アンドレア・アッゼニAndrea Atzeni香港表記:艾兆禮、1991年3月26日- )は、イギリスを拠点とする騎手である。イタリアサルディーニャ島出身。

2023年12月10日・沙田競馬場

来歴 編集

2008年、イギリスにて見習騎手デビュー。同年7月22日に初勝利を挙げる。

2012年ソルティレイジ(Sortilege)でイタリアのリディアテシオ賞を勝ち、G1初制覇。

2014年ロジャー・ヴァリアン厩舎キングストンヒル(Kingston Hill)で、英セントレジャーステークスを勝ち、クラシック初制覇を果たす。同年は100勝を挙げ、イギリスリーディング8位となる。

2015年より、カタール・レーシング専属騎手を務めている。同年秋より日本に短期免許で来日[1]

2017年、同年11月11日から12月24日まで短期免許を取得して来日[2]ジャンダルムデイリー杯2歳ステークスを制しJRA重賞初勝利を挙げたが[3]12月4日に本人の都合で短期免許が取り消しとなることがJRAから発表された[4]スポーツニッポン記者の菱田誠は、10月26日の京都10Rでレヴァンテライオンに騎乗した際返し馬で落馬、続く11R(京阪杯)での騎乗を拒否し関係者との間でトラブルを招いた事や、同時期に来日していた外国人騎手に馬質で劣っていた為フラストレーションを溜めていた事が帰国理由として考えられるとしている[5]

2023年8月9日、香港ジョッキークラブにより騎乗ライセンスを交付され、同年シーズンより香港に拠点を移すことになった[6][7]

戦績 編集

主な勝ち鞍 編集

[8]

脚注 編集

  1. ^ A.アッゼニ騎手(2)『競馬ファンからジョッキーへ 英国の若武者の素顔』 netkeiba.com 2017年12月12日閲覧
  2. ^ アンドレア・アッゼニ騎手、ライアン・ムーア騎手に短期騎手免許交付 JRAホームページ 2017年12月12日閲覧
  3. ^ 【デイリー杯2歳S】ジャンダルムV ユタカの代打アッゼニいきなり重賞制す デイリー 2017年12月12日閲覧
  4. ^ アンドレア・アッゼニ騎手の短期騎手免許の取消 JRAホームページ 2017年12月12日閲覧
  5. ^ JRA「ふてくされ」帰国!? A.アッゼニ「落馬したからやだ!」駄々こね大モメで永久サヨウナラ? ビジネスジャーナル、2017年12月4日、2022年6月30日閲覧
  6. ^ アッゼニ騎手、騎乗拠点を香港に移すことを決意(イギリス・香港)ジャパンスタッドブックインターナショナル、2023年8月3日配信・閲覧
  7. ^ 香港の名伯楽ミラード調教師が引退、アッゼニ騎手には騎乗免許交付JRA-VAN Ver world、2023年8月12日配信・閲覧
  8. ^ Andrea Atzeni|Statistical Summary|Racing Post Racing Post 2017年12月12日閲覧

参考文献 編集

外部リンク 編集