イガ・シフィオンテク

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  • イガ・シュバンタック

イガ・ナタリア・シフィオンテクポーランド語: Iga Natalia Świątek[2], [ˈiɡa ˈɕfʲɔntɛk]; 2001年5月31日 - )は、ポーランドワルシャワ出身の女子プロテニス選手。これまでにWTAツアーでシングルス2勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス17位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。2020年全仏オープン女子シングルスでポーランド人選手初のグランドスラム優勝を成し遂げた。

イガ・シフィオンテク
Iga Świątek
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イガ・シフィオンテク
基本情報
国籍 ポーランドの旗 ポーランド
出身地 ポーランド・ワルシャワ
生年月日 (2001-05-31) 2001年5月31日(19歳)[1]
身長 176cm[1]
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2018年
ツアー通算 2勝
シングルス 2勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 3,299,952 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2020,21)
全仏 優勝(2020)
全英 1回戦(2019)
全米 3回戦(2020)
4大大会最高成績・ダブルス
全米 2回戦(2019)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 17位(2020年10月12日)
ダブルス 75位(2020年10月12日)
2021年2月28日現在

来歴編集

父親はソウルオリンピックに出場したこともある元ボート競技者で、彼の子供たちにも競技者になってほしいという思と、姉が先にやっていたことから、5歳でテニスを始める[3]。ジュニア時代はキャティ・マクナリーと組んだ2018年全仏オープンジュニア女子ダブルスと2018年ウィンブルドン選手権ジュニア女子シングルスで優勝した。また、ポーランド代表としてジュニアフェドカップや2018年ブエノスアイレスユースオリンピックのダブルスも制している。[4][5]

プロキャリア編集

2016年よりITF女子ワールドテニスツアーでプレーし、15歳で3回優勝。2018年末までに7回進んだ決勝では無敗の勝負強さを誇った。

2019年からいきなりWTAツアーのみに絞り、年始のハイネケン・オープンは予選落ちしたが、2019年全豪オープンの予選を突破して四大大会でWTAツアーデビューとなり、初白星も挙げた。その後は本選出場できたりできなかったりしていたが、4月のレディース・オープン・ルガーノで決勝進出のブレークスルーを見せ、17歳でトップ100入り。2019年全仏オープンは4回戦まで進出した。その後は元世界1位のキャロライン・ウォズニアッキを下したロジャーズ・カップの3回戦が最高だが、8月19日付のランキングで49位を記録してトップ50入りを果たしている。年間最終ランキングは61位。

2020年は全豪オープンで4回戦進出。3月より新型コロナウイルス感染症流行の影響でツアーが中断されたのち、再開後の全米オープンは3回戦まで。続くクレーコートシーズン、BNLイタリア国際は初戦敗退だったが、全仏オープンでは初戦で第15シードのマルケタ・ボンドロウソバを下すと、4回戦で第1シードのシモナ・ハレプをも圧倒し、勢いそのままに決勝では同年全豪覇者のソフィア・ケニンを6-4, 6-1で破り、ツアー初優勝にしてグランドスラム初優勝を成し遂げた[6]。グランドスラム制覇はポーランド人選手として初、同大会女子の10代優勝は1997年のイバ・マヨリ以来23年ぶり、ノーシード優勝は2017年のエレナ・オスタペンコ以来史上2人目の快挙である[7]。また、ダブルスではベスト4に入った。そのままシーズンを終え、年間最終ランキングは17位。

2021年全豪オープンも4回戦進出。続くアデレード国際では失セット0で決勝進出を果たすと、決勝でも第2シードのベリンダ・ベンチッチ相手に6-2, 6-2の完勝を収め、優勝した[8]

プレースタイル編集

アグレッシブなオールラウンダー。ウィナーとアンフォーストエラーを量産する。自身の武器を「ビッグサーブ、トップスピン、バックハンド」としている[9]2020年全仏オープンにおいて、フォアハンドストロークの最高球速は参加者中2番目の127 km/hに達し、スピン量も3453 rpmラファエル・ナダルに匹敵する多さだった[10]。バックハンドの最速122 km/hは、男子最速のドミニク・ティエムに並ぶ速さだった[11]

タッチ技術も高く、ダブルスの経験からボレーが優れていることもさることながら、ベースラインからのドロップショットは2019WTAショット・オブ・ザ・イヤーに選出された[12]

WTAツアー決勝進出結果編集

シングルス: 3回 (2勝1敗)編集

大会グレード
グランドスラム (1–0)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (0–0)
プレミア5 (0-0)
WTAエリート・トロフィー (0-0)
プレミア (1–0)
インターナショナル (0–1)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2019年4月14日   ルガーノ クレー   ポロナ・ヘルツォグ 3–6, 6–3, 3–6
優勝 1. 2020年10月10日   全仏オープン クレー   ソフィア・ケニン 6-4, 6–1
優勝 2. 2021年2月27日   アデレード ハード   ベリンダ・ベンチッチ 6–2, 6–2

4大大会シングルス成績編集

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A P WG Z# PO G S SF-B NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, P=開催延期
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, SF-B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2019 2020 2021 通算成績
全豪オープン 2R 4R 4R 7–3
全仏オープン 4R W 10–1
ウィンブルドン 1R NH 0–1
全米オープン 2R 3R 3–2

脚注編集

  1. ^ a b WTAプロフィールより
  2. ^ Buenos Aires 2018 - Tennis - Women’s Doubles” (英語). International Olympic Committee (2018年10月24日). 2020年10月14日閲覧。
  3. ^ Swiatek follows father's footsteps 38 years later”. ausopen.com. 2020年10月10日閲覧。
  4. ^ Iga Swiatek Juniors Singles Activity”. www.itftennis.com. 2020年10月10日閲覧。
  5. ^ Iga Swiatek Juniors Doubles Activity”. www.itftennis.com. 2020年10月10日閲覧。
  6. ^ 「なにが起きているのかわからない!」世界54位、19歳のシフィオンテクが全仏OPでツアー初優勝の偉業”. ニフティニュース. 2020年10月10日閲覧。
  7. ^ 全仏V「何が起きているのか」”. テニス365. 2020年10月10日閲覧。
  8. ^ 全仏女王シフィオンテクがアデレード国際制覇、ツアー2勝目”. www.afpbb.com. 2021年2月28日閲覧。
  9. ^ Insider Q&A: Iga Swiatek shines on in breakout Roland Garros run”. Women's Tennis Association. 2021年2月28日閲覧。
  10. ^ Iga Swiatek: Her top-spin, a new high for women’s tennis”. The Indian Express. 2021年2月28日閲覧。
  11. ^ Simona Halep dumped out of French Open by Polish teenager Iga Swiatek”. the Guardian. 2021年2月28日閲覧。
  12. ^ Swiatek's deft dropshot crowned 2019 WTA Shot of the Year”. Women's Tennis Association. 2021年2月28日閲覧。

外部リンク編集