イシギリ経[1](イシギリきょう、: Isigili-sutta, イシギリ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第116経。『仙呑経』(せんどんきょう)[2]、『仙人窟経』(せんにんくつきょう)[3]とも。

釈迦が、比丘たちにイシギリ山(仙呑山)の逸話について説いていく。

構成 編集

登場人物 編集

場面設定 編集

ある時、釈迦ラージャガハ王舎城)のイシギリ山(仙呑山)に滞在していた。

釈迦は比丘たちに、この山が、他の周囲の山と異なり、イシギリ山(仙呑山)と呼ばれていること、そしてその名の由来が、古くからこの山が500人にものぼる多くの独覚聖仙リシ)達を呑み込んできたことにあると述べる。

そして釈迦は、その聖仙(リシ)達の名前を列挙しつつ、彼らを礼拝するよう説く。

日本語訳 編集

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典4』(第11巻下) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典 編集

  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』
  3. ^ 『原始仏典』中村

関連項目 編集

外部リンク 編集