エバーグレーズの外来種の一覧

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エバーグレーズの外来種の一覧(エバーグレーズのがいらいしゅのいちらん、: List of invasive species in the Everglades)は、アメリカ合衆国フロリダ半島南部にあるエバーグレーズに持ち込まれ、エバーグレーズの保全地域において侵略的に適応した植物や動物の一覧である。エバーグレーズはフロリダ州南部にある広大な流域であり、キシミー川英語版からの水を受けた広く浅いオキーチョビー湖から溢れた水が流れ込んでいる。この溢流水はフロリダ湾まで長さ約160 km (100マイル)、幅約97 km (60マイル) の大変浅い川を形成する。その流速は1日に800 m (半マイル) ほどである。エバーグレーズの生態系は、東を南フロリダ都市圏の都会地域、西をネイプルズフォートマイヤーズの各市、南はフロリダ湾に囲まれており、フロリダ湾はエバーグレーズからの淡水が流入されることでその海洋環境を維持する。三方を近接した物流の中心地に囲まれているので、特に外来種が侵攻しやすい環境にある。

An aerial photo of an island surrounded by flat grass; the island is covered with extensive vines
エバーグレーズの樹木の島。イリオモテシャミセンヅルに覆われている
An alligator on a bank with a large snake in its mouth that has also wrapped itself around the alligator
エバーグレーズ国立公園の職員が撮影した写真。ビルマニシキヘビがアリゲーターを締め付けている

20世紀、フロリダはアメリカ合衆国国内でも他にないような人口の急増を経験し,それに関わって急激な都市拡大が起きたが、これらはエバーグレーズの排水された土地によって可能になったものである。洪水防止が優先事項となり、1947年から1971年まで中央・南フロリダ洪水防止計画 (Central & South Florida Flood Control Project) によって、南フロリダにおける全長2,300 km (1,400マイル) におよぶ運河とダムの建設が行われた。広い範囲の建設工事は居住区を拡大し、従来の動植物が持っていた生態系を変化させた。フロリダの新しい住民や観光客のせいで、偶然に、あるいは景観を改善することを意図して、地域に新しい植物種が導入された。同様に多くの動物種も、逃げ出すか、あるいは捨てられ、それが個体数を増やすことで導入されてきた。これらの種を表すために幾つかの言葉が使われている。たとえば、exotic(外来の)、invader(侵入者)、 immigrant(外来種)、colonist(外来種)、introduced(導入された)、nonindigenous(非原産の)、naturalized(帰化した)という言葉が使われている。「naturalized(帰化)」とは長い期間にわたって地域に適応した種を表すのが通常であり[1]、"invasive"「侵略種」とは特に他の種に影響し攻撃的な種を言うことが多い[2]

南フロリダの魚類爬虫類鳥類哺乳類の約26%が外来種であり、これはアメリカ合衆国の他のどこよりも多く、またこの地域は世界でも最多クラスの外来植物種に寄生されている[3][4]。気候、疫病、消費者など、本来の生息環境で植物を抑制していた生物学的環境要因の多くがエバーグレーズには存在しないので、たいていの外来種が原産国の平均値よりはるかに大きく成長し、原産国の平均値をはるかに超える数が繁殖している。同様に動物にとっても、元々の生息地に比べエバーグレーズでは捕食者や自然の障害の無いことが多く、そのため繁殖が急速かつ効率的になることが多い。エバーグレーズの水質に関する関心が20世紀の初めに高まり、2000年までに連邦政府の資金を使ってエバーグレーズの復元を行う法が成立した。これは有史のなかでも最大の計画的環境再生への取り組みとなっている。外来種の制御はアメリカ合衆国魚類野生生物局の役割となり、1994年から外来種についての情報を蓄え、広報を行っている。外来種の管理は年間5億ドルを要するが、南フロリダの6,900 km2 (170万エーカー) の土地はまだ外来種に対する対応が採られないままとなっている[5]

植物種編集

生態学と環境研究の分野が発展するにつれて外来種が以前よりも注目を浴びるようになり、その影響が明らかになってきた。20世紀半ば、当時の外来種に関する知識が、環境はほとんど影響を受けないと仮定していたので、外来種に関する生物学の教科書は、警告よりも満足感の方を多く反映していた[6]。1960年代、トマス・ロッジは、原生種ではない植物や動物が南フロリダで生きているという証拠があるが、特に注目するほどではないと記している。しかし、過去数十年間で外来種の数とその広がりが劇的に増えた[2]

もともとエバーグレーズは在来の植物相として1,301種を抱えていた。それらは熱帯性から亜熱帯性のものであり、約5,000年前にフロリダ半島に到達した。風、水、鳥が熱帯性植物の大半を運んできた。亜熱帯種はより北の方から広がった[7]。2010年の時点で、それらに追加して南フロリダより外来植物が1,392種が同定され,それらはこの地に定着している[8]。意図的にしろ偶然にしろそれらの種が人為的に持ち込まれたのであり、それには様々な経路があった。すなわち農業の実験、輸送用のコンテナ、あるいは自動車への付着などである。南フロリダは、アメリカ合衆国とカリブ海および中南米との輸送や交通の中心である。1990年の1年間で、3億3,300万の植物がマイアミ国際空港に入って来ている[9]アメリカ合衆国農務省とフロリダ食糧・農業科学大学の双方がフロリダ州全体にある研究所で植物の実験を行っている。

地方、州、連邦政府の機関が多額の金を遣って南フロリダから外来種を取り去ろうとしており、またこれ以上地域に入って来るのを防止しようとしている。フロリダに入って来た植物は「制限付き」か「禁止」かに区分されるが、新しい区分が考案されており、新区分である「植物危険性分析未承認 (Not Authorized Pending Pest Risk Analysis (NAPPRA))」では、科学者がその外来種が南フロリダの環境に与えるかもしれない害を評価することを認めている[10]。フロリダ外来有害植物委員会と呼ばれる非営利団体が外来種をカテゴリーに分けた表を作成している。カテゴリーIは、「原生種に置き換わることで原生種の生態系を改変し、生態系の構造あるいは生態機能を変化させ、あるいは原生種と雑種を生じるもの」であり、カテゴリーIIは、「量的にも分布的にも増殖するが、カテゴリーIに見られるほどフロリダの植物生態系を変えないもの」となっている[11]。100種以上の植物種がカテゴリIに登録されてきたが、その中でも数種の植物は、繁殖の速さによって潜在的な生態系に対する破壊力が最大であること、群生や日陰の形成などによって原生植物に取って代わってしまうこと、エバーグレーズの環境に対する高い適応能力、エバーグレーズ外遠く離れた地域まで生息地を広げてしまう可能性(もしくは既に広げた証拠)といった点で抜きん出ている[12]

学名 和名(英名) 原産地 / 導入年 導入の目的
Melaleuca quinquenervia
 
(メラレウカ、カユプテ、white botlebrush tree) オーストラリアニューギニアソロモン諸島 / 1906年 景観作り、排水
エバーグレーズの浸水している土地から水を吸い上げさせるために、メラレウカの種が航空機で撒かれた。1970年代まで優れた景観を作る樹木と見なされており、土壌を安定化させるためあるいは防風林として運河にそって植えられた。メラレウカは原産地でよりも著しく高く育ち、大変に密に葉を茂らせ、それは翼長の大きい大型の渉禽類がその間を羽を広げて飛んで通り抜けられないほどであった。また大変急速に成長した。火や浸水の条件にも強い耐性があった。1本の木から1年で2,000万個の種を作ることが出来る。管理当局は樹木の並びを孤立させたり、既にある木を伐採したり、除草剤を使ったりしてメラレウカの繁茂を制限しようとしている。また苗を枯死させる能力があるキジラミの1種(Boreioglycaspis melaleucae)やゾウムシの1種(Oxyops vitiosa)を放ったことで、ある場所では過去10年間でメラレウカの成長の85%を減らさせ、それらの場所では植物多様性が4倍になった。メラレウカの制御は南フロリダ水質管理地区の主要な成果だと考えられ、1993年から2008年、メラレウカの生息範囲は推計2,000 km2 (50万エーカー) から1,100 km2 (27万3千エーカー) まで減少できた[13][14][15]
Lygodium microphyllum
 
イリオモテシャミセンヅルOld World climbing fern直訳すれば「旧世界登りシダ」)
熱帯アジアアフリカ、オーストラリア / 1958年には既に到来していた 目的は不明
イリオモテシャミセンヅルは日本では八重山諸島のみに見られ、シダ類では珍しい他の樹木に巻き付く形で成長する。エバーグレーズ北部にあるロクサハッチー国定野生生物保護区の樹木島(tree island、同種の樹木が群生する地帯)で、その樹木の幾らかを完全に覆い、あるいはより背の低い植生に巻き付き、在来種の芽生えを陰にして、樹木を埋め込んでしまうことで島を奪い取っててしまった。鹿や亀といった中型から大型の動物に対する致命的な罠として働いたという証拠もある。野火がこのつるの幾らかを燃やすこともあるが、燃えるつるの部分が離れて、野火をさらに速く広がらせることもある。つるが林冠まで伸びたときには「火の梯子」が形成され、糸杉やその他の木なら耐火性があるはずの高さよりも上まで火が及ぶことになる。厚い葉軸があるつるの作るマットは、火から逃げようとする動物を掴まえてしまうこともある。南フロリダの生態的に外部要因に対して敏感な地域でこの外来植物を取り去ろうという計画は無いが、除草剤や制御しながら野火を広げることで除去する可能性が探索されている。メイガ科の1種(Neomusotima conspurcatalis)やフシダニの1種(Floracarus perrepae)のような本種を餌にして一部を破壊する天敵が2008年に放たれ、その総合的な評価が行われている[16][17][18]
Schinus terebinthifolius
 
サンショウモドキ、ブラジル・ペパー、フロリダ・ホリー、クリスマス・ベリー、ペパー・ツリー ブラジルアルゼンチンパラグアイ / 1840年代 景観作り
ブラジル・ペパーはモチノキに対する南部の代替物として市場に出されている。鳥や小さな動物がその赤い実を食べ、消化したあとに種を出すことで広げてきており、ふつうなら届くはずのないかなり遠くの地域まで広がり、制御を難しくしている。低木は、農地、運河、電線の下、ハリケーンの後の自然地域など大いに障害のある地域では大変繁茂している。密度が濃いので、集中した藪を形成して在来植物に置き換わり、その植物を絶滅危惧種にしている。密度の濃い所では渉禽が渡って来たときの餌場を奪っている。エバーグレーズ国立公園以外では極めて稀である松岩場の生態系にとって特に危険である。ブラジル・ペパーは建設機械で物理的に取り去られ、大きなものは除草剤を与えている[19][20][21][22]
Casuarina equisetifolia, Casuarina glauca, Casuarina cunninghamiana
 
トクサバモクマオウ
グラウカモクマオウ
カンニンガムモクマオウ(オーストラリアマツ、モクマオウ)
オーストラリア、南太平洋の諸島、東南アジア / 19世紀終盤 景観作り
日本ではモクマオウと総称され、英名では3種の樹木が集合的にオーストラリアマツと呼ばれる(ただしマツ科でも裸子植物でもない)。20世紀半ばに、運河や農地に沿って防風林として、また日陰を作る木として植えられた。耐塩性があり、海浜でよく育ち、海岸の浸食、特に熱帯低気圧のような障害の後の浸食を防ぐ在来種に置き換わった。絶滅が危惧されるアオカイガンスズメ(Ammodramus maritimus mirabilis)の生息域が、モクマオウによって直接危険に曝されている。原生種の苗はモクマオウが作る日陰で枯れ、さらに厚く積もった枯葉で日光を受けられなくなっている。モクマオウの浅い根はウミガメアメリカワニCrocodylus acutus)のように海岸に巣を作る動物にも障害になりうる。除草剤はモクマオウを除去するのに有効である。野火も有効であることが分かっているが、制御が容易でない[23][24][25][26]
Colubrina asiatica
 
ヤエヤマハマナツメ(ラザーリーフ、アジアあるいは共通のコラブリナ、アジアヒロハセネガ) 1850年代にアジアの貿易業者がジャマイカにもたらした / 1933年までに南フロリダで帰化した 医薬品
ヤエヤマハマナツメは密なマット状に成長し、在来種の植物群落に絡みつき、あるいは日陰を作り、幾つかの種に絶滅の危惧を与えている。フロリダキーズのあらゆる保護地域で繁茂し、エバーグレーズ国立公園の遠隔地にも広がり、海岸の硬木林やマングローブの島に脅威を与えている。容易に成長するが、数を増やして広がりはしない。既にあるヤエヤマハマナツメを物理的に取り除き、定期的に若い苗をチェックすることで制御できる[24][27]
Eichhornia crassipes
 
ホテイアオイ(ウオーターヒヤシンス、ウォーターオーキッド) アマゾン川流域 / 1884–1890 水上景観作り
ホテイアオイは浮遊型であり、フロリダ北部の水路では特に問題があるが、エバーグレーズで育つようになって以来、その急速な繁殖力(6日から18日の間に個体数が2倍になり、障害が無ければ1か月で水面の25%を覆うまで増える)の故に、運河や水量を制御する装置を塞ぐことで、水の制御放出を妨げている。水質を悪化させ、他の自然の水生植物を密生させる。運河など人工構造物に大半が制限され、制御する方法として除草剤が最も効果的であることが分かっている[24][28]
Pistia stratiotes
 
ボタンウキクサ(ウオーターレタス、ウォーター・キャベツ) アフリカあるいは南アメリカ / 1774年までにフロリダ おそらく偶然
ボタンウキクサはホテイアオイと同様浮遊型であり、急速に個体数を増やし、運河や水量制御装置を塞ぐ。またマットを形成して水中の植物や動物に対して日光や酸素を遮断することもある。ホテイアオイと同様な方法で排除しようとしている[29]
Neyraudia reynaudiana
(ビルマアシ、シルクアシ、ケーングラス、フォールスアシ) 南アジア / 1916年 アメリカ合衆国農務省の試験庭園から脱出
ビルマアシは大きく乾燥した羽のような小花を咲かせる草であり、州内で最も危惧される生息域である松岩場生態系に侵入して、野火を誘導する。松岩場生態系は野火で維持されているが、ビルマアシは3.6 m (12フィート) の高さになり、高温でかつ高い位置で燃えるので、炎は9 m (30フィート) に達し、在来種のスラッシュマツ(Pinus elliottii var. densa)を燃やしてしまう。非常に繁殖力が強い。1つの植物体から12万個の種子を作ることが出来る[21][24][30][31]
Hydrilla verticillata
 
クロモ(ヒドリラ、ウォーター・タイム、フロリダ・カナダモ) スリランカ / 1950年代 恐らくアクアリウムから広がった。南極を除きすべての大陸で見られる
他の水生植物と同様急速に繁殖する。浮遊型ではないが、早く成長して水面に上がって来る。細片に分かれると新しい個体を形成できる。水路を塞ぎ、日光を遮蔽し、溶存酸素量を下げる。そうでなければ水中の化学的組成を変化させる。魚類や動物性プランクトンにも害を与える。キシミー湖、ハッチネハ湖、トホペカリガ湖などキシミー湖群では、このクロモが蔓延した。物理的に除去することで管理されており、水路から草本全てを取り去ることは、今後の蔓延を避けることと一意である。除草剤の効果は様々な要素に依存しているが、その効果は評価されている。キシミー湖群からヒドリラを除去しないまでも少なくとも管理でき、許容できるレベルに抑えられる。クロモを餌にする草魚Ctenopharyngodon idella)を放流することで対応することもある。しかし、草魚は在来種の植物も食べるので、その効果が有害とならない場合にのみ放流されている[24][32][33][34][35]
Dioscorea bulbifera
 
エアポテト、ポテトヤム、エアヤム air yam アジア: 奴隷貿易の間に導入された / フロリダでは1905年までに導入 アメリカ合衆国農務省の試験庭園から脱出、景観作り
エアポテトは成長の著しい蔓植物であり、地中よりも外部に塊茎が出ており、地面に落ちた時に急速な成長を促進できる。南フロリダの硬木の叢林や松岩場のような乾燥した状態で成長し、林冠まで在来植物を完全に覆ってしまうことも多く、特にハリケーンのような異常事態の後に、在来植物が戻って来る機会を持てる前に辺りを支配してしまう[24][36][37]
Cupaniopsis anacardioides
 
キャロットウッド、ビーチタマリンド、ミドリハタマリンド、タッカルー オーストラリア/ 1960年代 景観作り
キャロットウッドは南フロリダの海岸砂丘、海浜、沼地、松岩場、叢林、マングローブ林、糸杉湿地など多くの生息域で容易に成長している。鳥が実を食べて、種を地域に落とすことで広がっている。キャロットウッドの木についてあまり知られていないが、南フロリダに多い多様な生息域や条件に対応できる故に、固有の環境を破壊する可能性のある外来種に挙げられている[24][38][39]
Rhodomyrtus tomentosa
 
テンニンカ、ダウニーローズマートル、ヒル・グーズベリー、ヒル・グアバ アジア / 1924年には到来していた 景観作り
テンニンカは松岩場の生態系を占領する傾向にあることで、対応優先度の高い外来種に加えられたところである。通常の松岩場は、ノコギリヤシSerenoa repens)の下藪や小さなハーブの上に聳えるスラッシュ・パインで構成されている。頻繁にある野火でその生態系が維持されている。しかしテンニンカは南フロリダの全体で見いだされ、ノコギリヤシの役割を代替し、野火によってその蔓延が加速されている。以前は効果のあった除草剤に対しても耐性を見せている[40][41][42]

動物種編集

外来動物はたいてい帰化植物ほど深い影響を及ぼしているとはいえないが、多くの例でより強く注目を惹き、この地域内には多くの外来種が存在するのだと言うことを絶えず思い起こさせるものとなっている。ホームステッド空軍基地近くで、野生生物学の学者や建設作業員らは、こともあろうに、運河で日光浴しているイグアナメガネカイマンに襲われる現場を目撃した[43]

フロリダ在来の昆虫は約12,500種おり、その大半はカリブ地方アメリカ合衆国南東部からこの地域に自然に飛んできたものだった。これに加えて約1,000種が外来種として識別されている[44]。昆虫は毎年約10億ドルの損失をフロリダの構造物や農業に与えている。南フロリダに入って来る商品の物量が多いので、それと共に入って来る昆虫を制御することは不可能に近い。輸入される柑橘類が害虫の主要な通り道になっている。生物学的作用素として21種の昆虫が輸入され放出された。これは外来種植物の増加を防止し、他の昆虫の影響を抑えるためである。マダガスカルゴキブリ(Gromphadorhina portentosa)やヨーロッパイエコオロギ(Acheta domesticus)のような種はペットとして、あるいは魚の餌として販売され、その後裏庭に放された[45]。同様に、イガイ類、二枚貝、巻き貝など水生の無脊椎動物は、船底や船腹に固着して入り、土地の水域に移ってきている。アクアリウムの売買で愛好家に供給された外来種もまた、水路に投棄されたり、逃げられたりしている[46]

昆虫やその他節足動物を除外して、2009年時点では192種の外来動物種がフロリダで生息している[47]。魚類は50種以上が導入された。早くに記録されている種としては、ベロネソックス・ベリザヌス(Belonesox belizanus)やアストロノータスAstronotus ocellatus)がある。エバーグレーズの多くの地域が毎年乾燥し、長い旱魃期間があることもあるのだが、南フロリダ中にある運河の広大なネットワークにより、多くの種が自然状態よりも容易に拡散することができる。原生種数や生息域に対する外来種の全体的な影響はほとんど分かっていない[48]

フロリダ州魚類野生生物保存委員会が、最も侵略的である動物を特定することに集中するタスクフォースを立ち上げた。この機関は、ビルマニシキヘビ、アフリカニシキヘビPython sebae)、アメジストニシキヘビ(Morelia amethystinus)、アミメニシキヘビPython reticulatus)、オオアナコンダEunectes murinus)、ナイルオオトカゲVaranus niloticus)について「危惧される爬虫類」のリストを作成した。フロリダ州は動物の所有者に年間100ドルの許可料支払いを求め、またマイクロチップの埋め込みも求めている。これら捕食動物は、その恐ろしい大きさと攻撃的な性格故にリストに含められている。しかしこのリストが作られる前にエバーグレーズにいた動物は、野生のままに生息している[49]。2012年、アメリカ合衆国、特に南フロリダの多くの外来蛇類と戦うために、アメリカ合衆国内務省はレイシー法の枠に、ビルマニシキヘビ、アフリカニシキヘビの2種(北と南)、キイロアナコンダEunectes notaeus)の4種を加え、アメリカ合衆国内への輸入を違法とした[50]。外来の鳥類はそれほど注目されていない。それらもペットの取引や脱出によってフロリダにもたらされた。取り扱い業者が検疫制限を避けるために放鳥したか、熱帯低気圧が襲ってきたときに損傷を受けた籠や人工的な生息域から逃げ出したかである[51]。しかし、通常は固有種でない鳥類の多くが個体数の多い地域に近く住むものであり、個体数を増やした鳥類もあれば、不明な理由で減らした鳥類もある[52]

哺乳類では南フロリダの外来種として50種以上が記録されており、その内少なくとも19種は自活している[53]。野生化哺乳類でエバーグレーズとその周辺を生息域とするものとして、犬、豚、猫がある。アメリカ合衆国の他の地域に在来の野生動物でも、ココノオビアルマジロDasypus novemcinctus Linnaeus)、コヨーテCanis latrans)、ジャガランディHerpailurus yaguarondi)といったものが定着してきた[54]

フロリダ州は外来動物を野生に放つことを禁じる法を制定してきた。人々が動物を捨てないようにさせるために、地方政府は幾つかの場所で「外来種アムネスティ・デイ」を開催し始めた。これは、蛇、トカゲ、両生類、鳥類、哺乳類(犬、猫、フェレットを除く)のような伝統的ではないようなペットを飼いたくないあるいは世話できないという所有者が、外来種の違法投棄の罪で告発されることなく、動物を捨てることができるようにしたものである[55]。フロリダ州魚類野生生物保存委員会は、野生生物管理地域内で特定の狩猟シーズンに狩猟者が「危惧される爬虫類」を捕獲することを認めている[56]。また即座に去勢したり、肉や革を売ることも認めている[57]

無脊椎動物編集

学名 和名(英名など) 原産地 / 導入年 導入の方法
Paratachardina lobata lobata Paratachardina pseudolobata
ラックカイガラムシに類する1種
アシラックカイガラムシ
インドスリランカ / 1999年 不明
これらのカイガラムシはフロリダで少なくとも94種の在来樹木、特にヤマモモ属の1種(Myrica cerifera)、ココプラム(Chrysobalanus icaco)、アメリカスズカケノキConocarpus erectus)に寄生している。著しく寄生した合は木を枯れさせる。密度の濃い寄生が硬木叢林で見られ、これは樹木の多様性を抑制するものとなる。その蔓延は近年のことであり、保護地域や危惧地域における長期的な影響は研究中である[58][59][60]
Metamasius callizona
(Bromeliad beetle, Evil weevil, Mexican Weevil,Weevilはゾウムシ) メキシコ中央アメリカ / 1989年 恐らくチランジアアナナスとともに輸入された
このオサゾウムシ科に属する種は、パイナップル科の植物に害を与える。パイナップルはその保持する水が小さな両生類や昆虫を養うので、それ自体で生態系を作っている。パイナップルはエバーグレーズ全体で15種が自然に育ち、住宅地域でも景観上の装飾品として使われている。アナナスビートルは最初に取り付いた地点から、10年間の間に人に運ばれたり、その後に拡散したりして、12の郡にまで広がった。ビッグサイプレス国定保護地、フロリダ・パンサー国定野生生物保護区、ファカハッチー・ストランド保護地州立公園で繁殖するようになった。成虫はパイナップルの茎に卵を産み、茎の中で幼虫、蛹と進み、おそらくパイナップルの樹幹から枝分かれを起こさせる。成虫はパイナップルの葉も食べる。このゾウムシで全てのパイナップルの種が影響されるわけではなく、10種、特にチランジア属(Tillandsia utriculataTillandsia fasciculata)が影響を受け、その蔓延のために絶滅危惧種に指定された。殺虫剤は在来種の昆虫を殺すかもしれないので好まれない。在来種の昆虫はパイナップルの関わるミクロ体系に自然にある構成種である。管理当局はアナナスビートルを制御できるかもしれないハエである Lixadmontia franki を放した[61][62][63][64]
Pomacea insularum
 
ラプラタリンゴガイ英語版(アイランド・アップル・スネイル) 南アメリカ / 2000年代 アクアリウムからの投棄
スクミリンゴガイは固有種のアメリカリンゴガイ(Pomacea paludosa)と、習性も外観も大変似ているが、エバーグレーズではそれを捕食するものがほとんど居ない。大型植物を大々的な規模で食するので、水の生態系を変化させ、水の華を生じさせる。フロリダの固有種よりも大きくなり、テニスボールぐらいになるものも報告されている。餌を食する場所も卵を産む場所も固有種と同じである。その卵は固有種と同じ植物の茎に植え付けられるので、エバーグレーズの生物学者は、「固有種のアメリカリンゴガイが絶滅を危惧されるタニシトビ英語版のフロリダ固有亜種(Rostrhamus sociabilis plumbeus)の主要な餌であり、アメリカリンゴガイを食べるために適した大きさの嘴をもっているので、ラプラタリンゴガイを食べることはできない」と心配している。成虫と卵の塊は物理的に除去できるが、この外来種は近年に入って来たばかりであり、それがどこまで広がるのか、絶滅させるために最良の方法は何かを判断するための研究が続けられている[65][66]
Corbicula fluminea
 
タイワンシジミ、アジア貝 中国 / 1961年までにフロリダに入っていた ブリティッシュコロンビアのアジア人労働者のための食料として輸入された可能性がある
タイワンシジミは既に北アメリカで何十年も生息しているが、南フロリダ特にオキーチョビー湖に入って来たのは近年のことである。急速に個体数を増やし、悪質な水の中でも生息できる。大量に発生した場合、在来水棲動物の餌や孵化のための資源を奪ってしまう。また貝殻が湖や川の底に蓄積される。魚のブラック・クラッピー(Pomoxis nigromaculatus)がユスリカを餌にしているが、ユスリカはタイワンシジミが過剰にいるために、その個体数を増やすことができない。シジミは、水量制御装置、運河の閘門、パイプ、網仕切り、その南フロリダに水を放流する人工構造物の周辺で繁殖する。しかし、これはカモにとって十分な食糧源となり、富栄養湖の水を効果的に浄化することが分かっている[67][68]

魚類編集

学名 通称 原産地 / 導入年 導入の方法
Pterygoplichthys multiradiatus Pterygoplichthys disjunctivus
 
セイルフィン、サッカーマウスナマズ、プレコストマス 南アメリカ / 1950年代 アクアリウムから投棄
サッカーマウスナマズは、底生藻類や海草を食べて効率的にアクアリウムを掃除してくれる。ゆっくりと流れる水、運河、湖、池を好む。野生の状態では、アクアリウムにいるものよりもかなり大きく育ち、運河や湖の底に大きな穴を掘るので、それが水際での水陸の連続性を破壊する。藻類や水草を食べるのではるかに小型である在来種の魚類と競合しており、またこれを食べようとした在来種の鳥類は、背ビレの棘によって傷つけられることがある。このサッカーマウスナマズを丸のみしようとして、喉を詰まらせたカッショクペリカンが20羽見つかっている[69][70][71]
Clarias batrachus
 
ウォーキングキャットフィッシュ タイ / 1960年代 保管されていたものが逃亡あるいは放水
ウォーキングキャットフィッシュは、湿り気さえあれば数日間も水の外で生存でき、貧酸素水塊、すなわち溶存酸素量が不足した水中でも空気を吸うことで生き残ることができる。小さな在来魚を食する大食の魚であり、餌が豊富にあるときは魚や甲殻類の卵を食する。エバーグレーズの一部が季節的要因で乾燥すると、見つけられるものなら何でも食べる。養殖場に入りこんで漁業資源を枯渇させるという報告もあり、養殖家は養殖場にフェンスを作ってウォーキングキャットフィッシュを入れないようにしている。さらに腸内敗血症を持ち込み、在来種や養殖魚に媒介することもある[72][73]
Cichlasoma urophthalmus
 
メイアン・シクリッド メキシコ、中央アメリカ / 1983年 アクアリウムから投棄
エバーグレーズとその周辺の水域で見られるシクリッド類は17種あり、メイアン・シクリッドはそのうちの1種である。フロリダ湾のマングローブ島に近い2か所から急速に広がって、タミアミ・トレイルの南側のエバーグレーズの全体、海洋でも汽水域でも、さらに外来種がいないと考えられる淡水生息域まで広がった。定着に成功したことによって、この種はスポーツ・フィッシングの対象となった。これはこの種がフロリダでは極めて大きく育ち、ルアーや網によく反応することによる。様々な草や小さな魚、無脊椎動物、卵を餌にする。絶滅を危惧されるフロリダタニシダカの主要な餌であるアメリカリンゴガイの卵も食する。シグリッドは、ユキコサギ(Egretta thula)のような水禽類の餌になる[74][75][76]
Oreochromis aureus
 
ブルーテラピア、イスラエルテラピア アフリカ、中東 / 1961年 水生植物制御のために仕入れたものが逃亡
ブルーテラピアはフロリダの全体、淡水域でも汽水域の環境でも広がっており、ビッグサイプレス国立自然保護区やエバーグレーズ国立公園に定着した。浅い水域に幅約 60 cm(2フィート)もの大きな巣のクレーターを作り、在来の植物群集を目に見えて変化させ、在来種の魚の産卵を妨害している。[43][77][78]

爬虫類編集

学名 和名(英名) 原産地 / 導入年 導入の方法
Python molurus bivittatus
 
ビルマニシキヘビ(Burmese python, Indian python) 東南アジア / 1979年 ペット貿易で輸入
フロリダでビルマニシキヘビほどメディアの注目を集めた外来種は無いだろう。在来のアリゲーターと争っている凄みのある写真と目撃証言が出版された後では特に、である。食欲旺盛な蛇であり、ミソサザイからオジロジカまで、様々な大きさの動物を食べる様子が見られてきた。2011年に発表された研究では、ニシキヘビの棲む地域で個体数が90%も減少した哺乳類があった。アリゲーターと共にエバーグレーズの食物連鎖では頂点にあり、絶滅危惧種39種と他の希少種41種を餌にしている。ペットとして販売が続けられ、2003年から2005年の間に約6,000頭のニシキヘビがマイアミに輸入された。即座にエバーグレーズ国立公園からは排除された。2007年時点で公園の職員が合計600頭のニシキヘビを掴まえたと報告した。2008年だけでもさらに300頭が捕獲された。公園の生物学者は、南フロリダの原生地域[疑問点]に、5,000頭ないし18万頭のビルマニシキヘビが生息していると推計している。[5][79][80][81]
Iguana iguana
 
グリーンイグアナ 中央アメリカ / 1960年代 ペット貿易で輸入
イグアナはエバーグレーズで在来の植物を食べて急速に広がり、都会化地域での植生の攪乱に引き続いて生じる新しい植物の生長に伴って大変効率的に個体数を増やした。1992年にハリケーン・アンドリューが襲来した後、住宅地域近くでイグアナを目撃したという報告が著しく増えた。水に近い場所に引き寄せられ、斜面に水平に掘り進んで穴を作った。集団で住むことも多く、穴掘りで運河、堤防など人工構造物近くの浸食状況を悪化させ、運河や堤防を不安定なものにした。主に草食の動物だが、樹上性カタツムリ類も餌にしており、それらには1つの木の島[疑問点]あるいは大変限られた範囲にのみ固有のものがあり、Orthalicus resesLiguus fasciatus など、絶滅を危惧され、あるいは希少種であるものが含まれている。[82][83]
Varanus niloticus
 
ナイルオオトカゲ アフリカ / 1990年 ペット貿易で輸入
ナイルオオトカゲは、ケープコーラル周辺の地域、サニベル島のJ. N. "Ding" Darling国定野生生物保護区内の鳥類保護区などで、生息している。これらはペットで飼われていたものが放されたり、逃亡したものである。2000年から2004年の間で南フロリダに6万匹のオオトカゲが輸入された。泳ぎがうまく、速く走れ、木にも登れる。アナホリフクロウAthene cunicularia)、ウミガメアナホリゴファーガメGopherus polyphemus)、アカガエル属の1種(Rana capito)など地面を掘る動物の卵を食べ、種の存続に危険を与えている。

様々な甲殻類から、魚、トカゲ、小哺乳類、人間のゴミまでを餌にする。カッショクペリカン(Pelecanus occidentalis)、アメリカワニキスイガメMalaclemys terrapin])のように産卵する在来種は、ナイルオオトカゲによる捕食で特に危惧される状態にある。[84][85]

Basiliscus vittatus
 
ノギハラバシリスク 中央アメリカ / 1960年代 ペット貿易で輸入
ブラウンバシリスクまたはストライプバシリスク(ノギハラバシリスク、所によりコモンバシリスク英語版と呼ばれることもある)は、バシリスク属の1種である。メキシコ、中央アメリカやコロンビア北西部の在来種だが、野生化した種としてアメリカ合衆国フロリダ州に持ち込まれた。

鳥類編集

学名 通称 原産地 / 導入年 導入の方法
Myiopsitta monachus
 
オキナインコ 南アメリカ / 1969年までに生息 ペット貿易で輸入
1968年から1972年、64,000羽以上のオキナインコがアメリカ合衆国にもたらされた。南アメリカでは農業の害鳥と見なされ、数多く殺されていた。迅速に繁殖する能力があり、時間と共にあきらかに生息域を広げており、フロリダ州では外来種に含められている。大きな集団で生息し、数百羽になることもある。大きな集団の巣が送電線の上で小枝の球を作るので都会にとって害鳥でもある。[86][87]
Acridotheres tristis
 
インドハッカ 東南アジア / 1983年 ペット貿易で輸入
インドハッカはアメリカ合衆国への輸入が禁じられている。オキナインコと同様、集団で大きな巣で生活し、ショッピングモールの近くで駐車場の街灯に巣が作られているのが見られることが多い。在来種のムラサキツバメProgne subis)を襲うことが報告されており、原野[疑問点]では在来種のために用意した巣箱を使ったり、あるいは木の洞に住み、在来種と生活のための場を奪い合うことになる。鳥類のマラリア(Avian malaria)のような伝染病を媒介し、在来種の間に感染させることがある。[88][89]
Porphyrio porphyrio
 
セイケイ オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ、アジア / 1992年 ハリケーン・アンドリュー襲来の時にマイアミ・メトロズー動物園から逃亡、あるいは収集者が解放
セイケイは小さな在来種のPurple GallinulePorphyrio martinica)やCommon gallinuleGallinula galeata)に似ている。ハリケーン・アンドリューの後にマイアミ・メトロズーから逃げ出した個体が6羽ないし8羽、さらに民家から逃げたもの数羽がいる。現在は、エバーグレーズ北の暴風雨水処理地域、オキーチョビー湖、エバーグレーズ国立公園、ビッグサイプレス国立自然保護区に生息している。雑食性であり、50羽以上の集団で生活する。自分達の集団の間でも縄張りがあり、攻撃的である。ハリイ属植物を好んで食する。それはオキーチョビー湖の魚類に適した生息域を作っている。[90][91]

哺乳類編集

学名 通称 原産地 / 導入年 導入の方法
Sus scrofa
 
イノシシ ヨーロッパ / 16世紀にヨーロッパ系開拓者が導入した 人間の食料
イノシシは貪欲な雑食動物であり、相当な量の在来植物を消費し、小さな動物も餌にする。オーエスキー病東部馬脳炎ブルセラ症など他の哺乳類にも感染しうる45種の感染症と寄生虫を媒介する。イノシシは絶滅危惧IA類のフロリダパンサーPuma concolor coryi)に旋毛虫症を感染させている。他方でイノシシはパンサー、アリゲーター、フロリダクロクマ(Ursus americanus floridanus)の餌にもなる[92][93]
Felis silvestris catus
 
イエネコ / 野猫 北アフリカと南ヨーロッパ / 16世紀にヨーロッパ系開拓者が導入した 飼い猫として
イエネコの放し飼いや野猫は、アメリカ合衆国における鳥類の主要な死因となっている。猫は餌を与えられているが、ビーチネズミ(Peromyscus polionotus)、ワタネズミ(Peromyscus gossypinus)、絶滅が危惧されるローワーキーズヌマウサギ(Sylvilagus palustris hefneri)、フロリダカケスAphelocoma coerulescens)、地面に巣を作る鳥類とウミガメの孵化したばかりの子亀などを本能的に狩り、個体数を減らしている。ボブキャットやフロリダパンサーに感染する可能性のある猫白血病や猫汎白血球減少症狂犬病などの感染症を持っていることもある。猫は並外れて多産であり、フロリダ州には推計で530万匹の野良猫がいる。大半は野生の集団で生息するか、住宅地区に密接に関わっている。同じような範囲において猫とボブキャットの個体数比は640対1となる。行政は猫の所有者の屋内飼育を促したり、野猫を捕獲して去勢し、テリトリーに戻して、自然に死ぬのを待ったりすることで対応している[94][95]
Rattus rattus
 
クマネズミ、イエネズミ ヨーロッパ / 16世紀にヨーロッパ系開拓者が導入した 移民の船に住んでいた
クマネズミはおそらく初めてフロリダに持ち込まれた哺乳類の外来種であり、その後には豚が続いた。南フロリダには、ノルウェイネズミRattus norvegicus)など幾種かの野生ネズミがいるが、クマネズミは個体数が他のネズミに比べて非常に多い。ネズミの外来種はいずれも餌や巣穴を争って、在来種のネズミや他の齧歯類動物と競合しているが、クマネズミは絶滅危惧種のキーラーゴ・ウッドラット(Neotoma floridana smalli)に大きな影響を与えていることで注目されている[93][96]

脚注編集

  1. ^ Simberloff, et al, p. 5, 22.
  2. ^ a b Lodge, p. 237.
  3. ^ Ferriter, et al (2004), p. 1.
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  5. ^ a b Florida Invaders, National Park Service and Florida Fish and Wildlife Conservation Commission. Retrieved on February 3, 2010.
  6. ^ Simberloff, et al, p. 3.
  7. ^ Lodge, pp. 128–129.
  8. ^ Rodgers, et al, p. 9-2.
  9. ^ Ugarte, Cristina (1998). South Florida Weeds and Mexican Plants: Friends or Foes? in Florida's Garden of Good and Evil: Proceedings of a Joint Conference of the Florida Exotic Pest Plant Council and the Florida Native Plant Society, South Florida Water Management District. Retrieved on February 3, 2010.
  10. ^ Rodgers, et al, p. 9-14.
  11. ^ Plant Lists, Florida Exotic Pest Plant Council Invasive (2009). Retrieved on February 2, 2010.
  12. ^ Ferriter, et al (2004), p. 11.
  13. ^ Ferriter, et al (2004), p. 11, 13.
  14. ^ Lodge, pp. 240–241.
  15. ^ Rodgers, p. 9-20.
  16. ^ Ferriter, et al (2004), pp. 14–16.
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  22. ^ Simberloff, et al, pp. 43–44.
  23. ^ Ferriter, et al (2004), pp. 18–19.
  24. ^ a b c d e f g Lodge, p. 238.
  25. ^ Simberloff, et al, p. 42.
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  27. ^ Ferriter, et al (2004), pp. 20–21.
  28. ^ Ferriter, et al (2004), pp. 22–23.
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参考文献編集

外部リンク編集