める事になり、後述の「ダブルギアシステム」の一件で対立が決定的になってしまう。大学卒業後もやはり周囲からは理解を得られず、世界的に権威のある賞をいくつも受賞するなど自身の才覚を遺憾なく証明してはいたが、いつも1位をライトに取られ(ワイリーが2位を獲得したコンテストなどで1位を獲得したのが全てライトであり、大学卒業時も首席はライトが取っている)、万年2位の座に甘んじざるを得なくなる。ある意味でライトをも上回る天才[4]であったワイリーはこの屈辱に我慢がならず、その後ロボット工学会から姿を消し[5]、自らを理解しようとしなかった人々への復讐と愚かな人類に代わり愛情を注ぐ「ロボットによる世界」の実現のために世界征服を計画し始めた。

そんな中、ライトの元から失踪した試作人型ロボット「DRN.000 ブルース」とワイリーは接触(ブルースと出会った詳細な経緯は不明)。ブルースが抱えていた動力炉の不具合の延命措置を施すと共に実験も兼ねて戦闘用ロボットへと改造し(後に離反されることになったが)、この際にライトの開発した人型ロボットの基礎技術の解析等のデータ収集にも成功する[6]。その後、太平洋にて秘密裏にロボット工場を建設したワイリーは本格的に世界征服を実行に移すが、ライトが家庭用ロボットであるロックを戦闘用に改造したロックマンによって、最初の計画は失敗。以降ワイリーは懲りずに幾度も世界征服を企み、ロックマンやライトと永きに渡り戦い続けることになる。

性格編集

目立ちたがり屋でプライドが高い。なおかつ非常に執念深くしたたかで狡猾な面もあり、必要とあらば土下座も厭わない(ロックマンに負けるや否や、土下座をして許しを請う姿がシリーズの定番となっている)。妙なところでミスをしたり自分の作ったメカに欠陥が多いなど、土下座などの言動と共にどこかコミカルな人物としても描かれ、またプライドゆえか義理堅い一面もあり、『10』のエンディングで高熱を出して倒れた際にはロックマンによって病院に運ばれ命を救われたため、事件の発端である自分が作ったロボットエンザのワクチンを置いて病院から逃げるという形で律儀にその借りを返している[7]

前述のような「どこか憎めない悪役」としての描写がある反面、「非道な悪人」としての振る舞い[8]やロックマンやライトの人の好さを利用すること[9]も多く、その卑劣さは平和を望む温厚で優しい性格のロックマンを『7』でついに激怒させ、ロボットにとって不可侵である「人の命を奪うこと」を実行の寸前にまで至らしめたほどである。

ドクロを模ったデザインを好んで頻繁に使い、秘密基地(『2』以降)やワイリーマシン(番外編を除いた『4』以降)に必ずといっていいほど取り入れ(基地はドクロの他に骨や爪のデザインも取り入れる傾向が多い)、『8』や『11』ではベルトのバックルにもドクロをあしらっている[10][11]。また、卓球が趣味であり(この卓球においてもライトに敗北した経験がある)、漫画作品『ロックマンメガミックス』では「卓球しながらできるラクラク世界征服」という本を出版している(全く売れず、大量の返本を抱える破目になった)。

世界征服を企み大規模な基地を何度も建造する一方で、新型戦闘用ロボットの製造を始めとする資金繰りに関してはかなり苦労している様子が多々見受けられ[12][13]、自分以外が製作したロボットを利用する事も多く[14]、結果的に『11』までにワイリーが単独で製作したのは全86(ロックマンロックマンとロックマン&フォルテ含むと94体)体中半分にも満たないが、『4』以外の基地のボスは全て彼が作っている(『4』の基地のボスの一部はコサック博士が作った)。

漫画における性格編集

各漫画家の解釈によって大きく異なる。

池原しげとの漫画では、「冷酷な悪の親玉」という側面が強調されており、多くの人命を犠牲にしてでもロックマンやライトを倒そうとしたり、「戦闘用ロボットに心など必要がない」「ロボットは世界征服の道具に過ぎない」という発言にその様子が見られる。出月こーじの漫画版では、コミカルな場面が強く、冷酷さもありつつ、どこか憎めない人物である。特に『ロックマン&フォルテ』では、自分の基地が破壊されてしまったことで宿敵のライトやロックマンに泣きついたり、居候先のライト研究所でライトットやロールと生活感溢れる衝突を繰り返したり(ライトットの部屋の大半を勝手に自分のエリアにしている)、その描写が強い。しかし、ロールに爆弾付の拘束着を着せさせ、ロックマン諸共爆殺しようとしたり、自分が造ったロボットであるキングに見限られ撃墜されるなど、卑怯さや器の小ささも描かれている。

有賀ヒトシは『ロックマンシリーズ』でお気に入りキャラクターはワイリーであると公言しており、ワイリーを大きく扱った作品が多い。有賀の解釈は、90年代の『ロックマンメガミックス』ではコミカルな場面が多く見られるが、シリアスな展開が多くなるシリーズのストーリー佳境(特に『ロックマンギガミックス』として掲載分)では「悪役」や「三枚目」とは違う「科学者としての矜持」[15]や「“心を持ったロボットを創造した者”としての強い責任感」を持った人物[16][17]として描写されている。人類に憎悪を向け(美女は好きなようだが)、「本日これより地上の掃除を始める。対象は諸君ら人類!!」と冷酷に言い切り人命を犠牲にすることを躊躇しない[18]反面、ロボット全般に注ぐ愛情は強く、捨てられていた玩具ロボットを復活させたり[19]、自身が製作したワイリーナンバーズ達を息子同然に想っており窮地に陥っても決して見捨てようとしない[20]、「罪の無いロボットは、例えライトのロボットだろうと傷つけたくはない」と語る[21]などの行動にその様子が見て取れる。ライトに対しては、彼の優等生気質を毛嫌いしており、彼ばかりが「ロボット工学の父」と評価されることを憎んでいる[22]一方で、「唯一のライバル」としてその実力や存在を認め[23]かつて培った絆を懐かしむ等、複雑な感情を抱いていることも描写されている。また、キラー衛星物質瞬間移送装置を独力で造る、小惑星αの遺跡の文字や超エネルギー元素を解析する、他人との会話とナンバーズの修理を同時にこなす(それもかなりの高速)など「異能の天才」としての実力や見せ場も他者に比べ、かなり強調されている。

主な発明・製作品編集

以下に挙げるものの他にも、ジョーシリーズメットールシリーズなど作中に登場する多くの敵キャラクターや、自身の基地の防衛に用いている巨大ロボット(イエローデビル、メカドラゴンなど)の製作等も手掛けている。

ワイリーナンバーズ編集

ワイリーが製作した人型戦闘用ロボットたちを指し、「DWN(ドクターワイリーナンバーズ)」と表記される[24]。ブルースや第1作『ロックマン』で洗脳して暴れさせたライトナンバーズ達から手に入れたデータを基に『2』で初めて自ら製作し、以降は『3』『5』『7』『8』と断続的に造り続けている[25][26]。詳しくは各作品のページを参照。

フォルテ
スペシャルワイリーナンバーズ(SWN.001)と称されるワイリーの自信作。あえてロックマンと似た性能を持たせて造られている[27]が、これはフォルテの戦闘データからロックマンのデータの類推を行うのと、同じタイプのロボットでも自分の方が優れたものを造れることを誇示するのが狙いである。偶然完成した強力なエネルギー「フォルテニウム」を内蔵されており、それによって戦闘性能自体はワイリーの満足する出来となったが、プライドが高すぎて命令に従わない[28]問題児であり(卑怯な策や土下座すら平然と行うワイリーの姿勢を嫌っている)、不仲が表面化した『パワーバトル』以降はワイリーのことを呼び捨て、または「ジジイ」呼ばわりしているが、一応はワイリーを生みの親と認め緊急の際には助けに来るため、ワイリーもフォルテのことを必要以上に咎めたりせず、彼の好きにさせている。
ゴスペル
スペシャルサポートと称される狼型のロボット。フォルテの相棒であり、ワイリーナンバーズに匹敵する戦闘性能を持つとされる。
ゼロ
ワイリーの最高傑作にして最後のワイリーナンバーズ。詳細はゼロを参照。

ワイリーマシン編集

ゲームにおいて最終ボスまたは終盤のボスとして登場する、ワイリー自身が乗り込み操縦する巨大な戦闘メカ[29](一部媒体では「ワイリーマシーン」とも表記される)。各作品ごとに「ワイリーマシン○号(○には作品のナンバリング数が入る)」という名称が付けられ、いずれの機体も非常に攻撃力及び防御力が高い[30]

ワイリーが自身の技術の粋を注ぎ込み製作した決戦兵器であるが、第1作目『ロックマン』ではロックマンの存在及び彼が基地に攻め入り自分の元までたどり着くというのは完全な想定外であり、追い詰められ慌てた末に急造した戦闘メカだったとされている[31](2号以降は対ロックマン戦を見込んだ上で事前に製作しており、外装や脱出装置などもしっかり施されている)。また、前述のように4号以降はドクロを模したデザインになるとともに、機体を破壊されても脱出装置ワイリーカプセルによって戦闘を継続することが可能になった[32]

ワイリーマシンの多くは飛行メカとなっており、一定の間隔を浮遊移動しながら火器による攻撃を行うというのが主だが、歩行して移動する3号や7号、戦車型の5号、飛行型でも恐竜を模した9号やドクロ繋がりで海賊のような意匠となった10号など様々なバリエーションがあり、『ロックマンワールド』シリーズなど外伝作品ではナンバリング作品とはまた異なったデザイン・性能のワイリーマシンも製作している。詳しくは各作品のページを参照。

UFO編集

ワイリーが移動や逃走の際に頻繁に使用する一人乗りの小型UFO。『2』で登場した上半分が青い饅頭型のタイプがシリーズ中では多く使用されている[33]

基本的に戦闘に用いることは無いが、『2』では脱出装置としてワイリーマシン2号にドッキングしており、『11』では搭載されたスピードギアによる超加速機能でブロックマン達を捕獲した。

ダブルギアシステム編集

ロボットのパワーとスピードを飛躍的に上昇させる効果を持つ画期的な装置。パワーギアはロボットの性能や武器の威力を倍増させ、スピードギアは超加速を行うことが可能となり、さらにこの二つを同時に発動させるダブルギアでより強大な力を発揮するが、使用時間には限界があり、ダブルギアを発動させるとその直後は極端にパワーとスピードが低下する。この装置を巡る一件がライトとワイリーの確執の契機となった。

「圧倒的なパワーと目にも止まらぬスピードを持つロボットが人間には及ばない驚異の力を誇示することで、ロボットは人々から慕われ、認められる存在になり、全てのロボットがヒーローとなる」という自らの信念を元に大学時代のワイリーが開発を提案するが、ロボットに大きな負荷がかかる上に、もし悪用された場合には人類の脅威になり得る可能性を懸念したライトが実用化の断固反対を主張し、他の多くの研究者もこの意見に賛同したことでダブルギアシステムの研究は凍結されてしまった。これによってワイリーは「綺麗事だけでは解決しない問題もある」「俺は間違っていない… 俺のやり方で、世間に認めさせてやる!」と、以降さらに過激な思想を持つようになり(ダブルギアシステムの対案として出されていた、ライトの「ロボットの思考回路に心を持たせる」という研究が採用されたことも拍車をかける一因となった)、「ワイリーの才能の暴走を止めるつもりが、暴走を加速させる結果になってしまった」と後にライトは述べている。

それから数十年後、あの日の出来事を夢で見たことから打倒ロックマンの着想を得たワイリーは未完成のままだったシステムの研究を完成させて新たな世界征服計画を開始する(これが『11』のストーリーの発端となった)が、大学時代に自分が開発した試作機のダブルギアシステムがライトによってロックマンに組み込まれた(この試作機は当時研究を凍結されたことに激昂して床に叩きつけ破棄したが、ライトが回収して修理した後に保管しており、システムの封印を解いたワイリーに対抗すべく使用された)ことを知ると、自分がライトの造ったロボット達を散々悪用した過去の行いを棚上げにする形で「無断で使われた」と怒り、ライトを「発明泥棒」呼ばわりする身勝手さも見せている。

功績編集

  • LITマニュアル・デザイン・コンテスト:5年連続準優勝
  • 世界技術大賞:銀賞受賞
  • ノーブル物理学賞(ノミネート)

各作品でのワイリー編集

ロックマンシリーズ編集

ロックマン、ロックマンロックマン
ライトの生み出した6体(『ロックマンロックマン』では8体)の人型作業用ロボットのメンテナンスの際に、外部電波によるコントロールを可能にする「ワイリーチップ(別名:悪のチップ)」を密かに組み込み、彼らの暴走を目論む。思惑通りにロボット達は各地で暴れまわるが、ライトが家庭用ロボットのロックを改造して誕生させた戦闘用ロボット・「ロックマン」の活躍によってロボット達を倒され、更には自身が潜伏する巨大要塞「ツインピラミッド」[34]にも攻め入られる。イエローデビルを始めとする防衛システムを次々に突破され、自らワイリーマシン1号に乗り込み出撃するも、ロックマンの勢いを止められず敗退する。
世界征服計画は失敗に終わるがワイリーは諦めていなかったことが次作で判明し、入手したライトの作業用ロボット達のデータを元に自らオリジナルの戦闘用ロボットの製作を開始し、後のロックマンシリーズにおいての因縁が生まれたともいえる。
ロックマン2
前作で改心したかに思われたが全く懲りておらず、今度は自分で8体の戦闘用ロボットを作り、再び世界征服をもくろむ。しかしロボット軍団はすべてロックマンに倒された挙句、またも基地の侵入まで許してしまい、ワイリーマシン2号も破壊される。最後は自らエイリアンの姿に変身しロックマンと交戦するが、これは遠隔操作ロボットにホログラフを被せたまがい物であり、結局は敗れ去る。なお、この作品で初めて、ワイリーのシンボルマーク及び基地のマップが登場する。
ロックマン3
改心したと見せかけ、ライトと共に平和の為と称して惑星探査用として共同で8体のロボットを製作。更に巨大ロボット「γ(ガンマ)」を作ったが、8体のロボット達を意図的に暴走させ、更には完成したγを奪う。最後は自身の基地にてロックマンとγで対決したが、またしても倒される。最後は瓦礫に押し潰されて死んだと思われたが、ラストにてUFOで逃げ延びる姿からも解かる通り、存命している。
ロックマン4
コサックの娘であるカリンカを誘拐する事で、コサックを利用してロックマンを倒させようとする。しかし、裏切ったブルースにカリンカを救出され、コサックの居城で交戦中のロックマンとコサックの前に現れたカリンカの発言で自らが真の黒幕だとバラされてしまい、自棄になったワイリーは自分の城でロックマンを迎え撃つが、結局はまたしても敗北。城の自爆装置を作動させ、逃亡する。
ロックマン5
度重なるロックマンへの敗因は、ライトによるパワーアップとブルースの妨害にあると考えたワイリーは、変身能力を持つダークマン4号を使ってライト誘拐をブルースの仕業に仕立て上げる。しかし、本物のブルースが登場した事によってライトを誘拐したブルースがニセモノだとバレ、ダークマン4号もまた、ロックマンと対決するものの破壊される。その後は自分の城でロックマンを迎え撃つがまたしても敗北。ライトも取り返され、追い詰められたが、城の崩壊によって落ちてきた天井をロックマンが支えている隙に逃亡する。
ロックマン6
X財団総帥であり世界ロボット連盟の名誉会長である「Mr.X」なる人物に変装し、ロボット選手権に参加したロボットのうち最も優秀な8体を奪い、世界征服を企む。しかし、ロックマンにより8体のロボットは倒され、今度はX財団本部にてロックマンをXクラッシャーで迎え撃つが敗北。その後正体を明かし、自らの城でロックマンを迎え撃つが、結局またしても敗北し、遂に逮捕される(次作『ロックマン7』ボスキャラ応募告知イラストでは、ステレオタイプな囚人服を着た服役中のワイリーが鉄格子の中から告知を行う姿が公開されている)。
ロックマンワールドシリーズ
『1』~『4』ではいずれも世界征服のためロボットを送り出し、自身もワイリーマシンに搭乗して戦うも敗北している。
『5』では、4度に及ぶ野望阻止で人々が存在を忘れられかけていたが、スペースルーラーズ首領のアースがロックマンに敗れた後、ワイリー自身の惑星、ワイリースターが突如として姿を現す。様々なマシンを使いこなしてワイリースターに侵入してきたロックマンを撃退しようとするも敗北し、挙句の果てに自身が発掘した古代の兵器サンゴッドを覚醒させるも、サンゴッドの自我による発砲でワイリーカプセルは大破してしまう。そのサンゴッドも敗れ、自身の体に仕掛けられていた爆弾でワイリースターは破壊。彼自身は巻き添えを免れ地球に戻り、ロックマンと対峙するも、大ダメージを受けていたワイリーカプセルがついに破壊され、ロックマンに追われる形で終わった。ワイリーがラストボスでないのはこの作品が初めてである。
ロックマンメガワールド
ワイリータワー編では、ロックマンを倒すための切り札として3体の西遊記ロボット(バスターロッド・G、メガウォーター・S、ハイパーストーム・H)を制作。その3体が敗れた後もワイリータワー内の仕掛けやマシンなど様々な戦法でロックマンを撃退しようとするが、結局敗北し逃亡した。
ロックマン7
ワイリーに万一の事が起こった際、起動するようになっていた4体のロボットが破壊活動を開始し、どさくさに紛れて刑務所から逃走。博物館に飾られていたガッツマンを盗み、自身の製作したフォルテにライトの研究所に潜入させてロックマンのパワーアップ設計図を奪わせる。ガッツマンはガッツマンGに改造、設計図はフォルテをスーパーフォルテにするのに使ったが、いずれもロックマンに敗北。ワイリー自身もワイリーマシン7号に乗り闘うも敗北するが、フォルテとゴスペルによって助け出される。
度重なる悪行に怒り心頭に発したロックマンからチャージ状態のロックバスターの銃口を丸腰状態で向けられ、まさに殺害寸前の事態にまで陥るも彼を説得(ロボット工学三原則の一つ、「ロボットは人間を傷つけてはならない」をロックマンが自らの意志で破ろうとしていることを問い糺した[35])することで未遂に終わる[36]
ロックマン8
宇宙より飛来した謎のエネルギー体「悪のエネルギー」を利用して世界征服を目論むものの、ロックマンやブルース、デューオの活躍によってロボット軍団は壊滅し、自身もワイリーマシン8号に搭乗して戦うものの結局はまたしても敗退。土下座もロックマンに「またそれか!」と呆れられ危機かと思われたが、利用していた悪のエネルギーが暴走した隙をついて逃亡した。また、フォルテも悪のエネルギーを利用してパワーアップするが、同じく敗北を迎えた。
ロックマン&フォルテ
突如現れたキングによりワイリーの城を占拠されるが、それはキングを制作した自身の策略であった。キングがロックマンおよびフォルテに1度敗れてからも、洗脳レベルを上げて無理やり戦わせた。キングの完全敗北後はワイリーマシンに搭乗して戦うものの結局はまたしても敗北。その後フォルテのエンディングでは、自身の最高傑作であるはずのフォルテがいつまでもロックマンを倒せないことに業を煮やしたワイリーが「フォルテより強いロボットを作れるのでは?」と思い立ってキングを製作したという経緯が語られる。ワイリーは「キングを倒すとは、やはりお前が最強じゃ」と言い訳じみたことを述べた後、キング2世を制作してフォルテとのコンビを組ませる構想があることを語ったが、ブルースによって設計図を破壊されている。
ロックマン9
使用期限が切れ廃棄処分されたライトナンバーズ(DRN.065~072)を唆して暴走事件を起こし、さらにライトの仕業に仕立てて、事件真相の証拠品となるDRNの記録チップも奪取したが、結局はロックマンに負けてチップを取り返される。挙句に、まったく懲りない様子を咎めるべくロックマンに今までの土下座シーンを見せられることになった(この事により、シリーズ最多の土下座シーンが登場する作品となった)。しかし、演技で使用したライト博士に似せたロボットを利用してロックマンを気絶に追い込み、その隙を突いて研究所の自爆システムを作動させ、フェイクマン達と共に逃亡した。なお、窮地の状態であったロックマンはブルースに助け出され、事無きを得ている。
ロックマン10
ロボットに感染する病原体「ロボットエンザ」のワクチンを開発するが暴走したロボット達に奪われ、ライトとまさかの共闘をしたかに思われたが、やはり今回の事件もワイリーが仕組んだもので、ロボットエンザは彼が造り出したものだった。ロックマンとブルース(フォルテモードでは加えてフォルテ)がワクチン開発の装置を取り戻した後に本性を現し、ロールが持っていた試作品以外のワクチンと製造装置を奪い、自分に従うのならばワクチンを提供すると世界中に宣言する。自身の基地にてワイリーマシン10号で戦い、マシンが破壊された後もウイルスを宇宙からばら撒いていた軌道エレベーター頂上に撤退しワイリーカプセルで迎え撃つが、10度目の敗北を迎えた上に、高熱で倒れてしまう(何かの病気だったようだが、詳細は不明。なお、ロボットエンザはロボットしか感染しないのでワイリー自身は感染を否定している)。
だが、ロックマン達に情けをかけられる形で保護され助けられることとなり、後日に病室から脱走して姿を消すが、借りを返すかのように大量のロボットエンザワクチンを置いていった。
ロックマン11
数十年の時を経てダブルギアシステムの封印を解いたワイリーは、年に1度のロボットの定期健診が行われていたライトの研究所を襲撃して8体のロボットを拉致してシステムを組み込んだ。しかしライトがロックマンにもシステムを組み込んだことを知ると激怒し、ロックマンに居城である歯車城に来いと唆す。そしてシステムの粋を凝らしたワイリーマシン11号で戦いを挑むも結局はまたしても敗退。いつものように土下座するがロックマンに「そんなことしたって騙されないぞ!」と言われると開き直り「今回はお前(ロックマン)に負けたんじゃない!ワシの作ったダブルギアシステムに負けたのだ!」と言い放った。その直後ロックマンの後を追いかけてきたライトに罪を償うようにと懇願されるが、これを拒否し「ワシの野望が潰える事はない!ワシのやり方で、貴様(ライト)とロックマンをひざまずかせるまではな!」と言い残して歯車城から脱出した。

ロックマンXシリーズ編集

ライバルであるライト同様、人間としては既に故人となっている。ゼロの製作者であり、現在も各所で暗躍している。なお、『ロックマンX2』におけるサーゲスの説明文によると、作中の時代では「戦闘用ロボットを創造(つく)り出し世界を恐怖に陥れたマッドサイエンティスト」として知られている。実際に作中でも『ロックマン』シリーズにおけるコミカルなキャラから一転して「冷酷な科学者」という面が強くなっている。一方で手段と目的がすり替わった節も見受けられ、ゼロの夢において彼が「生きがい」と述べたのは復讐や世界征服ではなく彼の敵そのもの(エックス)である。

『X2』でゼロの製作者であることが判明すると共に、ゼロを修理したサーゲスがエックスを「ライトの忘れ形見」と呼んだことからその存在が見え始め、『X4』でゼロ編のムービーで彼のシルエットが登場しているなど、数タイトルにその存在感を匂わせていた。

『X5』では、本格的にその存在を匂わせる展開が多くなっており、シグマの背後にワイリーが協力者として存在している(シグマ曰く「パートナーというより同志」)事が明かされる。また、決戦の場となった「ポイント11F5646」…別名『零空間』は、ワイリーが晩年を過ごしたと思われる秘密基地であった可能性が高く、ステージセレクト画面の紹介の映像ではノイズが掛かっているものの、ワイリー基地の特徴である髑髏状のシルエットが描かれている。ボス戦では背景に巨大な『W』のシンボルマークが描かれていたり、かつてワイリーが開発したイエローデビルに酷似したシャドーデビルが防衛システムになっている等、よりワイリーの基地であった事を匂わせる展開が多くなっている。

『X6』に登場したアイゾックも、サーゲスと同様にワイリーと同一人物であるような言動をしており(声優も同じ)、主にストーリー中で破壊されたゼロの強化修復及びゼロの覚醒を目的に行動している。Xシリーズではロボットという単語が死語となり消滅した世界であるが彼はゼロの事を最期までロボットと呼んでおり、エックスの事も「出来損ないのオールドロボット」と罵っている。

なお、『ロックマン&ロックマンXオフィシャルコンプリートワークス』にて稲船敬二は、「『サーゲス=ワイリーなのか?』とよく聞かれる」と発言し、それに対しての答えは曖昧だったが、遠回しながらワイリーとサーゲスは「同一人物かもしれない」という旨を言っていた[37]。ライトと同じように自らをプログラム化しレプリロイドに自身の記憶を移植することで実体化し、ライトのロボットであるエックスを破壊すること、そしてゼロを自分の予定した形へ戻すことを画策しているようである。

この時代におけるワイリーの最大の悪行は、自身最後のワイリーナンバーズのゼロに「ロボット破壊プログラム」というワイリー以外の製作したロボット(この時代におけるレプリロイド)への破壊衝動を暴走させ、かつそのプログラムおよび組み込まれたロボットの意識を半不滅的なコンピュータウイルスにする凶悪なシステムを組み込んでいたことである。これによって暴走したシグマ達が人類への反逆を起こし、後の時代で「イレギュラー戦争」と呼ばれる世界を破滅寸前にするほどの戦乱の原因を作ってしまった。

しかし、その破滅はゼロではなくプログラムが移ったシグマが引き起こすこととなり、シグマが起こした破壊によってゼロはワイリー自身の思惑とは逆の方向(ライトが製作したエックスの親友)に進み、未来を描いた作品においては世界を救った英雄として語り継がれてしまう。ライバルであったライトも、ゼロの出自に気付いていたようだが、彼がエックスを支える「友」であり続けて欲しいと願った結果、何の処置もされる事は無かった。最終的に『ロックマンゼロシリーズ』において、ゼロは「エックスが信じているから、彼の信じた人間も守る」としてエックスの意思を代行し、本来のボディであったオメガを自らの手で破壊した挙句、コピーボディの方に人格(データ)を移されているゼロ自身も、自らを犠牲に最後まで世界を守り貫いて戦いを終わらせるという、ワイリーの思惑とはまったく逆の結果となってしまった。

ロックマンゼクスシリーズ編集

ファーストネームである「アルバート」の名を冠する人物が登場する。だが、直接的な繋がりについては不詳。

ロックマンDASHシリーズ編集

第一作に同名の人物が登場するが、関係は不明。

ロックマンエグゼシリーズ編集

『エクゼ』シリーズ自体が他のシリーズと繋がっていないが、これまでのシリーズとは全くの別人としてワイリーが登場する。ネットワーク犯罪を行う悪の組織・WWW(ワールドスリー)の首領であり、デザインなどはこれまでのシリーズを踏襲しているがモノクルを着用しているなどの差異もある。

元々はニホン国の科学省に所属する科学者であり、ロボット工学の権威である天才科学者である。かつてはその才知を社会発展に使うことを何よりも誇りとし、人格的にも優れていた、科学者の鏡ともいえる存在であった。同シリーズの主人公・光熱斗の祖父である科学者・光正博士(劇中ではすでに故人。『エクゼ』シリーズにおけるライト博士で、名前はライト〈Light:英語で「光」〉を日本語にしたもの)とは親友同士であり、彼と共に同作のネットワーク社会の基礎を築き上げた(ロボット工学者ゆえにコンピュータやプログラムなどの電子工学にも非常に長けていた)。

だがしかし、それによってニホンおよび世界はネットワーク開発に力を入れるようになり、ワイリーは研究の場を失ってしまう。自分を追いやったネットワーク社会を恨み、失意の中で新たな活動の場を求めていた中、大国アメロッパ(アメリカに相当する国家)の軍から軍事ロボットの開発を行うことを依頼されて、そこで出会った軍人であるバレルの父と親友になる。彼との交流で心は癒やされ、徐々に憎しみは緩和されていったものの、バレルの父の戦死によって抑えられていた憎しみが爆発、WWWを結成して、ネットワーク社会の破滅を目論み始めた。

社会への憎しみからほとんどの作品で終始悪に徹しているものの、心の奥底ではまだ優しさや良心を失っておらず、非情になりきれない行動や人類へ希望を捨てきっていない様子が各所で見られて、父親を失ったバレルの父代わりとなって愛情を持って育て、彼からは深く敬愛されていた。同時に人格者の面も失っておらず、部下からの人望も非常に厚く、ゆえに優れた人材が彼の下に集まっていた。

最終作『エグゼ6』の最後にて、野望が潰えると共に優しさがまだ残っていることを指摘されて善へと帰還し、同時にようやく憎しみから解放されて改心することができた。その後は、再び社会貢献のために研究を始め、ネットワーク社会の更なる発展に大きく寄与した。

本編シリーズとは異なり家族の存在が判明しており、『エグゼ4』および『エグゼ5』に登場する悪の科学者・Dr.リーガルは実の息子である。リーガルはワイリーが悪に堕ちたのをきっかけに父を嫌い始め、父を捻じ曲げたとして彼もまたネットワーク社会を憎むようになってしまっていた。ワイリーはそれを「自分が原因でリーガルの道を誤らせた」と悔やんでおり、最終的にバレルなどの協力でリーガルを救い、記憶喪失になった一科学者という形で善の道に正している。

登場作品編集

ロックマンシリーズ編集

ナンバリング作品編集

番外作品など編集

その他の作品編集

担当声優編集

青野武
ロックマンシリーズ
ロックマンXシリーズ
梅津秀行
ロックマン11 運命の歯車!!
緒方賢一
ロックマン 星に願いを
石森達幸
ロックマン・ザ・パワーバトルロックマン2・ザ・パワーファイターズ

備考編集

  • 第1作目『ロックマン』は当初『鉄腕アトム』のゲームの企画であったため、ワイリーのモチーフは天馬博士である。開発時のキャラクターデザインのモチーフはアルベルト・アインシュタインであったという[38]
  • 「ワイリー」とは実在する姓だが、Dr.ワイリーの名前のモデルは英語で「狡賢い」を意味する“Wily”から。第1作目の段階ですでに「自分なりの理念があり、完全な悪ではない」というイメージが出来上がっていたため、絶対的な悪人ではないニュアンスから付けられた[3]

脚注編集

  1. ^ 大学時代や世界征服を始める以前のライトとの交流については『11』まで詳しく明かされておらず、どのようなロボットの研究や発明を行っていたかは長らく不明だった。
  2. ^ 当時、「ロボットに心を持たせるなど夢物語」と一蹴されライトが全く理解されなかったことを「頭の固い教授達には理解できない」と彼に語って慰めている。
  3. ^ a b ロックマンマニアックス』復刻版(2011年 ウェッジホールディングス発行、ISBN 978-4-904293-53-9)に掲載の有賀ヒトシとA.Kの対談記事より。
  4. ^ 実際、ロボット工学のみならず、物理学や宇宙工学、化学物質、兵器などの多岐にわたる知識や技術を駆使したロボットおよび武装、施設などを後に造り出している。
  5. ^ 漫画作品『ロックマンメガミックス』の「ロックマン誕生」では、第一次世界征服計画発動の数年前に世間から行方を晦ましていた。第1作『ロックマン』をリメイクした『ロックマンロックマン』では、過激なロボット理論で学会を追放された事になっている。
  6. ^ 改造したブルースの性能を基に簡易量産化した戦闘用ロボット・スナイパージョーを製作しており、第1作『ロックマン』から敵キャラクターとして登場している。
  7. ^ 番外編ではあるものの、『スーパーアドベンチャーロックマン』でも心の底ではロックマン達を憎からず思っている描写がある。
  8. ^ 『4』ではコサック博士の娘であるカリンカを誘拐して彼を脅迫し世界征服の実行犯に仕立て上げ、『9』ではライトがロボットの暴走を仕組んだかのように喧伝して濡れ衣を着せた上に、人々に自分への協力金を呼びかける詐欺まで行っている。
  9. ^ 『3』では改心したと偽りライトに協力するふりをして巨大ロボット「γ」を奪い、『7』ではフォルテに芝居を打たせ潜入させたライトの研究所からスーパーロックマンの設計図を奪わせ、『9』のエンディングではロックマンの優しさにつけこんで罠に掛けた上に「お別れじゃロックマン、この城と一緒に死ね!」という言葉まで浴びせている。
  10. ^ 『11』の冒頭ではパジャマの柄やベッドの装飾にもドクロを用いていた。
  11. ^ 有賀ヒトシの漫画に登場するワイリーは、サングラスとともにドクロ(ガイコツ)の柄のネクタイがトレードマークとなっている。
  12. ^ 『5』のジャイロマンやチャージマンやクリスタルマン、『7』のターボマンなどといった低コストで製作したり、資金収集をする事を念頭にしたロボットも多く、『3』のシャドーマンや『5』のスターマンなど地球外の技術を利用したロボットも存在する。
  13. ^ 漫画作品『ロックマンメガミックス』ではフィフスナンバーズやダークマン達にアルバイトをさせていたり、粗末な木造の仮の基地に住んでいたりと資金難の描写が散見され、「いつも予算不足でエネルギー不足」とぼやかれている。
  14. ^ 『1』『6』『11』ではライトナンバーズ(DRN.003~008)、世界ロボット選手権に出場していたロボット(その内の8体)、年に1度のロボットの定期健診にライトの研究所を訪れていた8体のロボットを洗脳し操っている。『3』ではライトと共同開発し、『4』ではコサック博士が製作したロボットを使用し、『7』と『8』では作業用ロボットを戦闘用に改造し、ロックマン&フォルテではキングにロボットの改造や製作を行わせ(内2体は『8』にも登場したワイリーのロボット)、『9』ではライトが新たに開発した8体のロボット(DRN.065~072)を唆し、『10』ではロボットエンザに感染したロボットを暴れさせている。
  15. ^ アースに致命傷を負わされたロックマンをライトと共に修理した際には、「オレたちに直せないロボットは無い!」と絶対の自信を見せている。
  16. ^ 「スペースルーラーズと戦いたい」と望むファイヤーマン達の身を案じて修理をためらうライトに激昂し、「ロボットに生き方を押し付けるな」「ロボットに心を持たせた理由を思い出せ」と詰め寄っており、『ロックマン9 アレンジサウンドトラック』収録の「誰が為に」でロボット新法によって廃棄されたコンクリートマン達を再起動し反乱を起こさせたのは、彼等の「生きる権利」を踏み躙った新法およびそれをみすみす作らせたライト(最後まで可決に反対していたが、結果的に容認する形となった)への怒りが動機の一端である描写がされている。
  17. ^ 兵器として生まれたスカルマンだけを封印していながら「ロボットは友人」と語ったコサック博士を偽善者だと面と向かって罵ったりもしているが、そもそもコサックにスカルマンを造らせたのはワイリーであり、封印されていたスカルマンを再起動させて復讐を唆したのはベストセラーを著述し世間から持ち上げられていたコサックに対する嫉妬が切っ掛けで、ワイリー本人も「要するにイジメ」とその動機を明け透けに語っている。
  18. ^ 「ロックマン誕生」では、移動要塞ツインピラミッドの動力炉を爆発させ、周囲の人間諸共にロックマンを始末しようとしている。
  19. ^ イエローデビルマーク2のコアとして復活させるが、人間に対する復讐を行わせようという思惑から電子頭脳には手を加えずそのまま使用していたことが仇となり、ワイリーに従わず勝手に行動し始めてしまった。
  20. ^ 「いつも我先に逃げ出す」とシェードマンから指摘されているが、それは「ロックマンは例えワイリーロボットを相手にしても、手荒な真似はしない」と分かっているからであり、デューオがワイリーシティを急襲した際は負傷の身を押しても最後まで残ろうとしている。
  21. ^ ロックマンと初対面した際や、「R破壊指令」で廃棄処分寸前だったカットマン達を自身の軍団に勧誘して生きるチャンスを与えるなど、敵であるロボットに対しても一定の情を見せている。
  22. ^ 「史上最強の敵」でライトが逮捕された際には万歳三唱した上に嬉し涙を浮かべ、ワイリーナンバーズ達と基地で祝宴を催している。
  23. ^ 「ロックマン誕生」でロックマンの戦闘性能及び武器チェンジを初めて目の当たりにした際には、「素晴らしい!」「さすがは我がライバル、ライトのロボットじゃ!」と素直に称賛している。
  24. ^ ただし、ワイリーが製作したものではない『4』『6』『10』『11』のロボットたちも「DWN.○○○」と作中ではナンバリングされており、『1』『9』では「DRN(ドクターライトナンバーズ)」、『ロックマン&フォルテ』『ロックマンワールド5』では「KGN(キングナンバーズ)」「SRN(スペースルーラーズ)」と表記されている。
  25. ^ 漫画作品『ロックマンギガミックス』では、DWN.009~016をセカンドナンバーズ、DWN.017~024をサードナンバーズ、DWN.033~040をフィフスナンバーズ、DWN.049~056をセブンスナンバーズ、DWN.057~064をエイスナンバーズと呼称している。
  26. ^ 番外作品では、『ロックマンワールド』シリーズに登場するロックマンキラー(RKN)、『ロックマンメガワールド』に登場したメガワールドナンバーズ(MWN)などもワイリーが造り出している。
  27. ^ ロックマンと同様に特殊武器トレースシステムを搭載されているが、ライト以外で独自に製作を成功させたのはワイリーだけであり、如何にライトとワイリーの技術が高いのかを示すものとなっている。
  28. ^ 初登場した『7』ではロックマンを欺き油断させる為にワイリーに指示され演技をしていたが、以降はこの類のことは行わず、度々真正面からロックマンに戦いを挑んでいる。
  29. ^ 作品によっては『5』の「ワイリープレス」や『6』の「Xクラッシャー」のようなマシン・カプセル以外のメカに搭乗することもある。
  30. ^ 弱点となる場所を攻撃しないとダメージを与えられないが、『6』のワイリーマシン6号だけはどこに攻撃してもダメージを与えられる。
  31. ^ そのため、ワイリーマシン1号は内部構造が剥き出しになった無骨な外見をしており、ワイリー自身が搭乗しているUFOをドッキングさせて乗り込み脱出装置が無いなど、後の作品の機体と比べ異なる点が多い。
  32. ^ このワイリーカプセルは、脱出を前提としワイリーマシン本体よりも小型であるにも関わらず、本体以上の戦闘性能を持つことが多い。
  33. ^ 初登場した第1作『ロックマン』では、平たい円盤形で上半分が赤い色をしており、最終的にワイリーマシン1号の一部となった為に大破している。
  34. ^ この名称は、池原しげとのコミカライズ版での名称で、後に有賀ヒトシの『ロックマンメガミックス』にも起用されている。
  35. ^ というより、それを盾にした命乞いのようなもの。
  36. ^ 海外版『MEGAMAN 7』での同場面では、ロックマン(MEGAMAN)はワイリーに「I am more than a robot!! Die Wily!!(僕はロボットを超越した存在だ!!死ね、ワイリー!!)」と発言している。海外版のみではあるが、ロックマンが初めてワイリーに「死ね!」という言葉を発したシーンとなった。
  37. ^ 『R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』(2008年 株式会社カプコン発行、ISBN 978-4-86233-178-6)131ページ
  38. ^ 『R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』(2008年 株式会社カプコン発行、ISBN 978-4-86233-178-6)203ページ