inゼリー

森永製菓の菓子ゼリー飲料
ウイダーインゼリーから転送)

inゼリー(インゼリー)は、森永製菓が販売しているゼリー飲料。2018年3月までは、米国ウイダー (Weider) 社の「ウイダー」ブランドを使用した「ウイダーinゼリー」という名称だった。

ウイダーinゼリー(エネルギーイン)(写真はウイダーブランド時代のもの。現在は、商品左下のウイダーのロゴが森永のロゴに変更されている。)

概要 編集

  • 「ウイダーinゼリー」として1994年平成6年)2月1日に発売。「ウイダー」ブランドではあるが、森永製菓の独自開発商品である[1]
    • 森永製菓は米国ボディビルニュートリションを手掛ける企業、ウイダー (Weider Global Nutrition) 社[注 1]1983年(昭和58年)に業務提携し、ウイダー社ブランドの健康・栄養食品の日本における製造・販売を行っている。
  • 商品によってフレーバーや含まれる栄養素が異なる。
  • 初期のキャッチコピーは、『10秒チャージ・2時間キープ』、後に『あなたには、あなたの2時間メシ』、2000年代半ば後期では『Power Your Life.』のフレーズであった。現在は「Charge ▶ Go!」(チャージアンドゴー)である。
  • 2014年2月、発売20周年を機に大幅リニューアルを発表する[2]佐藤可士和がプロジェクトに参画、機能性を重視したラインアップをカロリー別に変更するなど大がかりなものであった。それまではパッケージ中央付近に大きく表示されていたカタカナの「ウイダー」の表記はデザイン刷新の際に左下に移動し、文字の大きさは大幅に縮小された。
  • 2014年3月に上記リニューアル品を発売するも、販売が失速したことから、同年7月には機能性を重視した名称に戻し、デザインも再度刷新した[3]。ただし、「ウイダー」の表記が元の大きくなる事はなく、再度の刷新でロゴも左下に移動した。
  • 2018年3月出荷分から「ウイダー」ブランドの利用を取り止め、商品名が「inゼリー」となった[注 2][1]。既に「ウイダー」の文字及びロゴはパッケージ左下に小さく表記されているのみであったため、森永ブランドへのロゴの差し替えと「ウイダー」の文字を削除したのみでパッケージデザインは大きく変更されていない。これ以前にも、スポンサーを務めボンネットやドアに大きく「ウィダー」のロゴや「ウイダーinゼリー」の文字を掲示していたSUPER GT18号車が、2014年には登録名こそウイダーのままであるものの「inゼリー」のロゴのみになるなど、「ウイダー」ブランドの利用取りやめは2014年から進められていた。

ラインナップ 編集

  • inゼリー エネルギー(マスカット味)
  • inゼリー マルチビタミン(グレープフルーツ味)
  • inゼリー マルチビタミンカロリーゼロ(パイナップル味)
  • inゼリー マルチミネラル(グレープ味)
  • inゼリー プロテイン(ヨーグルト味)
  • inゼリー プロテイン15g (パインヨーグルト味)
  • inゼリー ローヤルゼリー ゴールド(栄養ドリンク味)
  • inゼリー エネルギー ブドウ糖(ラムネ味)
  • inゼリー ゲームブースター(ブルーベリー味 Amazon限定販売)
  • inゼリー フルーツ食感<もも>(もも味)
  • inゼリー フルーツ食感<メロン>(メロン味)
  • inゼリー Clear(ゆずレモン味)
  • inゼリー Clear(パッションフルーツ味)
  • inゼリー エネルギーレモン(レモン味)
  • inゼリー エネルギーフローズン(ライチ味)
  • inゼリー エネルギーマネジメント(バナナ味 セブン-イレブン限定販売)
  • inゼリー ビタミン+ トリプルエッセンス(ピンクグレープフルーツ味 ファミリーマート限定販売)

CM出演者 編集

現在
  • 櫻井翔(10秒チャージ inじゃない?篇)2015年4月~
  • 多部未華子(まるでフルーツ!? 驚きの食感)2022年3月~
  • 瀧七海(受験にinゼリー2023篇)
過去

CM曲 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ ボディビルダージョー・ウイダー1936年昭和11年)に設立。世界で最初の栄養補助食品企業で現在の社名は、シフ・ニュートリション・インターナショナル英語版、同社は2012年12月にレキットベンキーザーに買収された。
  2. ^ 森永製菓とウイダーの契約は2030年まで続いており、プロテインパウダー等はウイダーブランドで発売している。

出典 編集

  1. ^ a b 石阪友貴 (2018年7月3日). “ウイダーinゼリーから「ウイダー」が消えた日”. 東洋経済オンライン (東洋経済新報社). https://toyokeizai.net/articles/-/227114 2018年7月4日閲覧。 
  2. ^ 佐藤可士和が「ウイダーinゼリー」を大幅リニューアル - 発売20周年を機に”. マイナビニュース (2014年2月26日). 2020年2月24日閲覧。
  3. ^ ウイダーinゼリー、「奇跡的巻き返し」の裏側 | 食品”. 東洋経済オンライン (2016年8月21日). 2020年2月24日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集