エリック・マスキン
アメリカ合衆国の経済学者
エリック・スターク・マスキン(Eric Stark Maskin、1950年12月12日 - )は、アメリカ合衆国の経済学者。メカニズムデザインの理論の基礎を確立した功績により、レオニード・ハーヴィッツ、ロジャー・マイヤーソンとともに2007年のノーベル経済学賞を受賞した。
生誕 |
1950年12月12日(73歳) ニューヨーク州 ニューヨークシティ |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
研究機関 |
(機関) ハーバード大学 プリンストン高等研究所 マサチューセッツ工科大学 プリンストン大学 ケンブリッジ大学 |
研究分野 | ゲーム理論 |
母校 | ハーバード大学 |
博士課程 指導教員 | ケネス・アロー |
博士課程 指導学生 |
ジャン・ティロール ドリュー・フューデンバーグ Robert W. Vishny Mathias Dewatripont David S. Scharfstein アビジット・V・バナジー 原千秋 |
実績 | メカニズムデザイン |
受賞 | ノーベル経済学賞 (2007年) |
情報 - IDEAS/RePEc |
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略歴
編集- 1950年 マスキンは、ニューヨークで無宗教のユダヤ人の家庭に生まれる。
- 1968年 ニュージャージー州テナフリーのTenafly High Schoolを卒業する。
- 1972年 ハーバード大学で学士号(A.B.、数学)を得て卒業する。
- 1974年 ハーバード大学より修士号(A.M.、応用数学)を取得する。。
- 1976年 ハーバード大学より博士号(Ph.D.、応用数学)を取得する。
- 1976年~1977年 ケンブリッジ大学のジーザス・カレッジでフェローとして働く。
- 1977年~1980年 マサチューセッツ工科大学の助教授となる。
- 1980年~1981年 マサチューセッツ工科大学の准教授となる。
- 1981年~1984年 マサチューセッツ工科大学の教授となる。
- 1985年~1997年 ハーバード大学の教授となる。
- 1997年~2000年 ハーバード大学の教授(Louis Berkman Professor of Economics)となる。
- 2000年~2011年 プリンストン高等研究所の教授(Albert O. Hirschman Professor of Social Science)となる。
- 2000年~2012年 プリンストン大学の経済学客員講師となる。
- 2012年~現在 ハーバード大学の教授(Adams University Professor)となる。
名誉・受賞
編集- 1980年~1981年 グッゲンハイム財団のフェローシップを得る。
- 1981年~現在 計量経済学会のフェローとなる(2003年 計量経済学会の会長となる)。
- 1983年~1985年 スローン・リサーチのフェローシップを得る。
- 1994年 アメリカ芸術科学アカデミーのフェローとなる。
- 2003年 イギリス学士院の通信会員となる。
- 2004年 欧州経済学会のフェローとなる。
- 2007年 ノーベル経済学賞を受賞する(レオニード・ハーヴィッツ、ロジャー・マイヤーソンとともに受賞)。
- 2008年 米国科学アカデミーの会員となる。
- 2010年 ハーバード大学の百年祭メダルを得る。
- 2011年 Cristobal Gabarron Foundation Economics Awardを得る。
主要業績
編集ソフトウェア特許
編集主要論文
編集- The Folk Theorem in Repeated Games with Discounting or with Incomplete Information (with D. Fudenberg), Econometrica (1986)
- Credit and Efficiency in Centralized and Decentralized Economies (with M. Dewatripon), Review of Economic Studies (1995)
- Nash Equilibrium and Welfare Optimality, Review of Economic Studies (1999)