ウェーブ・ロック(Wave Rock)
西オーストラリア州
Wave rock (2005).jpg
ウェーブ・ロック(Wave Rock)の位置(西オーストラリア州内)
ウェーブ・ロック(Wave Rock)
ウェーブ・ロック(Wave Rock)
座標南緯32度26分38秒 東経118度53分53秒 / 南緯32.44389度 東経118.89806度 / -32.44389; 118.89806座標: 南緯32度26分38秒 東経118度53分53秒 / 南緯32.44389度 東経118.89806度 / -32.44389; 118.89806
位置
登録
定義されていません
登録名Wave Rock & Environs
区分Aboriginal Heritage Sites Register
登録日1995-08-21
登録コードTemplate:SRHP
StatusRegistered
登録名Wave Rock and Environs
区分Natural
登録コードTemplate:RNE
Place File Number5/06/099/0004

ウェーブ・ロック(Wave Rock)は、ヌンガー族(Noongar)によって Katter Kich としても知られている自然な岩層であり、砕けかけている高い波のような形をしている。「波」("wave")の高さは約15 m (49 ft)、長さは約110 m (360 ft)である。それは或る孤丘の北側を形成し、それは「ハイデン・ロック」("Hyden Rock")として知られている。この丘は、花崗岩残丘であり、西オーストラリア州ハイデン(Hyden)の小さな町の東3 km (2 mi)、西オーストラリア州パースの東南東296 km (184 mi)にある[1]。ウェーブ・ロックとハイデン・ロックは、160 ha (395-エーカー)の自然保護区ハイデン・ワイルド・パーク(Hyden Wildlife Park)の一部である。毎年10万人超の観光客が訪れる[2]

ダム編集

或る壁は、ウェーブ・ロックの上方、ハイデン・ロックのほぼ中腹に横たわり、壁の輪郭に従っている。それは雨水を集め、じょうごのように貯水ダムに注いでいる[1]。壁とダムは、1928年12月に公共事業部(Public Works Department)によって東カルガリン地区(East Karlgarin District)の最初の入植者らのために建設された。両者ともに1951年にハイデン・タウンシップの水容量を増やすために改装された。このような壁は、ウィートベルト地域の多くの同様な岩の上によく見られる。

虹の時編集

ウェーブ・ロックはバラドン人(Ballardong people)にとって文化的な重要性を持っている[3]。地元の諸部族は、ウェーブ・ロックは虹蛇の創作物であり、彼女が土地のすべての水を飲み尽くした後、その膨れた身体を土地の上に引きずることによって通り跡の中に作られた、と信じている。彼らはこの地域を文化的学習のアイコンとして尊重した。この夢の時(Dream time)物語からの或る教訓は、一生記憶された[4]。この岩は、オーガスタ(Augusta, Western Australia)近くの南岸から北東、グレートビクトリア砂漠に伸びる夢の通り跡の一部である。通り跡沿いの他の特徴には、Mulka's Cave、Puntapin Rock、Jilakin Rock、Jitarning Rock、Dumbleyung Lake がある。

地形学編集

ハイデン・ロックは、ウェーブ・ロックがその一部であり、26億3000万年前の黒雲母、カリウム長石、ポルフィライト、モンゾ花崗岩から成り、それはイルガーン・クラトン(Yilgarn Craton)の一部である[5]。ハイデン・ロックは花崗岩残丘であり、それはドーム3つから成る。中央のと西のドームは深い谷1つで隔てられており、それは現在は貯水池で占められている。中央のと東のドームは低いプラットフォーム1つでつながっている。地形開発の多段階過程がこれらドームを作った。ハイデン・ロック開発の第1段階は、1億年と1億3000万年前との間の白亜紀の間のラテライト地表下の花崗岩岩盤の風化による地表下の変更であった。この表面の下にある花崗岩の岩盤は、節理形成によって破壊される程度に応じて、地表面の下のさまざまな深さに変更された。この過程が、深く風化された、比較的緩い、分解された花崗岩に囲まれた、ソリッドな花崗岩岩盤の地下「ドーム」("domes")を形成した。オーストラリアと南極の分離とそれに伴うオーストラリア南西部となったものの傾斜に続いて、周囲の地表の下にある、深く風化された花崗岩の定期的な侵食は、時間の経過とともにこれらの埋められたソリッドな岩盤ドームをハイデン・ロックとして露出させた[6][7]

 
頂きからの眺め

ウェーブロックは、地形学者らが「フレアされた斜面」("flared slope")と呼ぶものの見事な例である。フレア斜面は、上向きまたは――内向き――の凹状の岩盤表面である。これは典型的には、残丘、ボルンハルト(bornhardt)、花崗岩の巨岩、およびそれらのもっと高い斜面に見られる。ウェーブ・ロックのようなフレアされた斜面は、オーストラリア南西部のと南部の花崗岩の地形で特によく発達させられている。フレアされた斜面は、地下水による残丘の基部周辺の集中した化学風化によって形成されたと論じられている。地下水による岩盤の化学的風化は、残丘の以前はソリッドであった岩盤基盤内に、深く風化した、比較的緩い、分解された岩盤の、凹状の――上向きまたは――内向きのポケットを生成する。深く風化された岩盤の下にある地表が侵食によって残丘周辺で低くされるとき、深く風化され分解された岩盤のポケットもまた取り除かれ、ウェーブ・ロックのようなフレアされた斜面を生成する。また、あらゆる残丘の斜面の侵食の間に、フレアされた斜面が形成し得ることも論じられている[1][6][7]

大衆文化編集

ウェーブ・ロックは、音楽祭である近くのウェーブ・ロック・ウィークエンダー・イベントを主催し[8]、それは毎年開かれ[9]、2006年からである[10]

  ウィキメディア・コモンズには、ウェーブロックに関するカテゴリがあります。

脚注編集

  1. ^ a b c Twidale, C. R. (1968) Origin of Wave Rock, Hyden. Transactions of the Royal Academy of South Australia. vol. 92, pp. 115–124.
  2. ^ Hyden”. Central Wheatbelt Visitor Centre. 2019年5月16日閲覧。
  3. ^ Noongar Native Title Settlement Information”. Southwest Land and Sea Council (2014年10月7日). 2015年12月6日閲覧。
  4. ^ The Australian Society for Microbiology (September 2001). “Microbiology Australia”. Microbiology Australia 22 (4): 13–16. http://microbiology.publish.csiro.au/ 2016年6月23日閲覧。. 
  5. ^ Qiu, Y., and N. J. McNaughton (1999) Source of Pb in orogenic lode-gold mineralisation: Pb isotope constraints from deep crustal rocks from the southwestern Archaean Yilgarn Craton, Australia. Mineralium Deposita. 34:366–381.
  6. ^ a b Twidale, C. R., J. A. Bourne, and J. R. Vidal Romani (2002) Multistage Landform Development in Various Settings and at Various Scales. Cadernos do Laboratório Xeolóxico de Laxe. 27:55–76.
  7. ^ a b Twidale, C. R., and J. R. V. Romani (2005) Landforms and Geology of Granite Terrains. Taylor & Francis, New York, 359 pp.
  8. ^ Wave Rock Weekender 2018”. 2018年5月5日閲覧。
  9. ^ Wheatbelt town rides the rock wave”. Australian Broadcasting Corporation (2011年11月4日). 2018年5月6日閲覧。
  10. ^ The Wave Rock 2 day experience : Visitor's guide”. p. 25 (2015年1月18日). 2018年5月6日閲覧。

外部リンク編集