ウィウソン・ゴヴェイア
ウィウソン・ゴヴェイア(Wilson Gouveia、1978年10月3日 - )は、ブラジルの男性総合格闘家。セアラー州フォルタレザ出身。アメリカン・トップチーム所属。
基本情報 | |
---|---|
本名 |
ウィウソン・デ・アウメイダ・ゴウヴェイア・ジュニオール (Wilson de Almeida Gouveia Junior) |
通称 | 白いミノタウロ[1] |
国籍 | ブラジル |
生年月日 | 1978年10月3日(46歳) |
出身地 | セアラー州フォルタレザ |
所属 | アメリカン・トップチーム |
身長 | 188cm |
体重 | 84kg |
リーチ | 193cm |
階級 |
ライトヘビー級 →ミドル級 |
バックボーン | ブラジリアン柔術 |
その実力はライトヘビー級の体格でありながら元PRIDEヘビー級王者のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとスパーリングで互角以上に渡り合うほどと言われる[2]。
来歴
編集出身地であるセアラー州フォルタレザでマーカス・アウレリオのジムで柔術を学んでいた[1]。
2001年、アメリカ合衆国でプロ総合格闘技デビュー。2002年には当時ライトヘビー級だったジョン・フィッチと対戦し、膝蹴りでTKO勝利を収めた。
2003年3月28日、AFCで行われたHOOKnSHOOT南東部ライトヘビー級王座決定戦で横井宏考と対戦し、パウンドでTKO負けを喫し王座獲得に失敗した。
2005年11月5日、Euphoriaの日米対抗戦で浜中和宏と対戦し、パウンドでTKO勝ちを収めた。
UFC
編集2006年にはUFCと契約、緒戦となった6月24日のThe Ultimate Fighter 3 Finaleのキース・ジャーディン戦は判定負け。8月26日に行われたUFC 62のウェズ・コームズ戦ではチョークスリーパーで一本勝ちを収めた。
2007年4月5日のUFC Fight Night: Stevenson vs. Guillardではセス・ペトルゼリにフロントチョークで勝利、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。5月26日のUFC 71ではカーメロ・マレロにフロントチョークで勝利した。
2008年1月19日、UFC 80でジェイソン・ランバートにKO勝ちし、ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。5月24日、UFC 84のゴラン・レルジッチ戦では途中まで優位に試合を進めながら、最後に左ストレートでダウン、その後の追撃を凌ぎ切れずTKO負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。9月17日のUFC Fight Night: Diaz vs. Neerではミドル級に落としてジェレミー・ホーンと対戦予定であったが、ホーンの怪我によりライアン・ジェンセンに変更、試合は2ラウンドに腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。12月13日にはThe Ultimate Fighter: Team Nogueira vs. Team Mir Finaleでジェイソン・マクドナルドと対戦、ミドル級(185ポンド)のリミットから4ポンドオーバーとなりキャッチウェイトバウトに変更となったものの、試合は肘打ちでギブアップ勝ちを収めた[3]。
2009年2月21日、UFC 95でネイサン・マーコートと対戦し、首相撲からの膝蹴りでTKO負けを喫した[4]。
2009年12月12日、UFC 107でアラン・ベルチャーにTKO負けを喫したものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5]。なお、ミドル級契約であったが、ゴヴェイアが193ポンド、ベルチャーが195ポンドとお互いに体重超過となり、195ポンドのキャッチウェイトバウトに変更された[6]。
戦績
編集総合格闘技 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
21 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
13 勝 | 6 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 |
8 敗 | 6 | 1 | 2 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | ドウェイン・ルイス | 2R 3:19 TKO(パンチ連打) | MFC 32: Bitter Rivals | 2012年1月27日 |
× | ライアン・ジモー | 5分3R終了 判定0-3 | MFC 25: Vindication | 2010年5月7日 |
× | アラン・ベルチャー | 1R 3:03 TKO(右フック→パウンド) | UFC 107: Penn vs. Sanchez | 2009年12月12日 |
× | ネイサン・マーコート | 3R 3:10 TKO(膝蹴り) | UFC 95: Sanchez vs. Stevenson | 2009年2月21日 |
○ | ジェイソン・マクドナルド | 1R 2:18 ギブアップ(グラウンドの肘打ち) | The Ultimate Fighter: Team Nogueira vs. Team Mir Finale | 2008年12月13日 |
○ | ライアン・ジェンセン | 2R 2:04 腕ひしぎ十字固め | UFC Fight Night: Diaz vs. Neer | 2008年9月17日 |
× | ゴラン・レルジッチ | 2R 3:15 TKO(パウンド) | UFC 84: Ill Will | 2008年5月24日 |
○ | ジェイソン・ランバート | 2R 0:37 KO(左フック) | UFC 80: Rapid Fire | 2008年1月19日 |
○ | カーメロ・マレロ | 1R 3:06 フロントチョーク | UFC 71: Liddell vs. Jackson | 2007年5月26日 |
○ | セス・ペトルゼリ | 2R 0:39 フロントチョーク | UFC Fight Night: Stevenson vs. Guillard | 2007年4月5日 |
○ | ウェズ・コームズ | 1R 3:23 チョークスリーパー | UFC 62: Liddell vs Sobral | 2006年8月26日 |
× | キース・ジャーディン | 5分3R終了 判定0-3 | The Ultimate Fighter 3 Finale | 2006年6月24日 |
○ | 浜中和宏 | 1R 0:39 TKO(パウンド) | Euphoria: USA vs. Japan | 2005年11月5日 |
○ | マイク・デラニー | 1R 3:23 ギブアップ(スタンドの打撃) | Freestyle Combat Challenge 15 | 2004年6月12日 |
× | ローリー・シンガー | 2R 4:55 KO(膝蹴り) | KOTC 32: Bringing Heat | 2004年1月24日 |
○ | ロン・フェアクロス | 5分3R終了 判定3-0 | Absolute Fighting Championships 6 | 2003年12月6日 |
× | ロン・フェアクロス | 1R終了時 TKO(タオル投入) | Absolute Fighting Championships 4 | 2003年7月19日 |
× | 横井宏考 | 3R 2:26 TKO(パウンド) | HOOKnSHOOT: Absolute Fighting Championships 2 【HnS南東部ライトヘビー級王座決定戦】 |
2003年3月28日 |
○ | ジョン・フィッチ | 1R 3:38 TKO(膝蹴り) | HOOKnSHOOT: Absolute Fighting Championships 1 | 2002年12月13日 |
○ | アーロン・デイヴィス | 1R 0:22 KO(パンチ) | WEFC 1: Bring It On | 2002年6月29日 |
○ | レイ・カシアス | 1R 2:59 腕ひしぎ十字固め | HOOKnSHOOT: Kings 1 | 2001年11月17日 |
表彰
編集脚注
編集- ^ a b “未完の大器”ウィルソン・ゴヘイア・インタビュー MMAPLANET 2008年9月15日
- ^ 天才、ついに頂点へ。ミルコを蹴り倒した男も出場、UFC80プレビュー (p.3) MMAPLANET 2008年1月18日
- ^ 体重超過のゴヘイア、勝つには勝ったが… MMAPLANET 2008年12月14日
- ^ 【UFC95】マーコート、怒涛のラッシュでゴヘイア振り切る MMAPLANET 2009年2月22日
- ^ 【UFC107】ベルチャー、秋山戦敗北から再起に成功 MMAPLANET 2009年12月13日
- ^ 【UFC107】いよいよ激突、息巻くディエゴにBJは平静 MMAPLANET 2009年12月12日