エルムポリギリシア語: Ερμούπολη / Ermoúpoli)は、ギリシャ共和国南エーゲ地方のキクラデス諸島にあるシロス島の主要都市。南エーゲ地方の首府でもある。

エルムポリ
Ερμούπολη
所在地
エルムポリの位置(ギリシャ内)
エルムポリ
エルムポリ
座標 北緯37度26分 東経24度55分 / 北緯37.433度 東経24.917度 / 37.433; 24.917座標: 北緯37度26分 東経24度55分 / 北緯37.433度 東経24.917度 / 37.433; 24.917
行政
国: ギリシャの旗 ギリシャ
地方: 南エーゲ
: シロス県
ディモス: シロス=エルムポリ
旧自治体: エルムポリ
人口統計 (2001年)
旧自治体
 - 人口: 13,400 人
 - 面積: 11.3 km2
 - 人口密度: 1,186 人/km2
その他
標準時: EET/EEST (UTC+2/3)
公式サイト
http://www.hermoupolis.gr

名称 編集

この町は「ヘルメースの町」を意味し、カサレヴサではエルムポリスギリシア語: Ἑρμούπολις / Ermoupolis, Hermoupolis)と綴られる。

地理 編集

シロス島の東岸中央部に位置する港湾都市である。

歴史 編集

エルムポリの町は、1820年代のギリシャ独立戦争の際、すでに存在したアノ・シロスの集落の延長として建設された。小アジアからの難民によって1822年に当地に作られた集落が、ギリシアで初となる難民の集落だと考えられている。すぐに町はギリシャの商工業的中心地となり、エルムポリ港の重要度が増した。1856年にエルムポリに設立されたギリシャ汽船会社は有名であり、数々の船舶がシロス島の造船所で造られた。19世紀に入るとピレウスに地位を奪われ、その後の数十年間で町は衰退した。しかし、現在ではサービス業に基盤を置くことにより、エルムポリの経済は急成長した。

行政区画 編集

 
旧キクラデス県におけるエルムポリ市(1999年 - 2010年)

旧自治体(ディモティキ・エノティタ) 編集

エルムポリ地区Δημοτική ενότητα Ερμουπόλεως)は、シロス=エルムポリ市を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)である。かつてはキクラデス県に属する自治体・エルムポリ市(Δήμος Ερμουπόλεως)であったが、カリクラティス改革にともなう自治体統廃合(2011年1月施行)によって、シロス=エルムポリ市が編成された。

姉妹都市 編集

著名な出身者 編集

脚注 編集

外部リンク 編集