イギリス領インド洋地域
チャゴス諸島を中心としたインド洋の約2300の島を含む地域であり、イギリスの海外領土
- イギリス領インド洋地域
- British Indian Ocean Territory
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イギリス領インド洋地域の旗 イギリス領インド洋地域の紋章 モットー:In tutela nostra Limuria 国歌:God Save the Queen 女王陛下万歳 -
公用語 英語 首都 ヴィクトリア 君主 女王 弁務官 ピーター・ヘイズ 行政官 トム・ムーディ 面積 - 総面積 220 km² - 水面積率 (%) 極僅か 人口 - 推計 3,500人 - 人口密度 58.3/km² GDP (PPP) - 合計 通貨 USドル ( USD
)時間帯 UTC +6 ISO 3166-1 IO / IOT ccTLD .io 国際電話番号 246
イギリス領インド洋地域(イギリスりょうインドようちいき、英語: British Indian Ocean Territory)は、チャゴス諸島を中心としたインド洋の約2300の島を含む地域であり、イギリスの海外領土。ディエゴガルシア島は、南端にある最大の島で、アメリカ軍の基地がある。なお、同地域の行政中心地は現在もセーシェルの首都ヴィクトリアにおかれている。
歴史編集
イギリス領インド洋地域は1965年11月8日にチャゴス諸島、アルダブラ諸島、ファーカー諸島、デロッシュ(Des Roches)諸島を含むイギリス領として成立した。1976年6月23日、アルダブラ諸島、ファーカー諸島、Des Roches諸島はセーシェルとして独立し、チャゴス諸島のみとなった。チャゴス諸島は現在無人島で、モーリシャスから移り住んできた島民は、1967年から1973年の間にモーリシャスかセーシェルに移住させられた。
地理編集
東経71度から73度、南緯5度から8度の広範囲に広がっている諸島群を領域としている。全て小島嶼であり、最高所でも標高2mほどしかないサンゴ礁の島となっている。気候面では全域が熱帯に位置している。行政府所在地のセーシェルまでは西へ約2,000km離れている。
政治編集
行政本部はセイシェル共和国のビクトリアにあり、インド洋総督府として行政を執行する。政治体制はイギリスの海外領土としており、弁務官が統治し、議会はない。
経済編集
軍事基地となっているディエゴガルシアを除き、経済活動はほとんどない。農業や工業は行われておらず、わずかに遠洋漁業が行われているのみである。