メインメニューを開く

エンジニアリングサービス (デジタル放送)

エンジニアリングサービスとは、日本のデジタル放送において、衛星放送地上波デジタルテレビ放送の電波を利用して特定の受信機ソフトウェアの最新版やすべての受信機に共通するデータ(全受信機共通データ)を電波に乗せて配信する仕組みである。ESEngineering Service)と略される。

目次

概要編集

デジタル放送対応の受信機であるテレビ受像機DVDレコーダーBDレコーダーなどには内部にコンピュータが搭載されていて、内蔵のソフトウェアによって種々の動作が制御されている。これらの動作とは受信チャンネルを変えたり、テレビ番組表を表示させたり、録画やダビングを行うなどである。

受信機のソフトウェア更新編集

デジタル放送対応の受信機のソフトウェアは、しばしば改良や不具合の修正のために新しいバージョンに更新されることがある。デジタル放送におけるエンジニアリングサービス(ES)では新しいバージョンのソフトウェアをテレビ放送(地上波はNHK総合テレビNHK Eテレ。衛星波はA-PABが衛星基幹放送事業者としてBS1と同じトランスポンダ(BS-15ch)の2スロットで配信、論理Ch.BS929)の電波に含ませて、日本全国で使われている受信機に配信する。ソフトウェアを配信する際は、それがどのメーカーのどの型番用のものであるかの情報も送る。受信機はメーカーや型番が一致したソフトウェアを受信して、自動的に自分自身のソフトウェアを最新のものに更新する。通常は既定で自動受信する設定になっている。各受信機では単に「ダウンロード」「オンエアダウンロード」「放送ダウンロード」等と表現される。

なお、このソフトウェア更新はインターネット経由でも可能になっている場合が多いが、当然ながらインターネット接続が必要なうえにリモコン操作が必要な事から、基本的にメーカーはES放送の受信を推奨している。

全受信機共通データ編集

受信機の機種に関わりなく共通に利用される「全受信機共通データ」も、放送電波に乗せて配信される。これは電子番組表(EPG)で使用されるチャンネル・ロゴジャンル・コード表、番組特性コード表、予約語表など受信機の機種に関わらず共通に利用されるデータである。地上波デジタルテレビ放送では、このほかに各地域の放送局の周波数リストや新しい放送局や中継局が開局するといった情報も配信される。

なお、全受信機共通データは必ずしも常に送信されているわけではない。

注意点編集

デジタル放送受信機で主電源を切ったりコンセントから電源プラグを抜いたりしてはいけないとされる(ワンセグ受信機など一部を除く)のは、ES放送を常に受信できるようにしておく必要があるためである。

関連項目編集

外部リンク編集