エイブラハム・レンペル

イスラエルの計算機科学者 (1936 - 2023)

エイブラハム・レンペルヘブライ語: אברהם למפל‎, Abraham Lempel、1936年2月10日 - 2023年2月4日)は、イスラエル計算機科学者である。

エイブラハム・レンペル
エイブラハム・レンペル(2007年)
生誕 (1936-02-10) 1936年2月10日
ポーランドの旗 ポーランドルヴフ
(現: ウクライナリヴィウ
死没 2023年2月4日(2023-02-04)(86歳)
居住 イスラエルの旗 イスラエル
研究分野 情報理論
研究機関 イスラエル工科大学
出身校 イスラエル工科大学
主な業績 LZ77LZ78
主な受賞歴 パリ・カネラキス賞(1997年)
ハミングメダル(2007年)
プロジェクト:人物伝
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可逆データ圧縮アルゴリズムであるLZ77LZ78の開発の一人である。

生涯 編集

レンペルは1936年2月10日ポーランドルヴフ(現ウクライナリヴィウ)で生まれた[1]イスラエル工科大学で学び、理学の学士号を1963年に、理学修士号を1967年に受けた。1977年にイスラエル工科大学の教授になった。現在は同学の名誉教授である。

レンペルの最も大きな業績は、ジェイコブ・ジヴと共同執筆した、1977年5月の『IEEE Transactions on Information Theory英語版』に掲載された論文『連続したデータ圧縮のための普遍的なアルゴリズム』(A Universal Algorithm for Sequential Data Compression)におけるLZ77アルゴリズムの発表である。

レンペルは1998年にIEEE情報理論ソサイエティ英語版より「Golden Jubilee Award for Technological Innovation」を[2]、2007年に「データ圧縮における先駆的業績、特にLempel-Zivアルゴリズム」についてIEEEリチャード・ハミングメダルを受賞した[3]

レンペルは1994年にイスラエルHP研究所英語版を設立し、2007年10月まで所長を務めた。

2023年2月4日、死去[4]。86歳没。

業績 編集

Lempel-Zivアルゴリズム(LZ77LZ78)はランペルとジェイコブ・ジヴにより開発され、ここから数多くのアルゴリズムが派生した。その中には、画像フォーマットGIFに使われたLempel–Ziv–Welch(LZW)アルゴリズムや、ファイル圧縮フォーマット7-Zipxzに使われたLempel-Ziv-Markov chain-Algorithm(LZMA)が含まれている。画像フォーマットPNGで使われたDeflateはLZ77とハフマン符号の組み合わせである。

著書 編集

  • Jacob Ziv, Abraham Lempel (5 1977). “A Universal Algorithm for Sequential Data Compression”. IEEE 23 (3): 337-343. doi:10.1109/TIT.1977.1055714. (要登録)

関連項目 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ IEEE Transactions On Computers: Contributors”. IEEE (1970年12月). 2014年10月30日閲覧。
  2. ^ Golden Jubilee Awards for Technological Innovation”. IEEE情報理論ソサイエティ. 2014年10月30日閲覧。
  3. ^ IEEE Richard W. Hamming Medal Recipients” (PDF). IEEE. 2014年10月30日閲覧。
  4. ^ רותי לוי (2023年2月5日). “מת פרופ' אברהם למפל – האיש ששינה את מדעי המחשב” (ヘブライ語). TheMarker. https://www.themarker.com/technation/2023-02-05/ty-article/.premium/00000186-21eb-de5c-a5a6-2dff80920000 2023年3月27日閲覧。 

外部リンク 編集