イワニガナ(岩苦菜、学名Ixeris stolonifera )は、キク科ニガナ属多年草。別名ジシバリ(地縛り)。

イワニガナ
2008年6月、福島県会津地方
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : タンポポ亜科 Cichorioideae
: ニガナ属 Ixeris
: イワニガナ I. stolonifera
学名
Ixeris stolonifera
和名
イワニガナ(岩苦菜)

分布と生育環境 編集

日本全国、朝鮮半島中国に分布し、日当たりのよい山野から田畑、市街地にまで自生している。

特徴 編集

花茎の高さは5〜15cmくらい。は根生し長い葉柄がつく。葉の形は卵形で縁は全縁。花期は4〜7月で、直径25mmほどの淡黄色のを1株に3個ほどつける。

よく似るオオジシバリ(大地縛り、学名:Ixeris debilis )は、イワニガナより花茎が高く、花、葉ともに大型で、葉の形が披針形で縁に鋸歯がある[1]

名称 編集

和名は、岩の上にも生えることができるニガナという意味である[1]。別名の「ジシバリ」は、地面を這うように伸びて広がる根の様子が、地面を縛っているようにみえることに由来する[1]

参考文献 編集

  1. ^ a b c 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム、2006年11月5日。ISBN 4-7980-1485-0  p.82-83

関連項目 編集