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オギー&コックローチ』(オギーアンドコックローチ、英語: Oggy and the Cockroachesフランス語: Oggy et les Cafards)は、フランスゴーモン(Gaumont Film Company)が1998年に製作開始したフランスのテレビアニメである。エピソード2以降はシーラム(Xilam Animation Company)が製作提供している。

シリーズ開始から15周年を迎えた2013年8月には初の映画化を果たし、日本でも2014年8月31日にカートゥーン ネットワークにて『オギー・ザ・ムービー:過去から未来へ!』のタイトルで放送された[1]

2018年に制作20周年を迎え、2019年現在も、不定期に新作が製作・放送されている。

概要編集

広大な家に住む猫のオギーといとこのジャック、そして自分の家に勝手に住み着いている3匹のゴキブリ「ディーディー、ジョーイ、マーキー」が織り成すドタバタコメディ。

猫が主人公で、3匹のゴキブリが主人公を打ち負かすなど、トムとジェリーを思わせる作風となっている。

本編ではセリフなどが一切無く、メインとなるのはBGMとオギー達の泣き声やゴキブリ達の笑い声だけであるが、オギーを始めとする登場キャラクターが対話する際にはそれぞれが言葉にならない音を発している[注 1]

スタッフ編集

  • 制作:ジャー・イベズ・レィーバゥド (Jean-Yves Raimbaud)
  • 監督:オリェー・ジャー・メリー、トーマス・サーボ (Olivier Jean Marie、Thomas Szabó)
  • プロデュース:マーク・ヅ・ポンタビス (Marc du Pontavice) (Xilam Animation)

登場人物編集

ネコ編集

オギー (Oggy)
本作の主人公。太めな体型の青い猫。大きな赤い鼻と頭頂部の黒髪のような模様がトレードマークである。鼻は取り外しが自由で音が鳴る。白猫のオリビアと結婚している。
ドジだが、どこか憎めない性格。少し泣き虫でありジャックに甘えている。
手先が器用で、本編では様々なものを組立て作り上げる様子が伺える(リモコン式の電動芝刈り機など)。
得意なスポーツはペタンクであり、その腕前は球技に自信のあるジャックを打ち負かすほど。
いつもゴキブリ達の悪戯に遭っている薄幸な立場であるが、時折自分を酷い目に遭わせたゴキブリ達を可哀想に思って助けに入るなど、朗らかで気の優しい面を見せることがある。
青紫色の屋根の広く大きな家に一匹で住んでいる[注 2]。家はゴキブリ達の悪戯によって破壊されバラバラになるものの、次のストーリーでは元に戻っている。
オギーの持つハエたたきは多彩なギミックが施されており、先端部分が色々なものに形を変えてゴキブリ達を倒している。
全身に青い毛が生えているように見えるが、実はオギー自体に毛は生えておらず、青い毛皮の服を着用しているだけ[注 3]
ジャック (Jack)
オギーの近所に住んでいる従兄弟の猫。オギーとは対照的に少しワイルドな外見で、緑色の体毛と耳から長くはみ出た毛が特徴。妻子持ち。
性格もオギーとは正反対であり短気で生意気。オギーほどではないが手先は割と器用であり、機械いじりやもの作りを行うことがある。
また、アウトドア志向の持ち主でチャレンジ精神に富んでおり、ロッククライミングに挑戦したりレースに参加するなどしている。話によっては関連イベントにオギーを誘うことがあり、一度カーレースへ出場したが、レースの前に自身が飲んでいたジュースの中にジョーイが麻酔薬を入れたためレース直前に寝込んでしまった。結果、優勝したのはゴキブリ3人組を退治するためにレースに参加したオギーだった。その後もトロフィーはもらえなかったために大号泣しているが、その悔しさに伴いもう一度参加したわけではなく、道路が無茶苦茶に破壊された状態になったラジコン用コースでRCカーを操縦して遊ぶことで満足している。
丘陵に対しては平気だが、灯台など標高の高い施設は高所恐怖症なのかひどく嫌っている。
オギーとゴキブリ達にいつも振り回されていて、悪戯ばかりするゴキブリ達に報復しようとするが、その都度いつも失敗ばかりしている。
シーズン1の序盤ではオギー同様、鼻が取り外し自由だったが、シーズン1以降はジャックが自ら取っている事や誰かに取られている事はない。
当初はオギー宅に同居していたことが多かったが、話が進むごとに自宅からオギー宅へ遊びに行ったり彼からの連絡で駆け付ける様子が伺える。
オギー同様、体に毛が生えているわけではなく、緑色の毛皮の服を着用しているだけ(体毛として描かれているシーンもある)。

ゴキブリ編集

悪役の三匹トリオ。オギーの家の排気口に住んでおり[注 4]、排気口の中には缶詰め空き缶を再利用したベットが設置されている。
普段は3匹で同居しており、寝食を共にしている。3匹の関係は不明だが、話の中で幼馴染や兄弟や従兄弟の間柄を匂わせるシーンがある。3匹ともオリビア宅の排気口に住んでいるメスゴキブリにメロメロになる。
暇さえあればオギーやジャック、稀に隣家のボブにまで悪戯をする。その内容は、オギーとジャックが車で走っている道路を塗ってスリップさせる、オギーのベッドに虎バサミを取り付ける、トイレダイナマイトを仕掛けるなど過激なものが多い。
まれに彼らの悪戯により高層ビルは崩壊、大陸をも丸ごと大破するなどの大惨事に発展することもある[注 5]
また、オギーたちと協力するエピソードもあり、時々オギーやジャックに仕返しされて終わる話もある。特に第4シーズンでは、協力するエピソードや仕返しされて終わる話が多い。さらに話によってはディーディーだけ登場してマーキーとジョーイが登場しない話がある。
通常は排気口でトランプをしている事が多い。
ジョーイ (Joey)
小柄で桃色の身体に紫色の顔、右目が桃色、左目が黄色のオッドアイのゴキブリ。
自称3匹の中のリーダーであり、参謀格。常に悪巧みをしており、金銭にがめつい一面がある。誕生日は1991年6月15日
オギーに瓜二つな猫が登場した回では、追い詰められて精神を崩壊させられてしまった事がある。
ディーディー (Dee Dee)
太った紫色の身体に橙色の顔と緑眼のゴキブリ。
食いしん坊でいつも腹を空かせている。単独行動が多い。3匹の中ではペタンクはうまいが、オギーほどではない。
歌唱力に秀でている面がある。
オギー宅に空き巣が入った回では、冷蔵庫を奪われた事に激怒し、たった1人で犯人を突き止め、奪われた家具全てを取り返した。
マーキー (Marky)
灰色の体に緑色の顔と桃色の眼のゴキブリ。触角は2匹と違いクセがついている。
3匹の中では最も大人しいが、性格には難がある。
女好きなのか、オギーの家に訪ねてきた人間の女性にアタックしたり、オギーが遊んでいた女の子の人形や第5シーズンに登場した犬のお姫様に一目惚れする回もあった。
災難な目に遭うことが結構多く、ジャックに空手着の帯に使われたり、ボブに脅迫されて蝶の格好をさせられ、その状態で崖から飛び降りたり火の輪をくぐらされることもあった。

その他編集

モニカ (Monica)
オギーの双子の妹。ジャックと結婚したようなエピソードがあり、子供もいる。ローラースケートなどのスポーツが趣味。
ボブ (Bob)
隣の家の犬。大柄で茶色い番犬のようなブルドッグで、ゴキブリの悪戯、またはそれによる害をしばしばオギーの仕業だと思い込み、オギー(またはジャックも)を痛めつけたり、弱いものいじめ(オギーとジャック)をしたりすることがある。それでも、ゴキブリの仕業と見抜いて仕打ちするときもある。
傲慢な性格で、オギー達の事を見下している事が多い。
エピソードによってはオギー達と仲が良く、ある話ではボブの自宅にミツバチ巣箱が設置されており、ミツバチと蜂蜜取引をしている。
棘付きの首輪をしており、家の外に犬小屋と餌皿があるため人間に飼育されている可能性があるが、その話はシーズン4の終わりまで確認されていない。
レストランの支配人やプールの監視員など、作中では仕事をしている事が多い。
おじさんゴキブリ
ゴキブリ3匹の下へ遊びにやって来た太めの中年男性のような姿のゴキブリ。帽子オーバーオールを着用しており、が濃いのが特徴。
履いている靴下にチーズを入れており、このチーズは蛆虫などが入り込んでいてかなり発酵している。その臭いはゴキブリ3匹が卒倒するほど強烈。
植物の種を発芽させ生育させる能力を持っており、大量の豆を成長させている。
オリビア (Olivia)
シーズン4から登場した雌の白猫。オギーと同じく頭頂部に黒髪のような模様があり、頭に黄色のリボンを付けている。オギーの隣に引っ越してきており、オギーの一目惚れの相手でもある。オギーの妻。
争い事が嫌いな優しい性格で、自分のことを助けてくれたオギーに好意を持つ。見た目に反してアクティブであり、スポーツ好きな一面が見られる。
ストーリーによって、ゴキブリが苦手な時と、そうでない時がある。
また、怒った時は大胆な行動に出ることがあり、その勢いにはゴキブリ達が萎縮するほど。
オギーのおばあちゃん
たまにオギーの家に遊びに来る。オギーは気付いていないが、実はゴキブリ達と互角以上に戦えるくらい強い。彼女の作るクッキーはとてつもなく硬い。
しっかり者で、オギー宅のテーブルホコリをチェックしたり、溜まった食器を洗うようオギーに注意したりする。
以前は紅茶を飲む事によってパワーアップしていた。
オギーの両親
オギーのおばあちゃん同様、たまにオギーの家に遊びに来る。父親はオギーと同じく青色の体毛だが、オギーと違って常に服を着ている。
母親は桃色の体毛でオギー父と同じく服を着ているが、オギー父とは対照に細身である。
オギーは気付いていないが、実はオギー母はゴキブリ達を倒せる実力を持ち合わせている。
ジャックの甥
ジャックの甥っ子で、ティーンエイジャーである。ジャンクフードシリアルが大好きで、それがないと発狂して叫び出す。
常にスマートフォンをいじっていて、オギーがテニスなどに誘っても見向きもしない。
外出したとしてもスマートフォンで音楽を聞くだけである。ゴキブリのジョーイと気が合う。
レディーK (Lady K)
シーズン4から登場した雌のゴキブリ。細身で茶色の体色、人間の女性の様な体付きにつり上がった目と波掛かった触角が特徴。赤いハイヒールを履いている。
ゴキブリ3匹(特にジョーイ)が一目惚れしている。オリビアの家に住み着いているが、K自身はオリビアを快く思っていない節がある。
実はジョーイ以上の策謀家で、自分の美貌を駆使して3匹に入れ知恵を行なったり嗾けたこともある[注 6]
エル・クカラチャ (El cucaracha)
ジョーイの従兄弟のゴキブリでメキシコ在住。シーズン4に登場。ジョーイに会いにはるばるメキシコから訪れた。
ラテン系の土地柄からか性格は陽気で楽器演奏(特にギター)が得意。
ジョーイとは仲が良くオギーへの悪戯などで息が合うほどであるが、彼がレディーKに一目惚れし、ジョーイの目の前でKに恋のアプローチを行なったが為に、そこからジョーイに敵意を抱かれる破目になってしまった。

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 特例として、日本で2013年12月に放送された特番では原口あきまさによるナレーションを収録した作品が2本放送されている。
  2. ^ 人間に飼われている様子はなく、オギー自身が人間同様に動き家事や炊事をしている。
  3. ^ 普段からスペアを持ち歩いている事が多く、クローゼットにはスペアが多数収納されている。体毛として描かれているシーンもある。
  4. ^ 本編ではリビングの排気口に焦点が当てられている。
  5. ^ これによる被害者や巻き添えを喰らったモブキャラから責められるのは、大抵がオギーやジャックである。
  6. ^ オリビア宅のキッチンの冷蔵庫から食料を盗ませる、スーパーで食料を窃盗させ後から横取りする、3匹をオギーに変装させオリビアへ一服盛らせるなど。

出典編集

  1. ^ オギー・ザ・ムービー:過去から未来へ!”. カートゥーン ネットワーク. 番組詳細. 2019年3月6日閲覧。

外部リンク編集