イギリス領モーリシャス

かつてアフリカに存在したイギリスの植民地
イギリス領モーリシャス
British Mauritius
フランス領フランス島 (モーリシャス) 1810年 - 1968年 セーシェル直轄植民地
トロメリン島
イギリス領インド洋地域
モーリシャス (英連邦王国)
モーリシャスの国旗 モーリシャスの国章
国旗国章
国の標語: Stella Clavisque Maris Indici(ラテン語)
インド洋の星と鍵であれ
国歌: God Save the King(英語)
国王陛下万歳(1810年-1837年、1901年-1952年)
God Save the Queen(英語)
女王陛下万歳(1837年-1901年、1952年-1968年)
モーリシャスの位置
この図にはチャゴス諸島が含まれていない。
公用語 英語フランス語クレオール語
首都 ポートルイス
国王
1810年 - 1820年 ジョージ3世
1952年 - 1958年エリザベス2世
総督
1810年 - 1823年ロバート・ファルカー
1962年 - 1968年ジョン・ショー・レニー
面積
1952年2,103.17km²
人口
1952年516,556人
1962年701,016人
変遷
設立 1810年12月3日
パリ条約1814年5月30日
セーシェルを分離1903年
トロメリン島を分離1954年
チャゴス諸島を分離1965年11月8日
モーリシャス独立1968年3月12日
通貨モーリシャス・ドル
モーリシャス・ルピー
現在モーリシャスの旗 モーリシャス
イギリス領インド洋地域の旗 イギリス領インド洋地域
セーシェルの旗 セーシェル
フランスの旗 フランス

イギリス領モーリシャス英語: British Mauritius)は、アフリカ東方のインド洋上にあったイギリスの植民地である。 主に現在のモーリシャス共和国にあたり、セーシェルチャゴス諸島など近隣の島々を含んだ時代もあった。

周辺地図

歴史 編集

ナポレオン戦争中の1810年12月3日、フランスに領有されていたモーリシャス(フランス領フランス島)は、イギリスによって占領される。 1814年5月30日パリ条約によってイギリス領としての地位が確定し、旧名のモーリシャスに戻された。

英国の行政が始まり、急速な社会的・経済的変化が続いた。 最大の変化は1835年2月1日の奴隷制度の廃止だった。 この時、フランス領の時代からアフリカからの輸入があったため損失として200万ポンドの補償金を支払った。

チャゴス諸島と併せて統治されていたが、独立直前の1965年11月に分離し、チャゴス諸島の住人約1800人はモーリシャス諸島に強制移住された。

1968年3月12日英連邦王国として独立し、モーリシャスとなった。

なおモーリシャス労働党はこの時代(1936年)に設立されたものである。

首都はポートルイスで、人口は51万6556人(1952年)、70万1016人(1962年)、面積は2103.17km²だった。

関連項目 編集