アレクシス・ブレデル

アメリカ合衆国の女優

アレクシス・ブレデル(Alexis Bledel、本名:キンバリー・アレクシス・ブレデル(Kimberly Alexis Bledel)、1981年9月16日 - )は、アメリカ合衆国女優ファッションモデル

アレクシス・ブレデル
Alexis Bledel
Alexis Bledel
2011年9月15日、トロント国際映画祭
本名 キンバリー・アレクシス・ブレデル
Kimberly Alexis Bledel
生年月日 (1981-09-16) 1981年9月16日(42歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 女優
活動期間 1996年 -
配偶者 ヴィンセント・カーシーザー(2014-2022)
主な作品
恋する履歴書
ギルモア・ガールズ
旅するジーンズ』シリーズ
天使の処刑人 バイオレット&デイジー
ハンドメイズ・テイル/侍女の物語
 
受賞
エミー賞
ゲスト女優賞
2017年ハンドメイズ・テイル/侍女の物語
その他の賞
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アレクシス・ブレーデルと表記されることもある。

生い立ち 編集

テキサス州ヒューストン出身。父親のマーティンはデンマークアルゼンチン人、母親のナネットはメキシコ人。1986年生まれの弟エリックがいる。第一言語はスペイン語で、小学校に入学して初めて英語を勉強した。第一言語がスペイン語ということを知られておらず、とある雑誌のインタビューでスペイン語で話し始めたため、『旅するジーンズ』シリーズで共演したホンジュラス系アメリカ人のアメリカ・フェレーラを驚かせた。高校卒業後はニューヨーク大学に進学、映画を専攻。

8歳の時に内気な性格を克服するために、両親がヒューストンの劇団を勧め[1]、『アラジン[要曖昧さ回避]』、『オズの魔法使い』などの舞台に出演。

キャリア 編集

14歳の時にモデルとしてデビュー。2000年から放送開始となったテレビドラマ『ギルモア・ガールズ』のローリー・ギルモア役として、テレビに初出演および映像作品に初主演[2]。この作品で一躍注目を集め、ティーン・チョイス・アワードにノミネートされたり、『ティーン・ピープル』誌の「25歳以下のホットな25人」に選出されるなどした。

また、『ギルモア・ガールズ』放送中の2002年には、『エバーラスティング 時をさまようタック』の主役で劇場映画にもデビューした[3]

2005年公開の『シン・シティ』のベッキー役、『旅するジーンズと16歳の夏』のレーナ役で日本でも広く知られるようになった。『シン・シティ』は基本的にモノクロ映画だが、監督のロバート・ロドリゲスは彼女の青い目があまりにも美しかったので、そのままの色を残したという。

2009年放送の『ER緊急救命室』ファイナルシーズンの最終話にジュリア・ワイズ医師役でゲスト出演した。また、同年5月にモデル事務所IMGと契約し、モデルとしての活動を再開。

2010年の映画『声をかくす人』に出演している[4]

2017年、配信ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』にオブグレンことエミリー役で出演し、プライムタイム・クリエイティブ・アート・エミー賞ゲスト女優賞(ドラマ・シリーズ部門)を受賞した[5]。2022年6月、映画『旅するジーンズ』第3作(原題:Sisterhood of the Traveling Pants 3)の出演・制作に専念する為、『ハンドメイズ・テイル』を降板。

私生活 編集

 
2008年6月

趣味は読書、ハイキング、写真を撮ること。コーヒーが嫌いで『ギルモア・ガールズ』ではコーヒー好きのローリーを演じたため、撮影ではコーラで代用していたという。 2002年12月から2006年7月まで『ギルモア・ガールズ』で共演したマイロ・ヴィンティミリアと交際していた[6]。2012年6月『マッドメン』で共演したヴィンセント・カーシーザーと交際中と報じられる[7]。2013年3月に婚約を発表[8]。2014年6月に結婚したことが報じられる[9]。2015年秋に赤子を出産。2022年8月10日、カーシーザーはブレデルとの離婚を申請し、20日後の8月30日に離婚が成立した。 [10]

映画『旅するジーンズ』シリーズに出演した4人、ブレデル、ブレイク・ライヴリーアンバー・タンブリンアメリカ・フェレーラはプライベートでも親しくしており[11][12]、ライヴリーの娘のゴッドマザーに他の3人が指名されている[13][14]

主な出演作品 編集

映画 編集

公開年 邦題
原題
役名 備考
1998 Rushmore 生徒 クレジットなし
2002 エバーラスティング 時をさまようタック
Tuck Everlasting
ウィニー・フォスター・ジャクソン
2004 ¿Cuanto cuesta la admisión? モニーク 短編映画
DysEnchanted ゴルディロックス 短編映画
Bride & Prejudice  ジョージナ・“ジョージ”・ダーシー 
2005 シン・シティ
Sin City
ベッキー
旅するジーンズと16歳の夏
The Sisterhood of the Traveling Pants
リーナ・カリガリス
2006 I'm Reed Fish ケイト・ピーターソン
Zoom エース クレジットなし
Life Is Short シャーロット 短編映画
兼製作
2008 旅するジーンズと19歳の旅立ち
The Sisterhood of the Traveling Pants 2
リーナ・カリガリス
2009 The Good Guy ベス・ヴェスト
恋する履歴書
Post Grad
ライデン・マルビー
The Ballad of G.I. Joe ジャイエ
2010 声をかくす人
The Conspirator
サラ・ウェストン
THE BULLET ザ・バレット
The Kate Logan Affair
ケイト・ローガン
トラブルナイト in L.A.
Girl Walks Into a Bar
キム
2011 天使の処刑人 バイオレット&デイジー
Violet & Daisy
ヴァイオレット
2012 The Brass Teapot ペイトン
2014 Parts per Billion サラ
Outliving Emily エミリー (セグメント2)
Jenny's Wedding キティ
2019 ビットコイン・ウォーズ 暗号資産の行方
Crypto
ケイティ 劇場未公開
旅するジーンズ3(仮)
The Sisterhood of the Traveling Pants 3
リーナ・カリガリス

テレビ 編集

放送年 邦題
原題
役名 備考
2000-2007 ギルモア・ガールズ
Gilmore Girls
ローレライ・"ローリー"・ギルモア 153エピソード
2009 ER緊急救命室
ER
ジュリア・ワイス医師 第15シーズン第22話 「そして最後に」
2012 マッドメン
Mad Men
ベス・ドーズ 第5シーズン第8話 「女の夢」、第9話 「嫉妬と嘘」、第13話 「幻を追って」
2013 Remember Sunday モリー・ブランフォード ホールマーク・ホール・オブ・フェイム、テレビ映画
2014 Us & Them ステイシー 主演、未放送[15]
2015 Motive ロビン 第3シーズン第3話

ネット配信 編集

邦題
原題
役名 備考
2016 ギルモア・ガールズ: イヤー・イン・ライフ英語版
Gilmore Girls: A Year in the Life
ローレライ・"ローリー"・ギルモア Netflixオリジナル作品、4エピソード
2017-2021 ハンドメイズ・テイル/侍女の物語
The Handmaid's Tale
オブグレン(エミリー) プライムタイム・クリエイティブ・アート・エミー賞ゲスト女優賞(ドラマ部門)受賞
Huluオリジナル作品、20エピソード

舞台 編集

上演年 題名 役名 備考
2011 Love 2011年1月12日-2月13日
2012 Regrets クリッシー・マイヤーズ 2012年3月27日-4月29日

受賞歴 編集

カテゴリ 作品 結果 参照
2001 ヤング・アーティスト・アワード テレビドラマシリーズ最優秀演技 - 主演女優 ギルモア・ガールズ 受賞 [16]
ティーン・チョイス・アワード テレビ - チョイス女優 ノミネート
2002 テレビ - チョイス・ドラマ女優
ヤング・アーティスト・アワード テレビドラマシリーズ最優秀演技 - 助演女優 [17]
OFTA テレビジョン・アワード 最優秀助演女優(コメディ・シリーズ部門) [18]
ファミリー・テレビジョン・アワード 最優秀女優 受賞
2003 サターン賞 若い俳優による最優秀演技 エバーラスティング 時をさまようタック ノミネート
サテライト賞 女優最優秀演技(コメディ又はミュージカル・シリーズ部門) 『ギルモア・ガールズ』
2004 ティーン・チョイス・アワード テレビ - チョイス・コメディ女優
2005 受賞
チョイス・テレビ・ケミストリー ノミネート
チョイス映画ラブシーン 旅するジーンズと16歳の夏
映画 - チョイス・ドラマ女優
2006 テレビ - チョイス・コメディ女優 『ギルモア・ガールズ』 受賞
チョイス・テレビ・ケミストリー ノミネート
ALMA賞 テレビシリーズ優秀女優賞 [19]
放送映画批評家協会賞 最優秀演技アンサンブル シン・シティ
2012 ゴールデン・ダービー・テレビ賞 ドラマ・ゲスト女優 マッドメン 受賞
2017 プライムタイム・クリエイティブ・アート・エミー賞 ゲスト女優賞(ドラマ・シリーズ部門) ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 受賞 [20]
ゴールデン・ダービー・テレビ賞 ドラマ・ゲスト女優賞 受賞
OFTAテレビ賞 ゲスト女優賞(ドラマ・シリーズ部門) 受賞 [21]
2018 プライムタイム・クリエイティブ・アート・エミー賞  助演女優賞(ドラマ・シリーズ部門) ノミネート [22]
ゲスト女優賞(ドラマ・シリーズ部門) ノミネート [23]

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ http://www.teentelevision.com/d.asp?r=4468&p=1
  2. ^ 観れば元気になる、心がほんのり温まるドラマシリーズ  ギルモアガールズ”. ELLE girl (2009年12月2日). 2015年2月27日閲覧。
  3. ^ 厳密には、映画『天才マックスの世界』(1998年)にエキストラとして出演したことがあった。
  4. ^ 「声をかくす人」からアレクシス・ブレデル&E・レイチェル・ウッドのインタビュー動画が到着”. TVグルーヴ (2012年11月2日). 2015年2月11日閲覧。
  5. ^ 69th Emmy Awards Nominees and Winners: Outstanding Guest Actress in a Drama Series - 2017”. Academy of Television Arts & Sciences (2017年9月10日). 2018年6月8日閲覧。
  6. ^ http://www.people.com/people/article/0,,1210486,00.html
  7. ^ http://www.usmagazine.com/celebrity-news/news/alexis-bledel-dating-mad-mens-vincent-kartheiser-all-the-details-2012206
  8. ^ http://www.usmagazine.com/celebrity-news/news/alexis-bledel-vincent-kartheiser-engaged-mad-men-costars-to-marry-2013203#ixzz2OhYt6UBY
  9. ^ アレクシス・ブレデルとヴィンセント・カーシーザーが結婚”. ハリウッドニュース (2014年8月7日). 2015年2月27日閲覧。
  10. ^ 「ギルモア・ガールズ」のアレクシス・ブレデルに男児誕生 - ライブドアニュース
  11. ^ 映画『旅するジーンズと16歳の夏』ブレイク・ライブリーをはじめとするメインキャスト4人は今でも大の仲良し!”. 海外ドラマNAVI (2014年9月18日). 2015年2月27日閲覧。
  12. ^ ブレイク・ライブリーら「旅するジーンズ」シリーズ出演者が同窓会! 仲睦まじげな写真を公開”. TVグルーヴ (2014年10月20日). 2015年2月27日閲覧。
  13. ^ ブレイク・ライブリー、子どものゴッドマザーはあの3人!”. elle.co.jp (2015年1月16日). 2015年2月21日閲覧。
  14. ^ ブレイク・ライブリー、大親友の「旅するジーンズ〜」共演女優3人を生まれたばかりの娘の後見人に指名”. TVグルーヴ (2015年1月14日). 2015年2月27日閲覧。
  15. ^ Fox Won't Even Burn Off Episodes of Us & Them”. Vulture. 2014年6月10日閲覧。
  16. ^ 22nd Young Artist Awards”. Young Artist Awards. 2015年1月30日閲覧。
  17. ^ 23rd Young Artist Awards”. Young Artist Awards. 2015年1月30日閲覧。
  18. ^ OFTA Television Award”. ofta.cinemasight.com. 2015年1月30日閲覧。
  19. ^ 2006 NCLR ALMA AWARDS NOMINEES” (PDF). AlmaAwards.com. 2015年1月30日閲覧。
  20. ^ Nominees/Winners”. Television Academy. 2017年9月18日閲覧。
  21. ^ 21st Annual TV Awards (2016-17)”. Online Film & Television Association. 2018年6月23日閲覧。
  22. ^ Emmy Nominations 2018”. Television Academy. 2018年7月12日閲覧。
  23. ^ Emmy Nominations 2020”. Television Academy. 2020年7月28日閲覧。

外部リンク 編集