エゾヒグマ

北海道に生息するクマ

エゾヒグマ蝦夷羆、えぞひぐま、学名Ursus arctos yesoensis)は、食肉目クマ科クマ属に分類されるヒグマ亜種で、北海道(かつての蝦夷地)に生息するクマ。日本に生息する陸上動物としては最大である[1][10]

エゾヒグマ
エゾヒグマ (Ursus arctos yesoensis) のぼりべつクマ牧場(2019年1月)
エゾヒグマ Ursus arctos yesoensis
のぼりべつクマ牧場(2019年1月)
エゾヒグマ(多摩動物公園、2009年3月)
多摩動物公園(2009年3月)
保全状況評価[1][2][3]
絶滅のおそれのある地域個体群環境省レッドリスト
石狩西部と天塩増毛の地域個体群)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 食肉目 Carnivora
: クマ科 Ursidae
: クマ属 Ursus
: ヒグマ U. arctos
亜種 : エゾヒグマ U. a. yesoensis
学名
Ursus arctos yesoensis
Lydekker, 1897[4]
シノニム
  • Ursus ferox Temminck, 1844[5]
  • Ursus arctus yesoensis Lydekker, 1897[6]
  • Ursus melanarctos Heude, 1898[7]
和名
エゾヒグマ[8]
英名
Ezo brown bear[4]
Hokkaido brown bear[9]

分布 編集

 
エゾヒグマの生息地

北海道の森林および原野に分布する。夏季から秋季にかけての時期は中山帯高山帯にも活動領域を広げる。石狩西部と天塩増毛の地域個体群は、絶滅のおそれがある地域個体群(LP)に指定されている[1]。個体数は近年増加傾向にあり、2020年度の推計では北海道全域で11700頭程度と推定されている[11]

江戸時代末期から明治時代初期(1865年 - 1868年)にかけては、集落などのように人が多い地域を除けば、北海道全域が本亜種の生息域であったといわれている[12]

北海道本島のほか、国後島択捉島にも分布する[13]利尻島礼文島には生息していない[14]

ヒグマ種化石ブラキストン線津軽海峡)以南の本州四国九州の約1万年前の更新世末期の地層から発掘されており、本州以南にもヒグマ種が生息していたと考えられている[14]

形態 編集

 
エゾヒグマ、北海道(2008年)

成獣の大きさはオスメスとで異なり、オスの方が大きく、体長はオスが約1.9 - 2.3m、メスが約1.6 - 1.8m。体重はオス約120 - 250kg、メスが約150 - 160kg[15]。480kgの個体もある[16]。近年の記録に残されている最大の個体では、体重はオスが520kg(2007年えりも町 推定17歳)、メスが160kg(1985年、推定8 - 9歳)。体長はオスが243cm(1980年、14 - 15歳)、メスが186cm(1985年、8 - 9歳)[15]毛色は褐色から黒色まで個体により様々であり[1]、その色合いごとに名称が付けられている。黄褐色系の個体は金毛、白色系の個体は銀毛頸部前胸部に長方形様の白色がある個体は月の輪。また夏毛刺毛で構成されており、冬毛は刺毛と綿毛で構成されている[15]数は、切歯が上6本下6本、犬歯が上2本下2本、前臼歯が上8本下8本、後臼歯が上4本下6本、合計42本。乳頭数が、胸部2対、腹部は無し、鼠径部1対、合計6個。指趾数(の数)は、前肢が5本、後肢が5本、合計20本[17]

新生子の大きさは、体長が25 - 35cm。体重は300 - 600g。視力はなく、も生えていない。体毛は、産毛がまばらに生えている[15]

分類 編集

エゾヒグマの学名としてはUrsus arctos yesoensis Lydekker, 1897が使用されているが[8]、先行して記載されたU. a. ferox Temminck, 1844を用いるべきとする説もある[5]

ヒグマの亜種であるウスリーヒグマUrsus arctos lasiotus)と同亜種とする説もある。この分類ではferox Temminck, 1844はRafinesque, 1817のホモニムとして無効名となり、lasiotus Gray, 1867が先行シノニムとなる[18]

ミトコンドリアDNAの分子系統解析では北海道個体群は道南、道北・道央、道東の3系統に分かれるという結果が得られており、大陸個体群を含めた分析から氷河期において異なる系統の渡来が複数あったことが示唆されている[13]

生態 編集

本亜種の行動は、発情期と子育て期以外は単独行動である。活動時間帯はを問わず一定していない。休息場所は特に決まっておらず、気に入った場所で休息する。本亜種は犬掻きによる泳ぎが得意である。若い個体は木登りも得意であるが[15]、それは体重が軽いためである[19]。本亜種はをよく使い、手のが伸びる速さはの爪が伸びる速さの約2倍である。これは手をよく使うために手の爪の摩耗が速く、摩耗した爪を補うために速く伸びるものと推考できる。また後肢で2本足立もする[15](→立ち姿の写真)。

活動期間は、から晩秋初冬にかけての期間で、活動地域は平野部から高山帯に至るまで様々な地域で活動する。となる植物を得られない残雪(春)や降雪による積雪(晩秋・初冬)の多い地域にはおらず、植物を採食できる地域に移動している。越冬のために巣穴に籠る時期は晩秋から初冬にかけての時期で、出産は越冬期間中に行われる[15]

寿命は、野生下では約30歳[15]。飼育下では、のぼりべつクマ牧場(北海道登別市)で1987年1月18日に生まれた雌の「マケンコ」が2022年同日に35歳を迎えた例がある[20]

食性 編集

 
頭蓋骨

食性雑食性である。 植物性のものを食べる目的は二つあり、一つは栄養を摂取するため。もう一つは便秘予防や消化促進のためである。 本亜種が前者の目的で摂取する植物は、栄養素を多量に含むフキセリ科などの草と木の実である。 本亜種は植物繊維を分解して栄養素に変換する機構を備えておらず、また草食動物のように植物繊維を分解して栄養素に変換する腸内細菌共棲していない。そのため本亜種がスゲ類[注 1]などの植物繊維の多い植物を摂取する目的は後者(便秘予防、消化促進の為)である。 本亜種は様々な動物性のものを摂取するが、主に鳥類哺乳類昆虫類水棲動物ではザリガニサケ、その他の魚類である。本亜種は共食いをすることがある。摂取した昆虫類やザリガニの外骨格羽毛獣毛などは分解できず、未消化のまま排泄される。 本亜種の食性は非常に多様性に富み、人が食べることができるものは元より、それ以外のもの食べることができ、樹脂も食べる。草類は約60種類、木の実が約40種類、動物が約30種類である[21]

前述の通り本亜種が様々な動植物を食べるが、代表的なものをいくつか次に示す。

草本
最もよく利用される草本はアキタブキとされ、ついでエゾイラクサが食べられる[22]。これらの植物を食べるヒグマは日本国外ではみられない[22]セリ科の植物(ハクサンボウフウシラネニンジン(別名:チシマニンジン[23]など)は日本国外のヒグマと同様によく餌とし、自生地域は本亜種の食餌場となっている[24][22]。本亜種がミズバショウを好むという通説は誤りで、ミズバショウと混生しているザゼンソウを好んで食べる。ザゼンソウが生えていない場合はミズバショウも食べる[25]。北海道ではグラミノイド(イグサ科イネ科カヤツリグサ科)の利用割合は少ない[22]
木の実
落ちている木の実を拾って食べる。樹木に登って食べることもある[24]。6月中旬には実がなっているヤマグワを、9月から10月にかけてはハイマツタカネナナカマドウラジロナナカマドクロウスゴの実を食べる[24]。北海道の多くの地域のエゾヒグマはミズナラの堅果を利用するが、渡島半島ではブナの堅果を餌とする[26]
魚類
サケ・マス類を食べるエゾヒグマは知床半島の一部に限定され、北海道の多くの地域ではサケ・マス類の利用はとても少ない[27]知床半島では10月にテッパンベツ川に遡上したカラフトマス捕食し、11月になるとサケを捕食することもある。1940年代まではこれらの魚類が遡上する川がある地域が北海道内に多く存在したので、そのような地域では本亜種はサケやマスを捕食していた[28]
節足動物(昆虫など)
アリ巣穴を掘って、出てきたアリを舐めて食べる。蟻酸の味を好むようである[14]。特に大量にいて攻撃性の低いアリを選択的に利用することがわかっている[29]土中にいるコガネムシ幼虫を掘り出して食べることもある[14]。また、やその周辺のをどかしてザリガニを探して食べる[14]
哺乳類
北海道に広く生息するエゾシカを餌として年間を通して利用する[27]。主に積極的に捕食する。
家畜や人を捕食することもある[28]。本亜種がこれらを食べるときは内臓から食べ始めるという通説は誤りである。本亜種は最初に筋肉から食べ始め、最後に四肢を食べるが、から先の部分とから先の部分は食べないことが多い。頭部はなおのこと食べないことが多い[30]
屍肉
腐敗臭が漂う屍肉も食べる。海岸に打ち上げられて死んでいる海獣魚類などが餌となる。屍肉食は、雑食性の動物にはよくあることである[28]
農作物
トウモロコシテンサイメロンスイカイネなど様々な野菜や果物穀物を食べる[31]北アメリカヨーロッパではヒグマによる農作物の食害はあまりみられず、エゾヒグマ特有といえる[31]

鳴き声 編集

成獣は相手を威嚇する時に「ウオー」「グオー」「フー」などの鳴き声を発声する。鳴き声以外にもを鳴らしたり、地面を擦るなどして音を出して威嚇する[32]

新生子や子グマは「ビャー」「ピャー」「ギャー」などと鳴く[32]

繁殖と子グマの独立 編集

発情期は初夏から夏にかけての期間。妊娠期間は約8ヶ月間で、翌年の越冬期間中に巣穴で出産する。産仔数は1 - 3頭。子育てメスだけで行う[15]。越冬期間中に出産と母乳による子育てをするため、に巣穴から出る頃には母グマの体重は約30%減少している[33]。新生子は視力などがない。生後6週目に聴力を得て、7週目に視力を得る。生後4ヶ月で乳歯が生え、母グマと同じものを食べるようになる。1 - 2歳になると親離れする。子グマが繁殖できるようになるのは4 - 5歳で、最年少の記録は3歳。30歳ぐらいまで繁殖が可能である[15]

冬籠り 編集

越冬用の巣穴は山の斜面に横穴を掘り、縦穴は掘らない。他の個体が前回の越冬に使用した穴を使用することもある。岩穴や樹洞を使うことは滅多にない。独立して行動する年齢になった個体は複数個の巣穴を持っており、その使い方は個体により様々。巣穴に籠る時期は晩秋から初冬にかけての期間であるが、積雪とは関係がない[34]。冬籠り中の体温は活動時期より4 - 5度下がる[35]

動物園などでの飼育下では、本亜種を冬籠りさせないことができる[33][36]。また、冬ごもりさせる動物園もある。

熊棚 編集

本亜種は樹木に登って木の実を食べることがあるが、そのときに熊棚(くまだな)ができる場合がある[24]。本亜種が樹上で木の実がなっているを手繰り寄せたときに枝が折れることがあり、折れた枝は本亜種の臀部の下に敷く習性があり、枝の数が多くなるとのようになるので、これを熊棚という[37]

エゾヒグマが引き起こす問題 編集

農業被害 編集

1970年代から1980年代まではエゾヒグマが農作物を荒らすことは少なかったが、1990年代後半から2000年代にかけて農作物を食べるエゾヒグマが増加した[38]。その理由として、農業従事者の減少によって畑などに人が入ることが少なくなったため、クマが畑や人を警戒しなくなったことが挙げられている[38]。本亜種による農業被害額は年間で1億円を超えると推定されている[39]。ツキノワグマと違って林業被害は報告されていない[39]

家畜被害 編集

家畜が襲われる被害は1970年代以降大きく減少している[39]。しかし、2019年以降、標茶町厚岸町で「OSO18」により多くの家畜が襲われる被害がでている[40]

人身被害 編集

エゾヒグマと遭遇することで人が襲われ、負傷もしくは死亡する事例もたびたび発生している。札幌丘珠事件(1878年)、三毛別羆事件(1915年)、石狩沼田幌新事件(1923年)のほか、福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件(1970年)など複数の被害を出した事例も少なくない[41]。本州のツキノワグマの場合は偶発的に人間を殺傷してしまう例がほとんどであるが、ヒグマの場合、上記の事件では集団の人間を捕食対象として認識し、計画的に執念深く追尾し、捕らえ、捕食し、さらに遺体を持ち帰り食用として保存までしている。

駆除と保護 編集

駆除 編集

エゾヒグマは害獣に指定されて100年以上経つ(2008年時点)。1875年(明治8年)12月20日に害獣に指定され、2008年(平成20年)時点では、10月から翌年1月までの狩猟期と、鳥獣保護区では狩猟期以外の時期も害獣として駆除されている。1877年(明治10年)9月22日に北海道全域で捕獲奨励金制度が始まり、1888年(明治21年)11月22日にこの制度が廃止されるまで続いた。そして1963年(昭和38年)2月3日に奨励金制度が再度始まる。1962年(昭和37年)6月に十勝岳噴火し、降灰地域に生息していた本亜種が東へ移動し、本亜種が移動地域の家畜に被害を与えたため、1963年(昭和38年)4月にヒグマ捕獲奨励金制度が始まり、1980年(昭和55年)3月まで続いた。1966年(昭和41年)4月に計画駆除事業(通称「春熊駆除」)が始まり、1989年(平成元年)まで続いた。駆除時期は、1966年(昭和41年)の駆除事業開始時は2月から雪解けまで。1976年(昭和51年)頃から1986年(昭和61年)までは、3月15日から5月31日まで。1987年(昭和62年)から1989年までは、地域により駆除期間を30 - 40日間に短縮した[42]

急速なヒグマ分布域の縮小や推定生息数の減少を背景に、当時の北海道知事横路孝弘は、1988年には道議会で「ヒグマは本道の豊かな自然を象徴する野生動物であり、保護面でも対応する」と述べ、翌年に1989年には春熊駆除を中止。ヒグマを保護していく大切さを訴え、ヒグマとの共存を目指す政策へとシフトさせた[43][44][45]。2008年(平成20年)時点では、予防駆除として本亜種の駆除が続いている。殺獲数は、2005(平成17)年度が568頭、2006(平成18)年度が430頭[42]

保護管理 編集

駆除だけに頼らずに被害防止と共存を実現するための様々な取り組みも2000年代以降に北海道各地で行われ始めた。2000年には「渡島半島地域ヒグマ保護管理計画」が策定され、科学的なエゾヒグマの保護管理政策が実施されている[46]自然遺産に指定されている知床でも「知床ヒグマ保護管理計画」の策定に向けた取り組みが進められている。

新世代クマ 編集

1990年に春熊駆除が廃止されヒグマを取り巻く環境が保護へと転換されてから15-20年以上が経過した2000年代、人に対する恐怖経験が全くない世代のエゾヒグマが現れるようになった[47]。こうしたクマは「新世代クマ」と呼ばれ、大きな問題となっている[47][48]。新世代クマとみられるエゾヒグマが住宅地に出没する事例も季節を問わず発生している[48][49]。本州のツキノワグマを含めて、市街地に出没するクマの個体を「アーバンベア」(都市型クマ)と呼ぶこともある[50][51]

こうした状況になると、警察によるパトロールや周辺学校での集団下校、遊歩道や公園の閉鎖が行われたり、住民が外出を控えるようになったりと物々しい騒然とした事態となる[52]。2011年10月には千歳市札幌市の市街地でクマが相次いで目撃され大きく報道された[53][54]

関連文献 編集

  • 高橋芳幸片桐成二石川明子佐藤喜和松橋珠子糞中ホルモン、酵素およびDNAを用いたエゾヒグマの個体識別の試み」『プロ・ナトゥーラ・ファンド』第8期(1997年度)、日本自然保護協会2010年1月23日(土)閲覧  [リンク切れ]
  • 米田政明、阿部永「エゾヒグマ(Ursus arctos yesoensis)の頭骨における性的二型および地理的変異について」『北海道大学農学部邦文紀要』第9巻第4号、北海道大学、1976年3月、265-276頁、ISSN 03675726NAID 120000957772 

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 北海道の湿原に多く生える。「スゲ属#生育環境」を参照。

出典 編集

  1. ^ a b c d 日本の哺乳類 改訂2版』p.77
  2. ^ 石井信夫「天塩・増毛地方のエゾヒグマ」、環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室 編『レッドデータブック2014 -日本の絶滅のおそれのある野生動物-1 哺乳類』ぎょうせい、2014年、110-111頁。
  3. ^ 阿部永・石井信夫「石狩西部のエゾヒグマ」、環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室 編『レッドデータブック2014 -日本の絶滅のおそれのある野生動物-1 哺乳類』ぎょうせい、2014年、112-113頁。
  4. ^ a b 阿部永. “RDB種情報(動物)種の詳細情報”. 生物多様性情報システム. 環境省自然環境局生物多様性センター. 2013年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月23日(土)閲覧。
  5. ^ a b Gennady Baryshnikov, Tsutomu Mano & Ryuichi Masuda, “Taxonomic differentiation of Ursus arctos (Carnivora, Ursidae) from south Okhotsk Sea islands on the basis of morphometrical analysis of skull and teeth,” Russian Journal of Theriology, Volume 3, Issue 2, Russian Journal of Theriology, 2004, Pages 77-88.
  6. ^ Lydekker, R., “The Blue Bear of Tibet, with Notes on the Members of the Ursus arctus Group,” Proceedings of the Zoological Society of London, Volume 65, Issue 2, Zoological Society of London, 1897, Pages 412-426.
  7. ^ Maria Pasitschniak-Arts, “Ursus arctos,” Mammalian Species, No. 439, American Society of Mammalogists, 1993, Pages 1–10.
  8. ^ a b 増田隆一・茂原信夫日本産食肉目の種名検討」〈シリーズ 日本の哺乳類 種名検討編〉『哺乳類科学』第37巻 1号、日本哺乳類学会、1997年、87-93頁。
  9. ^ エゾヒグマ/札幌市円山動物園”. 札幌市円山動物園. 2010年1月24日(日)閲覧。
  10. ^ Fred Bunnell 「クマ科」渡辺弘之訳『動物大百科1 食肉類』今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編、平凡社、1986年。
  11. ^ 北海道道庁. “北海道ヒグマ管理計画(第2期)資料編”. 北海道環境生活部自然環境局. 2023年6月22日閲覧。
  12. ^ 野生動物調査痕跡学図鑑』p.357
  13. ^ a b 増田泰「第2章 ヒグマ―日本最大の食肉類」、増田隆一 編『日本の食肉類―生態系の頂点に立つ哺乳類』東京大学出版会、2018年、43-63頁。
  14. ^ a b c d e 野生動物調査痕跡学図鑑』 p.356
  15. ^ a b c d e f g h i j 野生動物調査痕跡学図鑑』p.348
  16. ^ エゾヒグマ”. 東山動植物園. 2016年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月23日(土)閲覧。
  17. ^ 野生動物調査痕跡学図鑑』p.347
  18. ^ W. Christopher Wozencraft, “Order Carnivora,” Mammal Species of the World, (3rd ed.), Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Volume 1, Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 532 - 628.
  19. ^ 旭山の動物たち”. 旭川市旭山動物園. 2010年1月23日(土)閲覧。
  20. ^ 「マケンコ ご長寿35歳/のぼりべつクマ牧場 歴代記録を更新」『読売新聞』朝刊2022年1月29日(北海道胆振地区版)
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  22. ^ a b c d 日本のクマ―ヒグマとツキノワグマの生物学』p.40
  23. ^ 米倉浩司梶田忠シラネニンジン」『BG Plants 和名-学名インデックス』YList(2003-)、千葉大学理学部生物学科、2010年1月23日閲覧 [リンク切れ]
  24. ^ a b c d 野生動物調査痕跡学図鑑』p.354
  25. ^ 野生動物調査痕跡学図鑑』 p.352
  26. ^ 日本のクマ―ヒグマとツキノワグマの生物学』p.41
  27. ^ a b 日本のクマ―ヒグマとツキノワグマの生物学』 p.43
  28. ^ a b c 野生動物調査痕跡学図鑑』p.355
  29. ^ 日本のクマ―ヒグマとツキノワグマの生物学』 p.42
  30. ^ 野生動物調査痕跡学図鑑』p.58
  31. ^ a b 日本のクマ―ヒグマとツキノワグマの生物学』 p.44
  32. ^ a b 野生動物調査痕跡学図鑑』p.350
  33. ^ a b エゾヒグマ”. 愛媛県立とべ動物園. 2012年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月23日(土)閲覧。
  34. ^ 野生動物調査痕跡学図鑑』pp.349-350
  35. ^ エゾヒグマ”. 京都市動物園. 2009年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月23日(土)閲覧。
  36. ^ エゾヒグマ -釧路市動物園-”. 釧路市動物園. 2013年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月23日(土)閲覧。
  37. ^ 堀越弘司 (2009年1月15日). “山の花だより - 冬の森” (PDF). 奥多摩観光協会. pp. p5、PDF:p5/6. 2010年1月23日(土)閲覧。
  38. ^ a b 日本のクマ―ヒグマとツキノワグマの生物学』pp.45-49
  39. ^ a b c 日本のクマ―ヒグマとツキノワグマの生物学』p.304
  40. ^ 日本放送協会. “牛を襲う 謎のヒグマ「OSO18」とは なぜ被害が? 追跡取材で迫る - クローズアップ現代”. クローズアップ現代 - NHK. 2022年10月23日閲覧。
  41. ^ ヒグマによる人身事件の概要一覧(1970年〜2000年12月)”. 北海道野生動物研究所 (2003年6月30日). 2012年8月4日閲覧。
  42. ^ a b 野生動物調査痕跡学図鑑』(pp.409-410)。
  43. ^ 亀田正人, 丸山博「ヒグマをめぐる渡島半島地域住民の意識と行動」『室蘭工業大学紀要』第53巻、室蘭工業大学、2003年11月、65-76頁、ISSN 1344-27082022年10月23日閲覧 
  44. ^ ヒグマ特集 保護政策へ転換 増加の要因:北海道新聞 どうしん電子版”. 北海道新聞 どうしん電子版. 2022年10月23日閲覧。
  45. ^ フィールド紹介―――道南・渡島半島”. higuma1979.sakura.ne.jp. 2022年10月23日閲覧。
  46. ^ 間野 勉「北海道のヒグマ保護管理への取り組み―特定計画化への課題―」『哺乳類科学』第47巻第1号、2007年、145-146頁、doi:10.11238/mammalianscience.47.145 
  47. ^ a b ヒグマ学入門―自然史・文化・現代社会』pp.220-221
  48. ^ a b 北海道新聞』「人恐れぬ新世代クマか 札幌7日も警戒続く」2011年10月8日
  49. ^ 『北海道新聞』「目前10メートル住宅街騒然」2012年4月20日
  50. ^ 【ニュースの門】街の中クマに出会ったら…「アーバンベア」市街地周辺に生息『読売新聞』朝刊2022年4月14日
  51. ^ 佐藤喜和『アーバンベア となりのヒグマと向き合う』東京大学出版会 2021年 ISBN 978-4-13-063950-7
  52. ^ 『北海道新聞』「クマ警戒の連休初日」2011年10月9日
  53. ^ 『北海道新聞』「クマ目撃札幌で続く 住宅地パトロール強化」2011年10月7日
  54. ^ 『北海道新聞』「千歳市街クマ出没続く」2011年10月8日

関連項目 編集

参考文献 編集

外部リンク 編集