イワナシ属(イワナシぞく、学名:Epigaea 、和名漢字表記:岩梨属)は、ツツジ科に属するの一つ。

イワナシ属
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
: イワナシ属 Epigaea
学名
Epigaea L.
  • 本文参照

特徴 編集

常緑小低木総状花序につき、両性または単性で、1個の花に1個のと2個の小苞がある。萼片は5深裂し、裂片は狭卵形になり先端が鋭くとがる。花冠は筒形になり、花冠の先が5裂し裂片が広がる。雄蕊は10個、葯は楕円形になる。花柱は1個で線状になり、柱頭は小さい。果実は扁球状の蒴果で、胎座が多肉質になり、5室に分かれる[1]

分布 編集

北半球の温帯に分布し、3種[1][2]あり、日本にはイワナシ1種が知られている[1]

編集

日本の種 編集

国外の種 編集

  • Epigaea gaultherioides (Boiss. & Balansa) Takht. -コーカサス西部に分布[1]
  • Epigaea repens L. -北アメリカに分布[1]

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f 『日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類』p.11
  2. ^ Species in Epigaea The Plant List
  3. ^ 『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.250

参考文献 編集