イオン一関店(イオンいちのせきてん)は岩手県一関市山目字泥田にある総合スーパー(GMS)である。

イオン一関店
ÆON ICHINOSEKI
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イオン一関店(画像は一関サティ・当時)
店舗概要
所在地 021-0055[1]
岩手県一関市山目字泥田89-1[1]
座標 北緯38度56分13秒 東経141度6分46.1秒 / 北緯38.93694度 東経141.112806度 / 38.93694; 141.112806 (イオン一関店)座標: 北緯38度56分13秒 東経141度6分46.1秒 / 北緯38.93694度 東経141.112806度 / 38.93694; 141.112806 (イオン一関店)
開業日 1997年平成9年)9月[1]19日
施設所有者 株式会社ハートリアルエステート[1]
施設管理者 マイカル東北[3]

マイカル[1]

イオンリテール株式会社

イオン東北株式会社
敷地面積 約61,500[4] m²
延床面積 42,356[1] m²
商業施設面積 19,420[1] m²
店舗数 37
営業時間 9:00-21:00
※食品・日用雑貨売場は23:00まで
駐車台数 2,000台
前身 千葉久[2]

一関ショッピングデパート千葉久[2]

一関サティ[1]
最寄駅 東北新幹線東北本線大船渡線:一ノ関駅
最寄IC 東北自動車道:一関IC[4]
外部リンク 公式サイト
ÆON TOHOKU
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歴史・概要編集

一関ショッピングデパート千葉久編集

1975年(昭和50年)に地場資本の老舗百貨店であった「千葉久[2]と提携して[5]、一ノ関駅前の大町商店街と駅前通りの交差点角に店舗を移転し[2]、「一関ショッピングデパート千葉久」を開業したのが始まりである[2]

この店舗は[2]地下1階・地上5階建てで[6]、都会的な感覚を持ち込んだ売り場構成を行って地元の小売業者に大きな影響を与えるとされていた[5]

当店と共に一関では三大百貨店として並び称された「東光デパート」は[7]、当店から大町商店街を通って約300mの場所に位置していたが[2]1978年(昭和53年)11月に倒産した[8]

この「東光デパート」の跡地には、八戸市の老舗百貨店の三春屋が進出したが、1981年(昭和56年)4月に同社が一関店を含む4店舗を「ダイエー」に譲渡して撤退し[9]1985年(昭和60年)には「ダイエー一関店」が開業した[10]。このダイエーの開業により、同店との間にある約300mの大町商店街を買い物客が流れるルートが出来上がっていった[2]

「一関ショッピングデパート千葉久」は[2]、1997年(平成9年)9月に一関ICに近い郊外の国道沿いに[4]「一関サティ」が開業するのに伴い[11]、1997年(平成9年)8月に閉店してその歴史に終止符を打った[2][11]

なお、「株式会社千葉久友の会」は1978年(昭和53年)2月に「株式会社ピープル」へ社名を変更して同年4月に「ニチイグループ」のスポーツクラブ事業を讓受して事業転換し[12]、「マイカル」の子会社として東京証券取引所第1部へ上場した[13]。 その後、2001年(平成13年)6月に「コナミスポーツ株式会社」となり[12]2006年(平成18年)3月にコナミスポーツ&ライフとなっている[14]

一関サティ編集

「一関サティ」は1997年(平成9年)9月に一関ICに近い郊外の国道沿いに開業した[4]

当地は、「ジャスコ(現・イオン)」が1981年(昭和56年)に店舗面積17,300m2で出店を表明していたが、申請から商業活動調整協議会審議で約2年半後に店舗面積が約5分の1の3,500m2で結審したため、出店を断念した場所であった[4]

当店の開業をきっかけに郊外に駐車場を備えた専門店などが相次いで出店しており、一関市の買い物客が中心市街地から郊外へ流出する先駆けとなった[4]

その結果、「ダイエー一関店」も売り上げ減少を理由に2002年(平成14年)5月に閉店し、一関市の中心商店街では空き店舗が急増することになった[11]

イオングループへ編集

当店は2001年(平成13年)9月に秋田サティ、旧・盛岡南サティ、一関サティ、米沢サティ、福島サティ、会津サティ、いわきサティなどと共にマイカル東北からマイカル本社に譲渡されてマイカル直営店舗になった[3]

しかし、同月14日に「マイカル」は東京地方裁判所民事再生法の適用を申請して事実上破綻した[15]

その後、イオンが再建の支援を行う上で求めていたため、同年11月22日に東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請して、破綻処理の手法を民事再生法から切り替えることになった[16]

「マイカル」は「イオン」の支援を受けて経営再建を行うことになったことに伴い、同社のプライベートブランド「トップバリュ」を取り扱うことになった[17]

2011年(平成23年)3月1日に営業していたサティは全てイオンへ転換したため[18]、当店も店名を変更している。

また、当店が店名を「イオン」へ変更した10日後の同年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、同年11月3日から陸前高田市小友町に「イオン一関店陸前高田分店」を開設し、同地の住民の買い物への対応を行っている[19]

年表編集

  • 1973年昭和48年)3月 - 「千葉久友の会」を設立[12]
  • 1975年(昭和50年) - 「千葉久」と提携して[5]「一関ショッピングデパート千葉久」を開業[2]
  • 1997年平成9年)
    • 8月 - 「一関ショッピングデパート千葉久」を閉店[2][11]
    • 9月 - 「一関サティ」が開業[11]
  • 2001年(平成13年)
    • 9月 - マイカル東北からマイカル本社に譲渡され、マイカル直営店舗になる[3]
    • 9月14日 - 「マイカル」が東京地方裁判所民事再生法の適用を申請して事実上破綻[15]
    • 9月18日 - マイカル東北が東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請して事実上破綻[3]
    • 11月22日 - 「マイカル」が東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請して、破綻処理の手法を民事再生法から切り替え[16]
  • 2009年(平成21年)10月31日 - 買い物袋持参スタンプカードの回収を終了。
  • 2011年(平成23年)

その他編集

 
看板撤去前のイオン一関店
 
看板撤去後のイオン一関店
  • 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震により、外壁等の落下・亀裂の他に、屋上にあったロゴ看板が台座から大きくずれて傾く被害が発生したが、営業再開後1週間ほどで看板は撤去された。2011年3月の時点では一関サティからイオン一関店へ店名が変更されていたものの、看板は「SATY」表記のままであった(福島サティも同じ状況であった)。

アクセス編集

近隣施設編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2009年版』 東洋経済新報社、2009年。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 矢作弘 『都市はよみがえるか 地域商業とまちづくり』 岩波書店、1997年12月19日。ISBN 978-4000233262
  3. ^ a b c d “マイカル東北が再生法を申請”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2001年9月24日)
  4. ^ a b c d e f “一関商圏(中)人の流れ中心部を離れる”. 岩手日報 (岩手日報社). (2003年10月7日)
  5. ^ a b c 『岩手年鑑 昭和52年版』 岩手日報社、1975年。
  6. ^ “マンション建設へ 一関中心部の千葉久跡地”. 岩手日報 (岩手日報社). (2007年2月16日)
  7. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 『角川日本地名大辞典 3 岩手県』 角川書店、1985年3月8日。ISBN 978-4040010304
  8. ^ 三家英治 『現代日本小売経営戦略』 晃洋書房、1985年5月。ISBN 978-4771002906
  9. ^ 『日本の歴代市長 市制施行百年の歩み』 歴代知事編纂会、1983年11月。
  10. ^ 平岡昭利 『東北地図で読む百年』 古今書院、2000年12月。ISBN 978-4772250528
  11. ^ a b c d e “一関商圏(下)中心商店街の活性化”. 岩手日報 (岩手日報社). (2003年10月8日)
  12. ^ a b c 『会社年鑑 全国上場会社版 下巻 2006年版』 日本経済新聞社、2005年10月。
  13. ^ “マイカル、ピープルをコナミに売却”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2001年2月2日)
  14. ^ 『第40期有価証券報告書』 コナミ、2012年6月29日。
  15. ^ a b “マイカル破綻で波紋広がる 民事再生法適用申請で再起の道探る”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2001年9月19日)
  16. ^ a b “イオン、マイカル支援で流通トップに躍進、MD改革、外資進出に先手”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2001年11月28日)
  17. ^ “マイカル、売上げは順調に回復、イオンと連携強化へ”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2002年3月27日)
  18. ^ a b c “サティ:名称「イオン」に 全国91店舗で”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2011年3月1日)
  19. ^ “買い物客でにぎわう イオンの仮設店舗 小友町にオープン”. 東海新報(東海新報社). (2011年11月4日)

関連項目編集

外部リンク編集