エルネスト・ミショー(Ernest Michaux、1842年8月29日 - 1882年1月19日)は、フランス発明家。父ピエール・ミショーとともに、前輪にペダルが付いたベロシペード、ないし、ミショー型自転車(ミショーディン michaudine)を発明したとされ、父とともに、自転車の歴史において特異な地位を占めている。

エルネスト・ミショー
エルネスト・ミショーと、ミショー式自転車=ミショーディン (michaudine)。
生誕 1842年8月29日
フランスの旗 フランス サン=ブリユー
死没 1882年1月19日(満39歳)
フランスの旗 フランス バリ
職業 発明家
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バル=ル=デュックにあるミショー父子の記念碑。

経歴 編集

ミショーは、1842年8月29日に、ピエール・ミショーの息子として、ブルターニュサン=ブリユーで生まれた[1]。彼は1860年代(様々な情報源によって、1855年1861年1864年と年次は異なる[2])に、新しいドライジーネ、すなわち、前輪にペダルを付けたベロシペードと呼ばれる自転車の原型を開発し、後にはこれにブレーキを付け加えた。この種の自転車は、英語で「boneshaker(骨を揺らすやつ)」と呼ばれたほど乗り心地の悪いものであったが、当時は相当の規模で量産された[3]。この発明は、父ピエールとともに、エルネスト・ミショーによるものとされている[2]

彼はまた、当初使われていたクッションの代わりにサドルを導入した[4]

ミショーは、1882年1月19日に、パリのラエンネック病院で死去した[1]

バル=ル=デュックでは、1894年に、父ピエールとエルネストをともに顕彰した記念碑が建てられた。

脚注 編集

  1. ^ a b Pierre Michaux et son fils Ernest” (フランス語). 2019年7月20日閲覧。
  2. ^ a b Bicycle”. Enciclopedia Britannica. 2019年7月22日閲覧。
  3. ^ Museo Galileo: “Lo scuotiossa”. 2019年7月22日閲覧。
  4. ^ Franco Gàbici (2011年7月24日). “E un bel giorno 150 anni fa fu inventato il pedale” (イタリア語). 2019年7月22日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集