イ・チャンドン

大韓民国の映画監督、脚本家、小説家 (1954-)

イ・チャンドン이창동1954年4月1日 - ) は、韓国映画監督脚本家小説家映画プロデューサー

イ・チャンドン
이창동
이창동
生年月日 (1954-04-01) 1954年4月1日(70歳)
出生地 大韓民国の旗 韓国慶尚北道大邱市(現・大邱広域市)
職業 映画監督脚本家小説家映画プロデューサー
ジャンル 映画
活動期間 1993年[1] -
主な作品
ペパーミント・キャンディー
オアシス
シークレット・サンシャイン
ポエトリー アグネスの詩
バーニング 劇場版
 
受賞
カンヌ国際映画祭
脚本賞
2010年ポエトリー アグネスの詩
国際映画批評家連盟賞
2018年バーニング 劇場版
ヴェネツィア国際映画祭
銀獅子賞(監督賞)
2002年オアシス
国際映画批評家連盟賞
2002年『オアシス』
カトリックメディア協議会賞
2002年『オアシス』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
外国語映画賞
2018年『バーニング 劇場版』
その他の賞
青龍映画賞
作品賞
1997年『グリーンフィッシュ
監督賞
1997年『グリーンフィッシュ』
脚本賞
2000年『ペパーミント・キャンディー
カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭
審査員特別賞

2000年『ペパーミント・キャンディー』
大鐘賞
作品賞
2000年『ペパーミント・キャンディー』
2010年『ポエトリー アグネスの詩』
2018年『バーニング 劇場版』
監督賞
2000年『ペパーミント・キャンディー』
脚本賞
2000年『ペパーミント・キャンディー』
2010年『ポエトリー アグネスの詩』
アジア・フィルム・アワード
作品賞
2007年シークレット・サンシャイン
監督賞
2007年『シークレット・サンシャイン』
2010年『ポエトリー アグネスの詩』
2018年『バーニング 劇場版』
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李滄東
各種表記
ハングル 이창동
漢字 李滄東[2]
発音: イ・チャンドン
日本語読み: り そうとう
ローマ字 I Chang-dong
英語表記: Lee Chang-dong[3]
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来歴 編集

1954年4月1日韓国慶尚北道大邱市(現・大邱広域市)で生まれる[1]1970年代後半から民主化運動の中心的存在として活動した。1980年慶北大学校師範学部国語教育学科韓国文学部を卒業。その後、1981年から1987年まで教師生活を送っていた。また、1987年には小説『戦利』を発表。同作で東亜日報新春文芸賞を受賞した。

1993年に『그 섬에 가고 싶다』の脚本を執筆し、映画界に進出。1997年に長編『グリーンフィッシュ』で映画監督としてデビューした。1999年の『ペパーミント・キャンディー』は国内で一部の熱狂的なファンを生んだ[4]。海外でも翌2000年第53回カンヌ国際映画祭の監督週間部門に出品され、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭ブラチスラバ国際映画祭では審査員特別賞を受賞した[5]

2002年の『オアシス』は第59回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、銀獅子賞 (監督賞)を受賞した。翌2003年には盧武鉉政権第1期内閣の文化観光部長官に就任。2004年にはレジオンドヌール勲章オフィシエ章を受賞。2007年の『シークレット・サンシャイン』は主演のチョン・ドヨンカンヌ国際映画祭女優賞をもたらした。2010年の『ポエトリー アグネスの詩』は第63回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した。

8年間の沈黙の後、2018年村上春樹の短編小説『納屋を焼く』を映画化した『バーニング 劇場版』を発表。第71回カンヌ国際映画祭では主要部門無冠に終わったものの、批評家の間ではカンヌ史上最高の評価を獲得し、アカデミー国際長編映画賞の韓国代表として史上初の最終選考入りを果たした。

作品 編集

映画 編集

監督作品 編集

監督作品以外 編集

小説 編集

  • 戦利 소지(1987年)
  • 焼紙 녹천에는 똥이 많다(1992年)[注 1]

受賞歴 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 『現代韓国短篇選(下)』(岩波書店、2002年4月 ISBN 4000227238)に収録。

出典 編集

  1. ^ a b 인물정보(人物情報) NAVER(朝鮮語) 2011年8月28日閲覧。
  2. ^ 이창동 (イ・チャンドン) chosun.com 포커스 인물 (フォーカス 人物)(朝鮮語)2011年8月21日閲覧。
  3. ^ 이창동 (イ・チャンドン) KMDb 2011年8月21日閲覧。
  4. ^ シネマコリア|韓国映画情報 >> 映画 >> ペパーミント・キャンディー”. Cinemakorea. 2014年10月31日閲覧。
  5. ^ Bakha satang (1999) Awards”. IMDb. 2014年10月31日閲覧。
  6. ^ 『バーニング 劇場版』 LA映画批評家協会賞 外国語映画賞&助演男優賞W受賞!”. CINEMATOPICS (2018年12月10日). 2018年12月24日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

公職
先代
キム・ソンジェ
  大韓民国文化観光部長官
第40代:2003 - 2004
次代
鄭東采 (ko)