ウィルキング・ロドリゲス

ウィルキング・ホセ・ロドリゲス・カラスコWilking Jose Rodríguez Carrasco, 1990年3月2日 - )は、ベネズエラカラボボ州プエルト・カベージョ出身のプロ野球選手投手)。MLBセントルイス・カージナルス所属。右投右打。

ウィルキング・ロドリゲス
Wilking Rodríguez
セントルイス・カージナルス #58
2011年8月25日
基本情報
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
出身地 カラボボ州プエルト・カベージョ
生年月日 (1990-03-02) 1990年3月2日(34歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 アマチュア・フリーエージェントとしてタンパベイ・デビルレイズと契約
初出場 2014年6月3日 セントルイス・カージナルス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入りとレイズ傘下時代 編集

2007年2月26日にタンパベイ・デビルレイズと契約。ルーキー級ベネズエラン・サマーリーグ・デビルレイズ・レッズで17試合に登板し、3勝2敗2セーブ、防御率1.95だった。

2008年はルーキー級ベネズエラン・サマーリーグ・レイズで10試合に登板し、0勝1敗、防御率3.71だった。

2009年はルーキー級プリンストン・レイズで13試合に登板し、1勝6敗、防御率3.21だった。

2010年はA級ボウリンググリーン・ホットロッズで22試合に登板し、4勝10敗、防御率4.23だった。オフの10月に右肩の手術を行った。

2011年は前年の手術の影響で6月に復帰し、A-級ハドソンバレー・レネゲイズで2試合に登板後、6月にA級ボウリンググリーンへ昇格。A級では9試合に登板し、0勝3敗、防御率4.66だった。オフの11月18日にレイズとメジャー契約を結び[1]、40人枠入りを果たした。

2012年3月14日にA+級シャーロット・ストーンクラブスへ異動。この年は右肩の故障でA+級で7試合の登板にとどまり、0勝4敗、防御率5.56だった。オフの10月20日に40人枠を外れ、AAA級ダーラム・ブルズへ降格した。

2013年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レイズで8試合に登板し、0勝0敗、防御率0.00だった。オフの11月5日にFAとなった。

ロイヤルズ時代 編集

2013年11月23日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ[2]

2014年はAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズで開幕を迎え、リリーフとして11試合に登板。1勝0敗、防御率1.64と好投し、5月にAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ昇格。AAA級で2試合に登板後、6月2日にロイヤルズとメジャー契約を結んだ[3]。6月3日のセントルイス・カージナルス戦でメジャーデビュー。1点ビハインドの7回裏から登板し、1回を無安打無失点に抑えた。昇格後は2試合に登板したが、6月9日にAAA級へ降格。8月11日に放出された[4]。ロイヤルズでは2試合に登板し、0勝0敗、防御率0.00だった。

ヤンキース傘下時代 編集

2014年8月18日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ[5]。契約後はAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースに異動したが、未登板のままシーズンを終えた。

2015年4月15日、禁止薬物であるフロセミドが検出されたため80試合の出場停止処分を受けた[6]。7月にAAA級スクラントンで復帰して7試合に登板して2勝を挙げたが、メジャーに昇格することはなかった[7]。オフの11月6日にリリースされた[8]

2016年以降はベネズエラのウィンターリーグであるリーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナルでプレーしていた。

メキシカンリーグ時代 編集

2020年1月1日、メキシカンリーグアグアスカリエンテス・レイルロードメンと契約を結んだが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でリーグが開催されなかった[9]

2021年5月28日にアグアスカリエンテス・レイルロードメンと再契約[8]。13試合に登板し0勝2敗、防御率3.86の成績を残した。ウェイバー公示を経て7月18日に同リーグのドスラレドス・オウルズと契約[8]。12試合に登板し、1勝1敗、防御率3.77の成績を残した。

2022年はドスラレドスで46試合に登板し、6勝2敗17セーブ、防御率2.01という好成績を挙げた。

ヤンキース傘下時代 編集

2022年8月30日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ[10]。2015年以来となるMLB傘下球団の所属となったが、マイナーでも登板機会はなかった。

カージナルス時代 編集

2022年12月7日に開催されたルール・ファイブ・ドラフトセントルイス・カージナルスから指名され移籍した[11]

2023年スプリングトレーニング終盤に右肩の張りを訴え、5月初旬に間接鏡手術を受けて戦線離脱となった[12]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2014 KC 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 7 2.0 1 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0.00 1.00
MLB:1年 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 7 2.0 1 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0.00 1.00
  • 2021年度シーズン終了時

背番号 編集

  • 68 (2014年)

脚注 編集

  1. ^ Bill Chastain (2011年11月18日). “Colome, Rodriguez, Vogt added to Rays' roster”. MLB.com. 2014年12月22日閲覧。
  2. ^ Dick Kaegel (2013年11月24日). “Infielder Laird among five signed to Minor League deals”. MLB.com. 2014年12月22日閲覧。
  3. ^ Royals select contract of pitcher Wilking Rodriguez”. MLB.com Royals Press Release (2014年6月2日). 2014年12月22日閲覧。
  4. ^ Royals acquire outfielder Josh Willingham from Minnesota for pitcher Jason Adam”. MLB.com Royals Press Release (2014年8月12日). 2014年12月22日閲覧。
  5. ^ Steve Adams (2014年8月21日). “Minor Moves: Obispo, Brown, Rodriguez”. MLB Trade Rumors. 2014年12月22日閲覧。
  6. ^ Yankees minor league pitcher Wilking Rodriguez suspended 80 games”. ESPN.com (2015年4月15日). 2023年6月24日閲覧。
  7. ^ Wilking Rodríguez 2015 Minor, Winter & Mexican Leagues Game Logs & Splits”. Baseball-Reference.com. 2023年6月24日閲覧。
  8. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2023年6月24日閲覧。
  9. ^ Cade Gotta y Wilking Rodríguez refuerzan a Rieleros” (スペイン語). MiLB.com (2020年1月2日). 2021年5月26日閲覧。
  10. ^ Garrett Kroeger (2022年9月1日). “Tecolotes closer Rodriguez signs minor-league deal with the Yankees”. Lmtonline.com. 2023年6月24日閲覧。
  11. ^ Jonathan Mayo (2022年12月8日). “2022 Rule 5 Draft results: Pick by pick”. MLB.com. 2023年6月24日閲覧。
  12. ^ Cardinals' Wilking Rodriguez: Undergoes shoulder surgery”. CBS Sports (2023年5月3日). 2023年6月24日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集