エリミネーション・チェンバー・マッチ
エリミネーション・チェンバー・マッチ(Elimination Chamber Match)は、アメリカのプロレス団体WWEで行われるさまざまな試合形式のうちの一つである。エリック・ビショフが考案。

概要
編集3.2kmの鎖、総重量10tの鋼鉄を編みこんだ直径11m、高さ5mの金網の中に4つのガラスで出来た小部屋とリングが存在する中で行われる。基本的に6人で行われる試合形式で、最初に2人がリングで戦い他の4人はガラスの小部屋に閉じ込められて待機する。試合開始5分経過後は、ランダムでガラスの小部屋で待機していたレスラーが5分間隔で1人ずつ開放され試合に加わる。フォール、ギブアップで退場となり、最後まで残ったレスラーが勝者となる。
2018年のエリミネーション・チェンバー第8回大会より、女性レスラーも試合が行われるようになった。 また同年、初の7人によるチェンバー戦が行われたが、小部屋が追加出来ない為、4人が小部屋で待機する点は変わらず、リング上に3人がいる3WAY戦の状態で試合が開始された。
試合結果一覧
編集2002年11月17日 Survivor Series 2002
編集- 世界ヘビー級王座戦
- トリプルH(c) vs クリス・ジェリコ vs ケイン vs ブッカー・T vs ロブ・ヴァン・ダム vs ショーン・マイケルズ○
- (ショーン・マイケルズが世界ヘビー級王座を奪取)
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | ロブ・ヴァン・ダム | 1 | ブッカー・T |
2 | ブッカー・T | 4 | クリス・ジェリコ |
3 | ケイン | 5 | クリス・ジェリコ |
4 | クリス・ジェリコ | 3 | ショーン・マイケルズ |
5 | トリプルH | 2 | ショーン・マイケルズ |
勝者 | ショーン・マイケルズ | 6 |
2003年8月24日 SummerSlam 2003
編集- 世界ヘビー級王座戦
- ○トリプルH(c) vs ゴールドバーグ vs クリス・ジェリコ vs ショーン・マイケルズ vs ランディ・オートン vs ケビン・ナッシュ
- (トリプルHが世界ヘビー級王座を防衛)
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | ケビン・ナッシュ | 4 | ショーン・マイケルズ |
2 | ランディ・オートン | 3 | ゴールドバーグ |
3 | ショーン・マイケルズ | 2 | ゴールドバーグ |
4 | クリス・ジェリコ | 1 | ゴールドバーグ |
5 | ゴールドバーグ | 6 | トリプルH |
勝者 | トリプルH | 5 |
2005年1月9日 New Year's Revolution 2005
編集- 世界ヘビー級王座戦(特別レフェリー ショーン・マイケルズ)
- ○トリプルH vs ランディ・オートン vs バティスタ vs クリス・ジェリコ vs クリス・ベノワ vs エッジ
- (トリプルHが空位となっていた世界ヘビー級王座を奪取)
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | エッジ | 4 | クリス・ジェリコ |
2 | クリス・ベノワ | 1 | バティスタ |
3 | クリス・ジェリコ | 2 | バティスタ |
4 | バティスタ | 6 | ランディ・オートン |
5 | ランディ・オートン | 5 | トリプルH |
勝者 | トリプルH | 3 |
2006年1月8日 New Year's Revolution 2006
編集退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | カート・アングル | 4 | ショーン・マイケルズ |
2 | ケイン | 6 | カリート&クリス・マスターズ |
3 | ショーン・マイケルズ | 1 | カリート |
4 | クリス・マスターズ | 5 | カリート |
5 | カリート | 3 | ジョン・シナ |
勝者 | ジョン・シナ | 2 |
2006年12月3日 ECW December to Dismember 2006
編集- ECW世界王座戦
- チェンバー内に各種デスマッチ凶器(有刺鉄線バット、バール、テーブル、パイプ椅子)が用意されていた。
- ビッグ・ショー(c) vs ロブ・ヴァン・ダム vs ハードコア・ホーリー vs テスト vs CMパンク vs ボビー・ラシュリー○
- (ボビー・ラシュリーがビッグ・ショーからECW世界王座を奪取)
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | CMパンク | 3 | ロブ・ヴァン・ダム |
2 | ハードコア・ホーリー | 2 | テスト |
3 | ロブ・ヴァン・ダム | 1 | テスト |
4 | テスト | 4 | ボビー・ラシュリー |
5 | ビッグ・ショー | 6 | ボビー・ラシュリー |
勝者 | ボビー・ラシュリー | 5 |
2008年2月17日 No Way Out 2008
編集- 世界ヘビー級王座次期挑戦者決定戦
- ○ジ・アンダーテイカー vs バティスタ vs グレート・カリ vs ビッグ・ダディ・V vs MVP vs フィンレー
- ジ・アンダーテイカーがレッスルマニアでの世界ヘビー級王座への挑戦権を獲得
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | ビッグ・ダディ・V | 3 | バティスタ |
2 | ザ・グレート・カリ | 4 | ジ・アンダーテイカー |
3 | MVP | 6 | フィンレー |
4 | フィンレー | 5 | ジ・アンダーテイカー |
5 | バティスタ | 2 | ジ・アンダーテイカー |
勝者 | ジ・アンダーテイカー | 1 |
- WWE王座次期挑戦者決定戦
- ○トリプルH vs ジェフ・ハーディー vs ショーン・マイケルズ vs クリス・ジェリコ vs JBL vs ウマガ
- トリプルHがレッスルマニアでのWWE王座への挑戦権を獲得
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | JBL | 4 | クリス・ジェリコ |
2 | ウマガ | 3 | クリス・ジェリコ |
3 | クリス・ジェリコ | 1 | ジェフ・ハーディー |
4 | ショーン・マイケルズ | 2 | トリプルH |
5 | ジェフ・ハーディー | 6 | トリプルH |
勝者 | トリプルH | 5 |
2009年2月15日 No Way Out 2009
編集- WWE王座戦
- エッジ(c) vs ジェフ・ハーディー vs ウラジミール・コズロフ vs ビッグ・ショー vs ジ・アンダーテイカー vs トリプルH○
- (トリプルHがWWE王座を奪取)
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | エッジ | 1 | ジェフ・ハーディー |
2 | ウラジミール・コズロフ | 3 | ジ・アンダーテイカー |
3 | ビッグ・ショー | 4 | トリプルH |
4 | ジェフ・ハーディー | 2 | ジ・アンダーテイカー |
5 | ジ・アンダーテイカー | 6 | トリプルH |
勝者 | トリプルH | 5 |
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | ケイン | 3 | レイ・ミステリオ |
2 | マイク・ノックス | 4 | クリス・ジェリコ |
3 | ジョン・シナ | 6 | エッジ |
4 | クリス・ジェリコ | 2 | レイ・ミステリオ |
5 | レイ・ミステリオ | 1 | エッジ |
勝者 | エッジ | 5 |
2010年2月21日 Elimination Chamber 2010
編集退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | ランディ・オートン | 4 | テッド・デビアス |
2 | テッド・デビアス | 5 | コフィ・キングストン |
3 | コフィ・キングストン | 1 | シェイマス |
4 | シェイマス | 2 | トリプルH |
5 | トリプルH | 3 | ジョン・シナ |
勝者 | ジョン・シナ | 6 |
- 世界ヘビー級王座戦
- ジ・アンダーテイカー(c) vs CMパンク vs ジョン・モリソン vs レイ・ミステリオ vs Rトゥルース vs クリス・ジェリコ○
- (クリス・ジェリコが世界ヘビー級王座を奪取)
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | Rトゥルース | 2 | CMパンク |
2 | CMパンク | 1 | レイ・ミステリオ |
3 | レイ・ミステリオ | 3 | ジョン・モリソン |
4 | ジョン・モリソン | 5 | ジ・アンダーテイカー |
5 | ジ・アンダーテイカー | 6 | クリス・ジェリコ |
勝者 | クリス・ジェリコ | 4 |
2011年2月20日 Elimination Chamber 2011
編集退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | ウェイド・バレット | 3 | ビッグ・ショー |
2 | ビッグ・ショー | 6 | ケイン |
3 | ドリュー・マッキンタイア | 5 | ケイン |
4 | ケイン | 4 | エッジ |
5 | レイ・ミステリオ | 2 | エッジ |
勝者 | エッジ | 1 |
- WWE王座第一挑戦者決定戦
- ○ジョン・シナ vs CMパンク vs ジョン・モリソン vs キング・シェイマス vs ランディ・オートン vs Rトゥルース
- (ジョン・シナがレッスルマニア#第27回大会(2011年)Wrestle Mania XXVII "The Biggest WrestleMania Ever"でのWWE王座挑戦権を獲得)
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | Rトゥルース | 5 | キング・シェイマス |
2 | ランディ・オートン | 3 | CMパンク |
3 | キング・シェイマス | 2 | ジョン・モリソン |
4 | ジョン・モリソン | 1 | CMパンク |
5(1) | CMパンク | 6(4) | ジョン・シナ |
勝者 | ジョン・シナ | 4 |
- 当初CMパンクは、4番目の登場となったが、レフリーが小部屋のドアを解錠する際に不手際があった。
- やっと解錠し小部屋から出るも、ランディー・オートンに待ち伏せ攻撃を喰らい、最初に敗退させられる。
- しかし、RAW・GW(ミスティックマン)は、ドアを解錠する際の不手際により、不公平を被ったと指摘。
- CMパンク敗退を無効とする裁定を下し、再び小部屋に入った。
2012年2月19日 Elimination Chamber 2012
編集退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | Rトゥルース | 4 | CMパンク |
2 | ドルフ・ジグラー | 3 | クリス・ジェリコ |
3 | コフィ・キングストン | 2 | クリス・ジェリコ |
4 | クリス・ジェリコ | 6 | |
5 | ザ・ミズ | 5 | CMパンク |
勝者 | CMパンク | 1 |
- クリス・ジェリコは試合途中にチェンバーの扉が開くアクシデントによりリング下に転落し、フォールされることなく退場した。
- 世界ヘビー級王座戦
- ○ダニエル・ブライアン(c) vs サンティーノ・マレラ vs ウェイド・バレット vs コーディ・ローデス vs ビッグ・ショー vs グレート・カリ
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | グレート・カリ | 5 | ビッグ・ショー |
2 | ビッグ・ショー | 1 | コーディ・ローデス |
3 | コーディ・ローデス | 3 | サンティーノ・マレラ |
4 | ウェイド・バレット | 2 | サンティーノ・マレラ |
5 | サンティーノ・マレラ | 4 | ダニエル・ブライアン |
勝者 | ダニエル・ブライアン | 6 |
2013年2月17日 Elimination Chamber 2013
編集退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | ダニエル・ブライアン | 2 | マーク・ヘンリー |
2 | ケイン | 4 | マーク・ヘンリー |
3 | マーク・ヘンリー | 6 | ランディ・オートン |
4 | クリス・ジェリコ | 1 | ランディ・オートン |
5 | ランディ・オートン | 5 | ジャック・スワガー |
勝者 | ジャック・スワガー | 3 |
2014年2月16日 Elimination Chamber 2014
編集- WWE世界ヘビー級王座戦
- ○ランディ・オートン vs ジョン・シナ vs シェイマス vs ダニエル・ブライアン vs セザーロ(w/ゼブ・コルター) vs クリスチャン
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | シェイマス | 2 | クリスチャン |
2 | クリスチャン | 4 | ダニエル・ブライアン |
3 | セザーロ | 1 | ジョン・シナ |
4 | ジョン・シナ | 5 | ランディ・オートン |
5 | ダニエル・ブライアン | 3 | ランディ・オートン |
勝者 | ランディ・オートン | 6 |
2015年5月31日 Elimination Chamber 2015
編集- WWEタッグ王座戦
- ○ニュー・デイ(ビッグ・E&コフィ・キングストン&エグザビアー・ウッズ)(c) vs ルチャ・ドラゴンズ(カリスト & シン・カラ) vs タイソン・キッド & セザーロ vs プライムタイム・プレイヤーズ (ダレン・ヤング & タイタス・オニール) vs ジ・アセンション(コナー & ビクター) vs ロス・マタドールズ(プリモ & エピコ)(w/エル・トリート)
退場順 | チーム | 入場順 | 退場させたチーム |
1 | ロス・マタドールズ | 4 | ジ・アセンション |
2 | ルチャ・ドラゴンズ | 2 | ジ・アセンション |
3 | ジ・アセンション | 1 | プライムタイム・プレイヤーズ |
4 | タイソン・キッド & セザーロ | 3 | プライムタイム・プレイヤーズ |
5 | プライムタイム・プレイヤーズ | 5 | ニュー・デイ |
勝者 | ニュー・デイ | 6 |
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | キング・バレット | 1 | Rトゥルース |
2 | Rトゥルース | 3 | ライバック |
3 | マーク・ヘンリー | 4 | シェイマス |
4 | ドルフ・ジグラー | 2 | シェイマス |
5 | シェイマス | 6 | ライバック |
勝者 | ライバック | 5 |
2017年2月12日 Elimination Chamber 2017
編集退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | バロン・コービン | 5 | ディーン・アンブローズ |
2 | ディーン・アンブローズ | 3 | ザ・ミズ |
3 | ザ・ミズ | 6 | ジョン・シナ |
4 | ジョン・シナ | 2 | ブレイ・ワイアット |
5 | AJスタイルズ | 1 | ブレイ・ワイアット |
勝者 | ブレイ・ワイアット | 4 |
2018年2月25日 Elimination Chamber 2018
編集退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | マンディ・ローズ | 3 | サーシャ・バンクス |
2 | ソーニャ・デヴィル | 1 | ミッキー・ジェームス |
3 | ミッキー・ジェームス | 5 | ベイリー |
4 | ベイリー | 2 | アレクサ・ブリス |
5 | サーシャ・バンクス | 4 | アレクサ・ブリス |
勝者 | アレクサ・ブリス | 6 |
- WWEユニバーサル王座挑戦者決定戦
- ○ロマン・レインズ vs ジョン・シナ vs ブラウン・ストローマン vs イライアス vs セス・ロリンズ vs フィン・ベイラー vs ザ・ミズ
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | ザ・ミズ | 1 | ブラウン・ストローマン |
2 | イライアス | 7 | ブラウン・ストローマン |
3 | ジョン・シナ | 4 | ブラウン・ストローマン |
4 | フィン・ベイラー | 3 | ブラウン・ストローマン |
5 | セス・ロリンズ | 2 | ブラウン・ストローマン |
6 | ブラウン・ストローマン | 6 | ロマン・レインズ |
勝者 | ロマン・レインズ | 5 |
2019年2月17日 Elimination Chamber 2019
編集- WWE・女子タッグチーム王座 初代王者決定戦
- ○ザ・ボス・アンド・ハグ・コネクション(ベイリー & サーシャ・バンクス)vs ナオミ & カーメラ vs ジ・アイコニックス(ビリー・ケイ & ペイトン・ロイス) vs ザ・ライオット・スクワッド (リヴ・モーガン & サラ・ローガン) vs ナイア・ジャックス & タミーナ vs マンディ・ローズ & ソーニャ・デヴィル
退場順 | チーム | 入場順 | 退場させたチーム |
1 | ナオミ & カーメラ | 5 | ジ・アイコニックス |
2 | ジ・アイコニックス | 4 | ナイア・ジャックス & タミーナ |
3 | ザ・ライオット・スクワッド | 3 | ナイア・ジャックス & タミーナ |
4 | ナイア・ジャックス & タミーナ | 6 | ザ・ボス・アンド・ハグ・コネクション、マンディ・ローズ & ソーニャ・デヴィル |
5 | マンディ・ローズ & ソーニャ・デヴィル | 2 | ザ・ボス・アンド・ハグ・コネクション |
勝者 | ザ・ボス・アンド・ハグ・コネクション | 1 |
- WWE王座戦
- ○ダニエル・ブライアン (c) vs AJスタイルズ vs ジェフ・ハーディー vs ランディ・オートン vs サモア・ジョー vs コフィ・キングストン
退場順 | スーパースター | 入場順 | 退場させたスーパースター |
1 | サモア・ジョー | 1 | AJスタイルズ |
2 | ジェフ・ハーディー | 5 | ダニエル・ブライアン |
3 | AJスタイルズ | 4 | ランディ・オートン |
4 | ランディ・オートン | 6 | コフィ・キングストン |
5 | コフィ・キングストン | 3 | ダニエル・ブライアン |
勝者 | ダニエル・ブライアン | 2 |