ウラジミール・フォック
ロシアの物理学者 (1898-1974)
ウラジミール・アレクサンドロヴィチ・フォック(ロシア語:Владимир Александрович Фoк、英語:Vladimir Aleksandrovich Fock、1898年12月22日 - 1974年12月27日)はロシアサンクトペテルブルク出身の物理学者。1922年にペトログラード大学(現在のサンクトペテルブルク大学)を卒業し、1932年に同大学(名称はレニングラード大に変更)の教授となった。
特に量子力学の分野で基礎的な研究を行った。1926年にクライン-ゴルドン方程式を一般化し、1930年にはハートリー-フォック法を開発した。フォック空間、フォック表示、フォック真空、フォック状態など、フォックの名を冠した用語も多い。
国際量子分子科学アカデミー会員、ソビエト連邦科学アカデミー(現在のロシア科学アカデミー)会員でもあった。1971年ヘルムホルツ・メダル受賞。