アロンの杖(アロンのつえ、英語: Aaron's rod)は、『旧約聖書』の『出エジプト記』に登場するモーセがイスラエルのから授かり、モーセの兄アロンが使っていたとされる不思議な杖。

概要編集

旧約聖書』の『出エジプト記』によれば、アロンの杖はエジプトで9つ(10)の災いを起した。時に蛇に姿を変え、触れた水を血に変え魚を死に至らしめ、蛙の大群を出現させ、ブヨやアブを大量発生させ、疫病を流行らせ、雹を降らせ、イナゴの大群を発生させた。これらは主にモーセ達ユダヤ人と対立したエジプトの王に対する反抗として成され、モーセとアロンがエジプト王朝と国全体の国力を徐々に弱体化させ、エジプト王を懲らしめたという描写がされている。

また、ユダヤ人のエジプト脱出時には、モーセが杖を掲げると海が割れ道を開き、追ってきたエジプトの軍隊を海に飲み込んだ杖と同じものとされる。

レビの家の杖編集

アロンの杖は、レビの家の杖であり、サクラ属アーモンドの木である。 

  • 新共同訳聖書民数記17章23節‐明くる日、モーセが掟の幕屋に入って行き、見ると、レビの家のアロンの杖が芽を吹き、つぼみを付け、花を咲かせ、アーモンドの実を結んでいた。

アーモンドは、イスラエル最初の祭司であるアロンの杖であり、 またその花はユダヤ教で定められたメノーラー(燭台)のモチーフでもある。

関連項目編集