エーマティオーン
エーマティオーン(古希: Ἠμαθίων, Ēmathiōn)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエマティオンとも表記する。トローイア王ラーオメドーンの子ティートーノスとエーオースの子で、メムノーンと兄弟[1]。
エーオースはティートーノスをさらってエーマティオーンとメムノーンを生んだとされる[2]。エーマティオーンはエチオピアの王で[3]、ヘーラクレースがヘスペリスに黄金の林檎を取りに行く冒険でアラビアを通ったときに殺された[4]。あるいはナイル川上流からエチオピアにやって来たヘーラクレースと戦争になり、殺された[5]。
系図編集
ラーオメドーン | メロプス | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ティートーノス | エーオース | プリアモス | アリスベー | ||||||||||||||||||||||||||||||
メムノーン | エーマティオーン | アイサコス | |||||||||||||||||||||||||||||||