インターナショナル・スポーツ・アンド・レジャー

インターナショナル・スポーツ・アンド・レジャー (International Sports and Leisure, ISL)は、スイスに本社を置いていた国際スポーツマーケティング代理会社である。国際サッカー連盟(FIFA)と密接な関係にあった[1]

1982年アディダスホルスト・ダスラー電通と共同で設立した[2]。FIFAや国際オリンピック委員会(IOC)、国際陸上競技連盟(IAAF)と関係を持った[2]FIFAワールドカップオリンピックなどの世界的なスポーツマーケティング利権を一手に握り、放映権の管理などをしていた。

しかし、IOCとの関係解消や多角経営が裏目に出て経営悪化、2002 FIFAワールドカップ2006 FIFAワールドカップの放映権ビジネス不調が決定打となり、2001年に約1億5300万ポンドの負債を抱えて経営破綻した[2]

スイス・ツーク州の検察官による4年間の調査により、2008年、元議長ジーン・マリー・ウェーバーを含む前ISL役員6人が詐欺・横領・文書偽造などの容疑で訴えられた[2]

2012年に公表された法廷文書によれば、2人のFIFA経営陣(元会長ジョアン・アヴェランジェリカルド・テイシェイラ)が1992年から2000年にかけてISLから4100万スイス・フラン賄賂を受領した。この内300万フランは返還された[3]

脚注 編集

外部リンク 編集