アール・カーペンター(Earl Carpenter、1970年5月9日 - )は、イギリスイングランド生まれの俳優である。

アール・カーペンター
Earl Carpenter
生年月日 (1970-05-09) 1970年5月9日(53歳)
出生地 イギリスの旗 イギリスサウサンプトン
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 俳優
公式サイト www.earlcarpenter.com
主な作品
舞台
レ・ミゼラブル』/『オペラ座の怪人
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ミュージカル『レ・ミゼラブル』のジャベール役、『オペラ座の怪人』のファントム役などで知られている。

経歴 編集

1970年、イングランド、サウサンプトンに生まれる。

舞台俳優として

ボーンマスのアマチュア劇団などで演技の経験を積んだ。1993年、一人芝居を上演している際に、見に来ていたエージェントから声をかけられて契約した。その6週間後、演劇プロデューサーであるビル・ケンライト英語版の作品のオーディションを受けて合格し、ミュージカル『Robin Prince of Sherwood』や『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』に出演した[1][2]

1996年には、クロード=ミシェル・シェーンベルク作曲のミュージカル、『レ・ミゼラブル』のクールフェラック役でウエスト・エンドデビューを果たした。

1997年には、アラン・メンケン作曲のミュージカル、『美女と野獣』のオリジナル・ロンドン・プロダクションに参加し、野獣役やガストン役のスタンバイキャストを務めた後、1999年には、野獣役に選ばれた。

2000年には、ミュージカル『イーストウィックの魔女たち英語版』のオリジナル・ロンドン・プロダクションに参加し、ダリル・ヴァン・ホーン役のアンダースタディや、エド・パースリー役を務めた後、2001年3月には、ダリル・ヴァン・ホーン役に選ばれた。

同年8月~2002年9月には、アンドルー・ロイド・ウェバー作曲のミュージカル、『サンセット大通り』のUKツアーにおいて、ジョー・ギリス役を演じた。また、同年から2003年まで、『美女と野獣』のUKツアーにおいて、再びガストン役を演じた。同年にスコットランドセント・アンドルーズで上演されたミュージカル、『シークレット・ガーデン英語版』においては、アーチボルト・クレイヴン役を演じた。2004年には、オペレッタ『メリー・ウィドウ』のUKツアーにおいて、ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵役を演じた。

ウエスト・エンドのハー・マジェスティ劇場で上演されているアンドルー・ロイド・ウェバー作曲のミュージカル、『オペラ座の怪人』においては、2003年からファントム役のスタンバイキャストを務め、2005年2月にはジョン・オーウェン=ジョーンズからファントム役を引き継ぎ、2007年9月まで演じた。

2008年には、『ゾロ ザ・ミュージカル英語版』のUKツアーにおいて、アレハンドロ総督役を務めた。

同年6月~2009年には、ウエスト・エンドのクイーンズ劇場(現在のソンドハイム劇場)で、 『レ・ミゼラブル』のジャベール役を演じた。同年12月から2010年10月まで行われた25周年記念新演出UKツアーでも、同役を演じた。10月3日にロンドンO2アリーナで行われた『レ・ミゼラブル25周年記念コンサート』では、司教役を務めた。

同年10月~2011年には、『ウィ・ウィル・ロック・ユー』のUKツアーにおいては、カショーギ役を演じた。その後、アンドルー・ロイド・ウェバー作曲のミュージカル、『エビータ』のUK&ヨーロッパツアーに参加し、フアン・ペロン役を演じた。

同年10月にロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールで行われた『オペラ座の怪人25周年記念公演』では、オークショナー役を務めた。12月~2012年3月には、再びハー・マジェスティ劇場で『オペラ座の怪人』のファントム役を演じた。5月には、クイーンズ劇場で再び『レ・ミゼラブル』のジャベール役を演じた。10月~2013年5月には、『オペラ座の怪人』25周年記念新演出UKツアーでファントム役を演じた。

同年9月~2014年2月には、『レ・ミゼラブル』のトロント公演でジャベール役を演じた。8~10月、2015年5月からは、ニューヨークブロード・ウェイ公演で同役を務めた。翌年1月まで出演予定であったが、首の怪我のため、11月が最後の出演となった。2016年の『レ・ミゼラブル』インターナショナルツアーでは、3~5月のマニラ公演、5~6月のシンガポール公演でジャベール役を演じた。

同年10~12月には、ロンドンのチャリングクロス劇場で、『ラグタイム英語版』の父親役を演じた。

2017年8月には、シンガポールでミュージカル『Forbidden City: Portrait of an Empress 』に出演した。12月には、ボーンマスでミュージカル『スクルージ』をプロデュースし、ジェイコブ・マーレイ役で出演した。

2018年4~5月には、ソールズベリーにおいて、新作ミュージカル『Moonfleet』に出演した。また、同年には、『Paradise Square』や『Murder At The Gates』などの新作ミュージカルのワークショップに参加した。

2019年8~11月には、ウエスト・エンドのギールグッド劇場で上演された『レ・ミゼラブル・ザ・オールスター・ステージ・コンサート』において、バマタボア役、司教役の2役と、ジャベール役のアンダースタディを務めた。

2020年2月には、クロード=ミシェル・シェーンベルク作曲のミュージカル、『パイレート・クイーン英語版』のチャリティコンサートでドゥブダラ役を務めた。

プロデューサーとして

2008年に、コンサートなどをプロデュースする会社『Ginger Boy Productions』を立ち上げ、プロデューサーとしても活躍している。

2009年からは、『オペラ座の怪人』のファントム役を演じた俳優を中心としたコンサート、『Three Phantoms』を開始し、イギリス国内、北欧ドバイマカオ、シンガポール、上海北京などで公演を行い、自らも出演した。

また、若いパフォーマーの育成のためのプロジェクトにも取り組んでいる。2019年には、サウサンプトンにあるソレント大学の客員教授に就任した。

来日公演 編集

CD 編集

キャストアルバム

  • 『Beauty and the Beast』Original London Cast(1997年) - 『美女と野獣』オリジナル・ロンドン・キャスト(アンサンブル)
  • 『The Witches of Eastwick』Original London Cast(2000年) - 『イーストウィックの魔女たち英語版』オリジナル・ロンドン・キャスト(エド・パースリー役)
  • 『Sunset Boulevard』UK Tour Cast(2001年) - 『サンセット大通り』UKツアー・キャスト(ジョー・ギリス役)
  • Les Miserables Live! The 2010 Cast Album(2010年) - 『レ・ミゼラブル』25周年記念新演出UKツアー(ジャベール役)

コンピレーションアルバム

  • Act One: Songs From The Musicals Of Alexander S. Bermange(2011年)

DVD/ブルーレイ 編集

  • レ・ミゼラブル25周年記念コンサート(2010年) - 司教役
  • オペラ座の怪人25周年記念公演(2011年) - オークショナー役

脚注 編集

外部リンク 編集