エメリオ・カリグドン
エメリオ・アサダ・カリグドン(Emelio Asada Caligdong[1]、1982年9月28日 - )は、フィリピンのサッカー選手、サッカー指導者。元フィリピン代表。ポジションはMF。愛称はチエフィー(Chieffy[2])。
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名前 | ||||||
本名 | エメリオ・アサダ・カリグドン | |||||
愛称 | チエフィー | |||||
ラテン文字 | Emelio Caligdong | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
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生年月日 | 1982年9月28日(41歳) | |||||
出身地 | イロイロ州ポトタン | |||||
身長 | 165cm | |||||
体重 | 55kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
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ポジション | MF(LW) | |||||
背番号 | 13 | |||||
利き足 | 左足 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2002-2005 |
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2005-2012 |
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2013- |
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代表歴2 | ||||||
2005 |
![]() | 6 | (2) | |||
2004-2013 |
![]() | 69 | (16) | |||
監督歴 | ||||||
2014- |
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2015 |
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2016- |
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2016 |
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1. 国内リーグ戦に限る。 2. 2013年11月9日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
クラブ歴 編集
ユニオンFCで選手となった後、2005年にフィリピン・エア・フォースFCに移籍。2013年1月にグリーン・アーチャーズ・ユナイテッドFCに移籍[3]。2015年1月にはUC-EUROブロ・ナショナルスが彼を始めとしたユナイテッド・フットボールリーグ所属選手をPFFナショナル・メンズ・クラブ・チャンピオンシップ決勝の間レンタル移籍で獲得しようとしたが[4]、ユナイテッド・フットボールリーグ側が同じフィリピンサッカー連盟主催試合であるにも関わらず他のクラブでプレーする事になるためこれを許可しなかった。リーグ側はレンタル移籍した選手がレンタル先にフィットしたら元のクラブに帰還しなくなるかもしれないと主張したが、これはリーグに所属する他のクラブからの不平に倣った意見であった[5]。
代表歴 編集
A代表初出場は2004 タイガーカップの初戦、2004年12月5日に行われたミャンマー代表戦であった[6]。その後も4試合全てに出場し3得点。そのうち2得点は東ティモール代表戦の89分と92分にあげた得点で、この終了間際の2点によって2-1の逆転勝利[7]、フィリピンの東南アジアサッカー選手権初勝利の立役者となった。
その後U-23代表として2005年東南アジア競技大会、2005 AFF U-23ユース選手権に出場し、ミャンマーU-23代表、東ティモールU-23代表から得点を奪った[8]。
その後A代表では2011年2月9日に行われたAFCチャレンジカップ2012予選初戦のモンゴル国代表戦43分に得点を奪った。龍騰杯2011では9月30日の香港代表戦では2得点を奪いドローに持ち込み[9]、10月4日の澳門代表戦でも2得点を奪い、怪我を感じさせない得点力で同杯得点王に輝いた[10][11]。
2012年9月29日に行われたフィリピンピースカップ2012最終節・チャイニーズタイペイ代表戦では34分に得点して3-1の勝利、3戦全勝で優勝した[12]。11月27日の2012 AFFスズキカップ・ベトナム代表戦では後半に途中出場して得点し1-0で勝利した。
2014年11月には体調管理の難しさとクラブへの集中を理由に代表を引退した[13]。
指導者歴 編集
2014年にC級ライセンスを取得し、所属するグリーン・アーチャーズ・ユナイテッドのユースで監督を務める事になった。その後、フィリピンのアンダー代表でもアシスタントコーチに就任した[13][14]。2016年にはU-14代表のヘッドコーチやグリーン・アーチャーズ・ユナイテッドのアシスタントコーチも務めた[15]。
個人成績 編集
代表での得点一覧
# | 日附 | 場所 | 対戦相手 | 得点 | 結果 | 大会 |
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1. | 2004年12月14日 | クアラルンプール・ブキット・ジャリル国立競技場 | 東ティモール | 2004 タイガーカップ | ||
2. | ||||||
3. | 2004年12月16日 | クアラルンプール・KLFAスタジアム | タイ | |||
4. | 2006年11月14日 | バコロド・パナード・スタジアム | 東ティモール | 2007 東南アジアサッカー選手権予選 | ||
5. | 2006年11月20日 | バコロド・パナード・スタジアム | ブルネイ | |||
6. | 2008年5月13日 | イロイロ・イロイロ・スポーツ・コンプレックス | ブルネイ | AFCチャレンジカップ2008予選 | ||
7. | 2010年10月12日 | 高雄市高雄国家体育場 | マカオ | 龍騰杯2010 | ||
8. | 2011年2月9日 | バコロド・パナード・スタジアム | モンゴル | AFCチャレンジカップ2012予選 | ||
9. | 2011年7月3日 | マニラ・リサール・メモリアル・スタジアム | スリランカ | 2014 FIFAワールドカップ・アジア1次予選 | ||
10. | 2011年9月30日 | 高雄市高雄国家体育場 | 香港 | 龍騰杯2011 | ||
11. | ||||||
12. | 2011年10月4日 | 高雄市高雄国家体育場 | マカオ | |||
13. | ||||||
14. | 2012年9月7日 | シンガポール・ジュロン・ウェスト・スポーツ・アンド・レクレーション・センター | シンガポール | 親善試合 | ||
15. | 2012年9月29日 | マニラ・リサール・メモリアル・スタジアム | チャイニーズタイペイ | フィリピンピースカップ2012 | ||
16. | 2012年11月27日 | バンコク・ラジャマンガラ・スタジアム | ベトナム | 2012 AFFスズキカップ |
タイトル 編集
クラブ 編集
- フィリピン・エア・フォース
- ユナイテッド・フットボールリーグ: 2010, 2011
- UFLカップ: 2009, 2011
代表 編集
- フィリピン
個人 編集
- 龍騰杯得点王: 2011
- PFFナショナル・メンズ・クラブ・チャンピオンシップ: 2013
- フィリピン・スポーツライターズ・アソシエーション・ミスター・フットボール・タイトル: 2011[16]
- ザ・アウトスタンディング・ヤング・メン: 2012[17]
参考文献 編集
- ^ “Philippines roster – 2008 AFC Challenge Cup”. The-AFC.com. Asian Football Confederation. 2012年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年2月26日閲覧。
- ^ “Athletes – RP Men’s Football Team”. Mizuno Philippines. 2010年2月26日閲覧。
- ^ Decena, Karl (2013年1月3日). “Azkals hero Chieffy Caligdong transfers to Green Archers”. interaksyon.com. AKTV/TV5. 2013年1月3日閲覧。
- ^ Aznar, Edri (2015年1月18日). “Pascual, Caligdong join Erco”. Sun Star Cebu 2015年1月23日閲覧。
- ^ Miravite, Myke (2015年1月23日). “UFL stops GAU booters from playing for Cebu side”. Rivals.ph 2015年1月23日閲覧。
- ^ Bello, Omar (2013年9月18日). “FITNESS No-nonsense Caligdong recalls how Barotac days shaped him as a player and person”. Sports Interactive Network Philippines 2015年3月26日閲覧。
- ^ “ASEAN ("Tiger") Cup 2004 (Vietnam)”. RSSSF (2006年12月1日). 2010年2月26日閲覧。
- ^ “Booters rip E. Timor” (reprint). Manila Times (Find Articles). (2005年9月5日) 2010年2月26日閲覧。
- ^ Moore, Roy (2011年9月30日). “Azkals hold reigning Long Teng Cup titlist Hong Kong to draw”. GMAnews.tv (Global Media Arts) 2011年9月30日閲覧。
- ^ Cedelf P. Tupas (2011年10月5日). “Under-23 PH Azkals prove worth; Caligdong earns Golden Boot”. Philippine Daily Inquirer. 2011年10月18日閲覧。
- ^ Rick Olivares (2011年10月5日). “His name is Caligdong, Chieffy Caligdong”. InterAKTV. 2011年10月18日閲覧。
- ^ Decena, Karl (2012年9月29日). “Azkals dispatch Chinese Taipei to win Peace Cup, book historic victory”. interaksyon.com. AKTV/TV5. 2013年1月3日閲覧。
- ^ a b Reyes, Jaelle Nevin (2014年11月13日). “Chieffy Caligdong retires from Azkals”. Rappler 2014年11月19日閲覧。
- ^ Guererro, Bob (2014年11月13日). “It's over: Chieffy Caligdong retires from the Azkals”. The Passionate Fan (Yahoo! Philippines) 2014年11月19日閲覧。
- ^ Biantan, Jack (2016年3月13日). “Caligdong names ‘Magnificent Seven’”. Sun Star Cagayan de Oro 2016年3月21日閲覧。
- ^ “Phil, Chieffy share PSA football award”. The Philippine Star. (2012年2月14日) 2012年2月18日閲覧。
- ^ http://philnews.ph/2012/12/12/chieffy-caligdong-awarded-with-toym-2012/
外部リンク 編集
- エメリオ・カリグドン - National-Football-Teams.com
- エメリオ・カリグドン – FIFA主催大会成績
- エメリオ・カリグドン - Soccerwayによる個人成績
- エメリオ・カリグドン - transfermarkt