アーサー・ヒラー
カナダの映画監督
アーサー・ヒラー(Arthur Hiller、O.C.、1923年11月22日 - 2016年8月17日)はカナダの映画監督。『ある愛の詩』で第43回アカデミー賞監督賞のノミネートを受けた。
アーサー・ヒラー Arthur Hiller | |||||||||||||||||
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アーサー・ヒラー(2011年) | |||||||||||||||||
生年月日 | 1923年11月22日 | ||||||||||||||||
没年月日 | 2016年8月17日(92歳没) | ||||||||||||||||
出生地 | カナダ アルバータ州エドモントン | ||||||||||||||||
死没地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス | ||||||||||||||||
国籍 | カナダ | ||||||||||||||||
配偶者 | グウェン・ヒラー (1948年 - 2016年) | ||||||||||||||||
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経歴
編集アルバータ州エドモントン生まれ。1947年に心理学の文学士号をもってトロント大学を卒業、1950年に文学修士号を取得。また、1995年には名誉法学博士号が授与されている。トロントのCBCテレビジョン入社をした1950年代からショウビジネス界におけるキャリアを築き始め、映画監督へと転向する以前は名の通ったテレビ番組監督であった。
これまでに映画業界のいくつかの代表職にも就いており、1989年から1993年まで全米監督協会会長、1993年から1997年まで映画芸術科学アカデミー会長をつとめた。第74回アカデミー賞で人道主義的な活動、慈善事業への尽力が評価されてジーン・ハーショルト友愛賞を受賞。そのほか、2002年にトロントのカナダ名声の歩道入り、2006年にカナダ勲章受勲を果たしている。
妻グウェンとは1948年に結婚。2人の子と2人の孫がいる。
作品
編集- 第二次世界大戦秘話 白馬奪回作戦 - Miracle of the White Stallions (1963年、監督)
- 卑怯者の勲章 - The Americanization of Emily (1964年、監督)
- のぞき - Promise Her Anything (1966年、監督)
- 美人泥棒 - Penelope (1966年、監督)
- トブルク戦線 - Tobruk (1967年、監督)
- ふたりの天使 - Popi (1969年、監督)
- おかしな夫婦 - The Out-of-Towners (1970年、監督)
- ある愛の詩 - Love Story (1970年、監督(アカデミー監督賞ノミネート))
- ホスピタル - The Hospital (1971年、監督)
- おかしなホテル - Plaza Suite (1971年、監督)
- ラ・マンチャの男 - Man of La Mancha (1972年、監督・製作)
- 大陸横断超特急 - Silver Streak (1976年、監督)
- あきれたあきれた大作戦 - The In-Laws (1979年、監督・製作)
- メーキング・ラブ - Making Love (1982年、監督)
- 喝采の陰で - Author! Author! (1982年、監督)
- ロマンチック・コメディ - Romantic Comedy (1983年、監督)
- スティーブ・マーティンのロンリー・ガイ - The Lonely Guy (1984年、監督・製作)
- りんご白書 - Teachers (1984年、監督)
- うるさい女たち - Outrageous Fortune (1987年、監督)
- 見ざる聞かざる目撃者 - See No Evil, Hear No Evil (1989年、監督)
- ファイロファックス/トラブル手帳で大逆転 - Taking Care of Business (1990年、監督)
- 夢を生きた男/ザ・ベーブ - The Babe (1992年、監督)
- マンハッタン・ラブ 女と男のいい関係 - Married to It (1993年、監督)
- ビバリーヒルズ・コップ3 - Beverly Hills Cop III (1994年、出演)
- ドタキャン・パパ - Carpool (1996年、監督)
- アラン・スミシー・フィルム - An Alan Smithee Film: Burn Hollywood Burn (1997年、監督(クレジットはアラン・スミシー))
脚注
編集出典
編集- ^ “アーサー・ヒラー監督が死去、92歳 代表作「ある愛の詩」”. Reuters. ロイター (2016年8月18日). 2022年8月17日閲覧。