エリトリア解放戦線人民解放軍

エリトリア解放戦線人民解放軍(エリトリアかいほうせんせんじんみんかいほうぐん、英語: Eritrean Liberation Front-Popular Liberation Forces〔ELF-PLF〕)は、エリトリアを根拠地としたエチオピア・エリトリアの反政府組織

概説編集

1958年に結成されたエリトリア解放戦線(ELF)と1970年にELFから分離したエリトリア人民解放戦線(EPLF)[1]の双方を援助していたエリトリア人篤志家、オスマン・S・サッベが、1976年に双方の和解のために会談を取り持ったが、これが決裂して後の1977年4月、自らエリトリア反政府勢力の第3勢力としてELF-PLFを組織した。西側諸国に親和的なELF、共産主義諸国(主に中華人民共和国)と近しい関係にあったEPLFに対してELF-PLFは親アラブ的立場をとった。また、エチオピアとの国家連合も視野に入れ模索していたELFに対し、ELF-PLFはEPLFと共に対エチオピア強硬路線を取った。組織結成当時は数千人の戦力を持っていたが、内戦の激化と共に衰微した。

EPLFが独立を勝ち取り、政権を執ると、事実上の一党独裁を行ったため、ELF-PLFは現在もなお合法化されていない。

日本語による呼称編集

ELF-PLFは「エリトリア解放戦線人民解放軍」の他、「エリトリア解放戦線人民解放戦線」と訳されることもあるが、これはサッベがエリトリア解放戦線から分派して1972年に組織したEritrean Liberation Front-Popular Liberation Frontの日本語訳であり、別の組織である。このエリトリア解放戦線人民解放戦線は単に「人民解放軍(PLF,Popular Liberation Forces)」と呼ばれることもある。

脚注編集

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  1. ^ 高橋清「東南アフリカ事情(3)エチオピアの現状と鉱物資源」、『地質ニュース』375号所収、1985年11月、P46

関連項目編集