エデュケーション・シティ・スタジアム
エデュケーション・シティ・スタジアム(アラビア語: استاد المدينة التعليمية)はカタールのアル・ライヤーンに建設されたサッカー専用スタジアム。アル・ライヤーンにあるカタール財団の整備した教育施設エリアである「エデュケーション・シティ」にある。2020年6月15日開場[2]。
概要 | |
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所在地 | カタール アル・ライヤーン |
座標 | 北緯25度18分39秒 東経51度25分28秒 / 北緯25.310822度 東経51.424418度 |
座席数 | 45,350人(予定) |
建設 | |
着工 | 2016年 |
開業 | 2020年6月15日 |
設計者 |
Fenwick-Iribarren Architects Pattern Architects |
プロジェクト マネージャー | ASTAD |
構造エンジニア | ビューロ・ハッポルド[1] |
主要建設者 | Joannou & Paraskevaides and CONSPEL QATAR |
利用 | |
サッカーカタール代表 FIFAクラブワールドカップ2020 FIFAアラブカップ2021 2022 FIFAワールドカップ AFCアジアカップ2023 |
2022 FIFAワールドカップの開催会場の一つで、準々決勝などが行われる予定。2020年9月3日に行われたカタール・スターズリーグの試合がこけら落としとなった[3]。
ギザギザのダイヤモンドカット風の外観が特徴。建築材料の20%に植物由来の材料を用い、環境面で非常に配慮されたスタジアムとなっており、2019年5月には環境評価システムであるグローバル・サスティナビリティ・アセスメントシステム (GSAS) で5つ星の評価を得ている[4]。
歴史
編集2019年9月30日、国際サッカー連盟 (FIFA) は本スタジアムをカタールで開催されるFIFAクラブワールドカップ2019の3位決定戦と決勝戦の会場として発表。併せて、リヴァプールFCの初戦となる準決勝も主催する予定だったが、2019年12月7日に、本スタジアムの公式オープンが2020年初頭まで延期されたことを受けて、会場をドーハのハリーファ国際スタジアムに変更した。
その翌年、FIFAクラブワールドカップ2020が再びカタールで開催。本スタジアムも会場の1つとなり、2回戦・準決勝・3位決定戦、さらにはバイエルン・ミュンヘン対UANLティグレスの決勝戦が本スタジアムで行われた。 同年、AFCチャンピオンズリーグ2020の東ゾーンと西ゾーンの試合も主催。
FIFAワールドカップのリハーサル大会となった2021 FIFAアラブカップでは5試合が開催された。
2022 FIFAワールドカップ
編集開催日 | 時間(UTC+3) | チーム#1 | 結果 | チーム#2 | ラウンド | 観衆 |
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11月22日 | 16:00 | デンマーク | 0 – 0 | チュニジア | グループD | 42,925 |
11月24日 | ウルグアイ | 0 – 0 | 韓国 | グループH | 41,663 | |
11月26日 | ポーランド | 2 – 0 | サウジアラビア | グループC | 44,259 | |
11月28日 | 韓国 | 2 – 3 | ガーナ | グループH | 43,983 | |
11月30日 | 18:00 | チュニジア | 1 – 0 | フランス | グループD | 43,627 |
12月2日 | 韓国 | 2 – 1 | ポルトガル | グループH | 44,097 | |
12月6日 | モロッコ | 0 – 0 (延長)
(3–0 PK) |
スペイン | ラウンド16 | 44,667 | |
12月9日 | クロアチア | 1 – 1 (延長)
(4–2 PK) |
ブラジル | 準々決勝 | 43,893 |
脚注
編集- ^ “Education City Stadium Design”. Supreme Committee for Delivery & Legacy (2018年7月9日). 2019年9月12日閲覧。
- ^ https://www.gulf-times.com/story/664827/Education-City-Stadium-completed
- ^ “Cazorla dazzles as football arrives at Education City”. FIFA. 4 September 2020閲覧。
- ^ “Education City Stadium...Jewel of the Desert”. Gulf Times