ウバリ(アラビア語:أوباري)はリビア南西部のフェザーン地方のワジ・アル・ハヤー県の県都。アウバーリー(Awbari)とも呼ばれる。2009年の人口は約3.5万人。サハラ砂漠の只中にあるオアシス都市である。

ウバリ

أوباري
ウバリ湖
ウバリ湖
ウバリの位置(リビア内)
ウバリ
ウバリ
ウバリの位置
北緯26度35分 東経12度46分 / 北緯26.583度 東経12.767度 / 26.583; 12.767
リビアの旗 リビア
地域 フェザーン
ワジ・アル・ハヤー県
標高 468 m
人口
(2009年)
 • 合計 35,000人
等時帯 UTC + 2

ウバリの町は、Messak Sattafat高原とIdhanウバリ砂丘、それに湖に挟まれたタルガ谷に位置する。植物は湿地や湖岸に生息するほかは、ナツメヤシなどに限られる。ウバリは、ガートに次ぐトゥアレグ人の一派であるケル・アジェール(Kel Ajjer)族の第2の中心都市である。近隣には、かつてガラマンテス人の都だったゲルマや、ガランなどの村がある。

リビア内戦時においては、ウバリは2011年9月22日にリビア国民評議会派によって占領された[2]。2011年11月19日には、ニジェールへと逃れようとしていたサイフ・アル・イスラム・カダフィがウバリの西約50㎞の地点で拘束された[3]

脚注 編集