エドワーズ空軍基地(エドワーズくうぐんきち、Edwards Air Force Base)は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州の東部にあるアメリカ空軍基地である。モハーヴェ砂漠ロジャース乾湖英語版(ミューロック乾湖)に作られている。粘土質の乾湖の地面にペイントしただけの長大な滑走路を含め合計18本もの滑走路があり、さまざまな機体のテスト飛行が行われる航空機開発の拠点として知られている。スペースシャトルの帰還時にケネディ宇宙センターへの帰還が困難なときの代替着陸施設に指定されていた。

エドワーズ空軍基地
Edwards Air Force Base
基地の衛星写真
基地の衛星写真
IATA: EDW - ICAO: KEDW
概要
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
所在地 カリフォルニア州ランカスター
種類 軍用
運営者 アメリカ空軍
開設 1933年
標高 702 m (2,302 ft)
座標 北緯34度54分20秒 西経117度53分01秒 / 北緯34.90556度 西経117.88361度 / 34.90556; -117.88361
公式サイト www.edwards.af.mil
地図
エドワーズ空軍基地の位置
エドワーズ空軍基地の位置
EDW/KEDW
エドワーズ空軍基地の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
04R/22L 4,579×91 コンクリート
04L/22R 3,658×61 コンクリート
06/24 2,438×15 コンクリート
出典: 公式サイト[1]および連邦航空局[2]
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概要 編集

1933年に開設された、おもに航空機の開発・研究・調査を行う基地である。元々の基地の名称は、ミューロック陸軍飛行場(Muroc Army Air Field)であったが、YB-49のテスト飛行中に事故死したグレン・W・エドワーズ(Glen.W.Edwards)大尉にちなんで、1950年に改称された。空軍の飛行試験センター(AFFTC)やテストパイロット学校英語版 (AFTPS) 、NASAのアームストロング飛行研究センターなどが所在する。

フライト・テストの聖地として知られ、過去に多くの著名な記録的フライトが行われた。

フィクション 編集

  • 映画『ターミネーター3』に、サイバー・リサーチ・システムズ(CRS)の本部としてもその名前が出ている。
  • テレビアニメ『蒼き流星SPTレイズナー』に、火星から逃げ帰った主人公たちの乗るグラドスのシャトルが、米軍の手によってエドワーズ基地まで誘導される。
  • OVAカリフォルニア・クライシス 追撃の銃火』に登場。
  • マブラヴ オルタネイティヴ』に、国連の宇宙総軍北米司令部が置かれている基地(もしくは、その指揮系統下にある基地)としてその名前が出ている。
  • OVAおよび劇場アニメ『マクロスプラス』に、宇宙時代の最新軍用機のテストフライト施設として、「ニュー・エドワーズ基地」という名の航空基地が登場する。劇中ではもっぱら単に「エドワーズ」と呼ばれ、立地場所のロケーションも実在のエドワーズ基地と同じく砂漠である。

脚注 編集

  1. ^ Edwards Air Force Base, official site
  2. ^ FAA Airport Form 5010 for EDW (PDF) , effective 2008-04-10

外部リンク 編集