エドザクラ(江戸桜、Cerasus serrulata ‘Nobilis’)はバラ科サクラ属園芸品種。単にエドとも呼ばれる。サトザクラの一種であり、元々荒川堤に植わっていたとされ、江戸に多いことからこの名がついたとされる[1]八重咲きの品種である。なお、エドヒガンとの関連はない。

エドザクラ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
: サクラ属 Prunus
品種 : エドザクラ
学名
Cerasus serrulata ‘Nobilis’
和名
江戸桜

特徴 編集

樹高は 5 - 8 m 程に伸びる。樹形は傘状になる

花は大輪であり、花弁は10 - 15枚の八重咲き。旗弁も見られる。蕾は濃い目の桃色になっており、割いた後は外側がより色が濃く、内側は薄桃色になる。ソメイヨシノより遅れて咲き始め、花の時期に緑褐色の葉が出る。散り際には中心部からやや赤色の線が現れる。

エドザクラは多くの品種と類似しており、糸括(いとくくり)、大手毬(おおてまり)、八重紅虎の尾(やえべにとらのお)などと類似しており別品種とされてきたが、DNA調査によるとこれらの品種は同一の品種であるとされている[2]

関連項目 編集

参考文献 編集