イム・ミョンオク(ハングル表記:임명옥、漢字表記:林明玉、ラテン翻記:Yim Myung-Ok、1986年3月15日[注 1] - )は大韓民国の女子プロバレーボール選手。大韓民国代表

イム・ミョンオク
Yim Myung-Ok
基本情報
国籍 大韓民国の旗 韓国
生年月日 (1986-03-15) 1986年3月15日(38歳)
出身地 慶尚南道馬山市[1](現昌原市
ラテン文字 Yim Myung-Ok
身長 175cm
体重 60kg
選手情報
所属 韓国道路公社ハイパス
背番号 8
ポジション L
スパイク 273cm[1]
ブロック 253cm[1]
獲得メダル
女子 バレーボール
大韓民国の旗 大韓民国
アジア競技大会
2010 広州市
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来歴 編集

慶尚南道馬山市(現昌原市)出身[1]。小学5年次からバレーボールを始める。馬山第一女子高校(韓国語版)を卒業し、ドラフト会議で1巡3番目にKT&Gアリエールズ(現KGC人参公社)から指名を受け、同チームに入団した。2006年からは大韓民国代表に名を連ねた。ポジションは元来レフトであったが、2007/08シーズンからリベロに転向した。国内リーグでは通算レセプション受け数がVリーグ歴代3位、通算ディグ数でも歴代3位となる記録を成し遂げている[2]

一方、国際大会ではナショナルチーム代表として、2010年の世界選手権[3]アジア競技大会や2015年のワールドカップなどに出場した[1]

韓国Vリーグでは2015/16シーズンから外国人選手の採用にあたり、アメリカ合衆国の若手選手のみを採用することになった[4]。攻撃力が大幅に低下し守備力向上が急務とみた韓国道路公社監督は、ミョンオクに白羽の矢を立ててキム・ヘランとの1:1交換トレードを実現させた[2][5]。ヘランはミョンオクの母校の先輩であり[6]、ナショナルチームのレギュラーリベロでもある。11年間在籍したKGCを離れ、韓国道路公社のユニフォームを着ることになったミョンオクは「一番勝ちたい相手はKGC。成長した姿を見せたい」と語る[2]。また代表のレギュラーリベロにも意欲を示し「オリンピックには無縁だったが、リオデジャネイロオリンピック出場を目指したい」と語っている[2]

球歴 編集

  • ナショナルチーム代表 :2006年-
  • 三大大会
    • 世界選手権 - 2010年(13位)
    • ワールドカップ - 2015年(6位)
  • その他大会
    • アジア競技大会 - 2010年(銀メダル)

所属クラブ 編集

受賞歴 編集

個人記録 編集

韓国Vリーグにおけるレギュラーラウンド個人成績は下記の通り。

シーズン 所属 出場 アタック ブロック サーブ レセプション 総得点 備考
試合 セット 打数 得点 決定率 効果率 決定 /set 打数 エース 得点率 効果率 受数 成功率
2005 KT&G/KGC 10 18 40 13 32.5% % 0 0.00 6 1 16.67% % 32 56.25% 14
2005/06 28 102 305 90 29.5% % 8 0.08 224 3 1.34% % 181 62.98% 110
2006/07 24 70 375 102 27.2% % 4 0.06 201 11 5.47% % 271 58.3% 131
2007/08 27 101 0 0 0.0% % 0 0.00 0 0 0.0% % 533 62.1% 0
2008/09 25 99 0 0 0.0% % 0 0.00 0 0 0.0% % 609 63.71% 0
2009/10 27 102 0 0 0.0% % 0 0.00 0 0 0.0% % 486 57% 0
2010/11 21 79 0 0 0.0% % 0 0.00 0 0 0.0% % 516 42.05% 0
2011/12 30 115 0 0 0.0% % 0 0.00 0 0 0.0% % 568 48.24% 0
2012/13 30 109 0 0 0.0% % 0 0.00 0 0 0.0% % 747 42.17% 0
2013/14 30 113 0 0 0.0% % 0 0.00 0 0 0.0% % 651 54.07% 0
2014/15 29 105 0 0 0.0% % 0 0.00 0 0 0.0% % 486 46.3% 0
2015/16 韓国道路公社 30 119 0 0 0.0% % 0 0.00 0 0 0.0% % 569 50.62% 0

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 国際バレーボール連盟のサイトでは誕生日を1986年5月5日としているが、本項では韓国バレーボール連盟公式サイトの記述を採用した。

出典 編集

  1. ^ a b c d e Players”. FIVB Volleyball Nations League 2019. 2023年6月5日閲覧。
  2. ^ a b c d アジア経済. “왕년의 '월드리베로' 이호, 임명옥을 콕 찝은 이유는”. 2015年12月4日閲覧。
  3. ^ FIVB. “Player's biography”. 2015年12月4日閲覧。
  4. ^ 『月刊バレーボール』2015年7月号 117ページ
  5. ^ Yonhapnews. “도로공사, 인삼공사와 김해란↔임명옥, 1대1 트레이드”. 2015年12月4日閲覧。
  6. ^ 中央日報. “유니폼 맞바꾼 김해란-임명옥, 첫 경기는 ‘무승부’”. 2015年12月4日閲覧。

外部リンク 編集