ウクライナ危機
ウクライナにおける政治的・軍事的危機
ウクライナ危機(ウクライナきき、英語: Ukrainian crisis)とは、ウクライナにおける政治的・軍事的危機のことで、具体的には2003年からはじまるオレンジ革命[1]、さらに2013年11月からのユーロ・マイダン革命からの国内政治の不安定化[2]、そしてロシアが介入した2014年クリミア危機からロシアによるクリミアの併合以降の衝突、および、こうしたウクライナ情勢をめぐる欧米社会とロシアの対立などを指す[2]。2021年末にはロシア連邦軍がウクライナ国境付近に集結して緊張を高めた。2022年2月24日にロシアはウクライナへの全面軍事侵攻を開始した。ロシア・ウクライナ危機(ロシア・ウクライナきき、英語: Russo-Ukrainian crisis)ともいう。
前史編集
ウクライナとロシアの対立は、1991年のソ連崩壊にともなうウクライナ独立以前にも存在した。
「ウクライナ・ロシア戦争」を参照
- ソビエト・ウクライナ戦争 (1917–1921)
- ホロドモール
オレンジ革命からユーロ・マイダン革命まで編集
クリミア危機 (2014-)編集
- 2014年クリミア危機
- ウクライナ紛争 (2014年-)
- ロシアのクリミア侵攻 (2014)
- ロシアによるクリミアの併合 (2014)
- 2014年ウクライナでの親ロシア派騒乱
- 2014年オデッサの衝突
- ドンバス戦争 (2014–)
- ケルチ海峡事件 (2018)
- ロシアとウクライナのサイバー戦争
- ロシア・ウクライナ教会戦争
2021-2022年のウクライナ危機編集
- ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻とアメリカ合衆国
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻と中華人民共和国
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻へのチェチェンの関与
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻に対する国際社会の反応
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻による経済的影響
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻に対する反戦・抗議運動
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻に対するロシアでの反戦・抗議運動
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻におけるウクライナの抵抗運動
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻における戦闘序列
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻における軍事衝突の一覧
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻のタイムライン
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻における戦争犯罪
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻における性的暴力
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻における女性
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻におけるクラスター爆弾の使用
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻における白リン弾の使用
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻へのベラルーシの関与
- 2022年ロシアのウクライナ侵攻における民間人への攻撃
エネルギー危機編集
「ロシア・ウクライナガス紛争」および「世界的エネルギー危機 (2021年)」を参照
- エネルギーに関してもウクライナとロシアの対立が続いており、ロシア・ウクライナガス紛争は2006年、2008-2009年、2014年にも発生している。さらに、2022年ロシアのウクライナ侵攻以降の緊張の高まりによって、世界的なエネルギー危機が取り沙汰されている[3][4]。
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ 石郷岡建「ウクライナ危機の背景の東西分裂とその行方」比較経済研究 52(2), 2_33-2_50, 2015など
- ^ a b 「ウクライナ危機と日本の地球儀俯瞰外交」研究会報告書、公益財団法人日本国際フォーラム、2017年3月
- ^ 欧州エネルギー危機、重大な警鐘=トタルエナジーズCEOロイター2022年3月8日
- ^ ウクライナ・ロシア危機で懸念される気候変動対応への影響日本総研2022年03月04日
参考文献編集
- 石郷岡建「ウクライナ危機の背景の東西分裂とその行方」比較経済研究 52(2), 2_33-2_50, 2015
- 公益財団法人日本国際フォーラム「ウクライナ危機と日本の地球儀俯瞰外交」研究会報告書、2017年3月