イマン・アサンテ・シャンパートIman Asante Shumpert1990年6月26日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州オークパーク出身のバスケットボール選手。ポジションは主にシューティングガード

イマン・シャンパート
Iman Shumpert
キャバリアーズでのシャンパート
(2015年)
フリーエージェント
ポジション SG/SF
基本情報
愛称 Shump
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1990-06-26) 1990年6月26日(33歳)
出身地 イリノイ州の旗 イリノイ州オークパーク
身長 196cm (6 ft 5 in)
体重 100㎏ (22 lb)
ウィングスパン 201cm  (6 ft 7 in)[1]
キャリア情報
出身 ジョージア工科大学
ドラフト 2011年 17位
選手経歴
2011-2015
2015-2018
2018-2019
2018-2019
2019
2021
ニューヨーク・ニックス
クリーブランド・キャバリアーズ
サクラメント・キングス
ヒューストン・ロケッツ
ブルックリン・ネッツ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴 編集

学生時代 編集

イリノイ州の地元の高校では、エバン・ターナーの後輩だった。大学はクリス・ボッシュなどを輩出したジョージア工科大学に進学。3年生時に平均17.7点を記録し、ACCのオールディフェンシブチームの2ndチームに選出された[2]

ニューヨーク・ニックス 編集

シャンパートは2011年のNBAドラフトにエントリーし、全体17位でニューヨーク・ニックスから指名された。しかし、膝の怪我や慣れないポイントカードでのプレーなど、本領を発揮したとは言えず、2012年4月28日のプレーオフ1回戦のマイアミ・ヒート戦では、左膝の前十字靭帯を断裂する重傷を負ってしまった[3]

2012-13シーズンは、左膝の手術の影響で45試合の出場に止まり、出場時間も成績の前シーズンよりダウン。2013-14シーズンも平均6.7点に止まった。

クリーブランド・キャバリアーズ 編集

2015年1月6日、オクラホマシティ・サンダーも加わった三角トレードで、J・R・スミスと共にクリーブランド・キャバリアーズに移籍し[4]NBAファイナル進出に貢献。7月9日に4年4000万ドルで再契約[5]。2015-16シーズンは開幕前に右手首を手術した為に開幕から欠場していたが、12月11日のオーランド・マジック戦でシーズン初出場を果たした[6]。その後はシックスマンの役割をこなし、自身初のNBAチャンピオンを経験した。

サクラメント・キングス 編集

2018年2月8日、トレードでサクラメント・キングスに移籍した[7]

ヒューストン・ロケッツ 編集

2019年2月7日、トレードでヒューストン・ロケッツに移籍した。オフにFAとなった。

ブルックリン・ネッツ 編集

2019年11月13日、ドーピングで25試合の出場停止処分となったウィルソン・チャンドラーの代役としてブルックリン・ネッツと契約した。チャンドラーの出場停止処分が解けた12月12日、ネッツから解雇された。2021年1月31日、再びブルックリンネッツと契約した。

NBA個人成績 編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

レギュラーシーズン 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2011–12 NYK 59 35 28.9 .401 .306 .798 3.2 2.8 1.7 .1 9.5
2012–13 45 45 22.1 .396 .402 .766 3.0 1.7 1.0 .2 6.8
2013–14 74 58 26.5 .378 .333 .746 4.2 1.7 1.2 .2 6.7
2014–15 24 24 26.0 .409 .348 .676 3.4 3.3 1.3 .1 9.3
CLE 38 1 24.2 .410 .338 .667 3.8 1.5 1.3 .3 7.2
2015–16 54 5 24.4 .374 .295 .784 3.8 1.7 1.0 .4 5.8
2016–17 76 31 25.5 .411 .360 .789 2.9 1.4 .8 .4 7.5
2017–18 14 6 19.7 .379 .269 .733 2.9 1.2 .6 .4 4.4
2018–19 SAC 42 40 26.2 .382 .366 .829 3.1 2.2 1.1 .5 8.9
HOU 20 1 19.1 .347 .296 .500 2.7 1.1 .6 .2 4.6
2019–20 BKN 13 0 18.5 .328 .242 .571 2.6 .9 .9 .2 4.2
Career 459 246 25.0 .392 .338 .764 3.3 1.8 1.1 .3 7.2

プレーオフ 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012 NYK 1 1 19.0 .000 .000 .000 1.0 .0 1.0 .0 .0
2013 12 12 28.1 .410 .429 .857 6.0 1.3 1.1 .3 9.3
2015 CLE 20 16 34.8 .360 .355 .750 4.9 1.2 1.3 .8 9.1
2016 21 0 17.3 .462 .382 .636 2.2 .8 .5 .1 3.3
2017 17 0 16.2 .417 .385 .824 2.8 .9 .6 .2 4.4
2019 HOU 8 0 13.6 .385 .364 .250 1.5 .3 .1 .0 3.6
Career 79 29 22.8 .388 .376 .744 3.5 .9 .8 .3 5.9

プレースタイル 編集

ルーキーシーズンはニックスにポイントガードが事実上不在だったこともあり、ジェレミー・リンが大ブレイクするまでボール運びを任されることもあったが、ゲームメイクが出来るだけの能力を兼ね備えているわけではない。ガードの選手に必要な3ポイントシュートを兼ね備えているものの、どちらかと言えばディフェンスで効力を発揮するタイプで、左膝の重傷を負ってからは、オフェンスの方は「積極性に欠けている」と評されることが多い。

ディフェンス面は高く評価されており、現在はニックスの球団社長を務めるフィル・ジャクソンからも絶賛され、クリーブランド・キャバリアーズ元HCのティロン・ルーも評価している。

その他 編集

  • 無所属で迎えた2021年11月にダンス大会に出場し、決勝戦に進出したことが話題となった[8]

脚注 編集

外部リンク 編集