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オジェニ・オナジ

ナイジェリアのサッカー選手

オジェニ・エディ・オナジ（Ogenyi Eddy Onazi, 1992年12月25日 - ）は、ナイジェリア・ジョス出身のサッカー選手。傑志体育会所属。元ナイジェリア代表。ポジションはMF。

オジェニ・オナジ
ラツィオ時代のオナジ (2015年)
名前
本名 オジェニ・エディ・オナジ
Ogenyi Eddy Onazi
ラテン文字 Ogenyi Onazi
基本情報
国籍 ナイジェリアの旗 ナイジェリア
生年月日 (1992-12-25) 1992年12月25日（31歳）
出身地 ジョス
身長 173cm
体重 73kg
選手情報
在籍チーム 香港の旗 傑志体育会
ポジション MF (CH)
背番号 12
利き足 右足
ユース
ナイジェリアの旗 エル・カミネ・ウォーリアーズ
ナイジェリアの旗 マイピープル
2011-2012 イタリアの旗 ラツィオ
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
2012-2016 イタリアの旗 ラツィオ 76 (4)
2016-2019 トルコの旗 トラブゾンスポル 69 (6)
2020 トルコの旗 デニズリスポル 9 (0)
2020 デンマークの旗 スナユスケ 2 (0)
2021 リトアニアの旗 ジャルギリス 19 (2)
2021 トルコの旗 デニズリスポル 11 (0)
2022 サウジアラビアの旗 アル・アダラー 15 (0)
2022 イタリアの旗 カゼルターナ 11 (0)
2023 バーレーンの旗 イースト・リファー
2023- 香港の旗 傑志
代表歴2
2009 ナイジェリアの旗 ナイジェリア U-17 7 (0)
2011 ナイジェリアの旗 ナイジェリア U-20 5 (0)
2012-2018 ナイジェリアの旗 ナイジェリア 52 (1)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年7月12日現在。
2. 2019年10月14日現在。
■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

クラブ経歴 編集

キャリア初期 編集

オナジは、故郷ジョスのペプシ・フットボール・アカデミー（英語版）でキャリアを始め[1]、半年後にプロクラブエル・カミネ・ウォーリアーズ（英語版）の下部組織に入団した。その後、才能ある若手選手を育成するためTBジョシュア（英語版）牧師によって設立されたマイピープルFC（英語版）でプレーするためラゴスに移動した。

ラツィオ 編集

2011年、同僚のサニ・エマニュエル（イタリア語版）と共にSSラツィオの下部組織に入団。すぐさま、印象的なパフォーマンスを見せ加入年にトップチームへ昇格すると、シーズン終盤のアタランタBC戦で90分にセナド・ルリッチに代わりセリエAデビューを果たし、チームはスタディオ・アトレティ・アズーリ・ディターリアで2-0の勝利を収めた[2]。オナジはスティーヴン・マキンワに続いでラツィオでプレーした2人目のナイジェリア人選手となった[3]。

2012-13シーズンは、ヴラディミル・ペトコヴィッチ監督の下でローテーション要因としてプレー。2012年9月21日のUEFAヨーロッパリーグ・トッテナム・ホットスパーFC戦を始め、守備的MFのクリスティアン・レデスマとコンビを組み出場機会が増加した。翌2013-14シーズンには29試合に出場したが、その後は徐々に出場機会を減らしていった。

トラブゾンスポル 編集

2016年8月2日、トルコのトラブゾンスポルへの移籍が発表された[4]。8月20日に行われた開幕戦のカスムパシャSK戦で、トラブゾンスポルでのデビューを果たし、2得点を挙げる活躍を見せた[5]。

デニズリスポル以降 編集

2020年1月15日、同年6月まで残っていたトラブゾンスポルとの契約を解除し、同じくスュペル・リグのデニズリスポルに6ヶ月契約（1年の延長オプション付き）で加入[6]。これ以降、オナジは短期間でクラブを転々とするキャリアを歩むことになる。

2020年10月4日、デンマーク・スーペルリーガのスナユスケ・フッボルトと契約[7][8]。しかし、加入からわずか3ヶ月後の2021年1月5日にクラブと双方合意の下に契約解除して退団[9]。

2021年2月18日、リトアニア・Aリーガ王者のFKジャルギリスに加入[10]。7月13日にリンフィールドFCのホームウィンザー・パークで行われたUEFAチャンピオンズリーグ 2021-22予選1回戦2ndレグにおいてオナジは前半44分にチーム2点目となるゴールを決めて、予選2回戦進出に貢献した[11]。8月18日、クラブと双方合意の下で契約を解除[12]。

2021年8月19日、デニズリスポルに復帰[13]。

2022年1月25日、サウジアラビアのアル・アダラーFCに移籍[14]。

2022年8月29日、イタリア・セリエDのカゼルターナFCに加入[15][16]。

2023年1月10日、バーレーンのイースト・リファー・クラブに加入[17]。

傑志体育会 編集

2023年7月12日、香港プレミアリーグ王者でAFCチャンピオンズリーグ2023/24に出場する傑志体育会への加入が発表された[18][19]。

代表歴 編集

16歳の頃にU-17代表として連覇を目指した2009 FIFA U-17ワールドカップに同僚のサニ・エマニュエル（イタリア語版）と共に出場。優勝は逃したものの、チームの準優勝に貢献した[20]。2年後には2011 FIFA U-20ワールドカップへ向けてポルトガルとパナマのトレーニングキャンプに参加していたが落選した[1]。

アフリカネイションズカップ2013予選のリベリア戦でA代表デビューを果たし、出場2試合目となったベネズエラ戦で初得点を記録した。

アフリカネイションズカップ2013のメンバーに選ばれると[21]、グループリーグで先発出場はザンビア戦の1試合のみだったが、決勝トーナメントは決勝戦のブルキナファソ戦を含め全試合先発出場し、優勝に貢献した。

個人成績 編集

クラブでの成績 編集

2017年6月3日現在　出典：soccerway.com

クラブ シーズン リーグ戦 カップ戦 UCL[* 1] UEL[* 2] その他 合計
リーグ 試合 得点 試合 得点 試合 得点 出場 得点 試合 得点 試合 得点
SSラツィオ 2011-12 セリエA 1 0 0 0 - 0 0 - 1 0
2012-13 15 1 2 0 - 11 1 - 28 2
2013-14 29 1 2 0 - 8 1 1 0 40 2
2014-15 16 1 3 0 - - - 19 1
2015-16 15 1 0 0 2 0 4 1 1 0 22 2
合計 76 4 7 0 2 0 23 3 2 0 110 7
トラブゾンスポル 2016-17 スュペル・リグ 32 2 6 0 - - - 38 2
合計 108 6 13 0 2 0 23 3 2 0 148 9
  1. ^ 予選、プレーオフも含む。
  2. ^ 予選、プレーオフも含む。

代表 編集

2018年6月22日現在　出典：national-football-teams.com


ナイジェリア代表国際Aマッチ
年出場得点
2012 2 1
2013 16 0
2014 13 0
2015 7 0
2016 5 0
2017 5 0
2018 4 0
通算 51 1

代表での得点 編集

 #  日時 場所 対戦相手 スコア 最終結果[* 1] 大会
1. 2012年11月14日  マーリンズ・パーク （マイアミ）   ベネズエラ
3–1
○3–1
 親善試合
  1. ^ 勝(○)、分(▲)、敗(●)

タイトル 編集

クラブ 編集

SSラツィオ
トラブゾンスポル

代表 編集

ナイジェリア代表

脚注 編集

  1. ^ a b "Eaglet Onazi soars to fly with the Super Eagles"
  2. ^ "Atalanta 0 - 2 Lazio"
  3. ^ "Sani Emmanuel: We Can Go All The Way In Columbia 2011"
  4. ^ Onazi joins Turkish club Trabzonspor from Lazio - africanfootball.com 2016年8月2日
  5. ^ Onazi’s brace on Trabzonspor debut sinks Kasimpasa：The Cable 2016年8月21日
  6. ^ Muhammed Enes Calli (2020年1月15日). “Football: Trabzonspor release Nigerian midfielder Onazi”. アナドル通信社. 2023年7月15日閲覧。
  7. ^ スナユスケ・フッボルト [@SEfodbold] (2020年10月4日). "Velkommen, Onazi". X（旧Twitter）より2023年7月15日閲覧。
  8. ^ “Navnkundig nigerianer til SønderjyskE” (デンマーク語). UGEAVISEN HADERSLEV (2020年10月5日). 2023年7月15日閲覧。
  9. ^ “ONAZI STOPPER I SØNDERJYSKE” (デンマーク語). SønderjyskE.dk (2021年1月5日). 2023年7月15日閲覧。
  10. ^ "VILNIUJE – BUVĘS „LAZIO" IR NIGERIJOS RINKTINĖS SAUGAS" (Press release) (リトアニア語). FKジャルギリス. 18 February 2021. 2021年7月15日閲覧。
  11. ^ “UCL : Onazi Powers Zalgiris To Victory Against Linfield”. Complete Sports (2021年7月14日). 2023年7月15日閲覧。
  12. ^ "O. ONAZI IR „ŽALGIRIO" KELIAI IŠSISKYRĖ" (Press release) (リトアニア語). FKジャルギリス. 18 August 2021. 2021年7月15日閲覧。
  13. ^ "HOŞ GELDİN OGENYİ ONAZİ" (Press release) (トルコ語). デニズリスポル. 19 August 2021. 2023年7月15日閲覧。
  14. ^ “Onazi Joins Saudi Club Al-Adalah”. Complete Sports (2022年1月25日). 2023年7月15日閲覧。
  15. ^ "ONAZI: "AVEVO DATO LA MIA PAROLA AL PRESIDENTE. QUI PER VINCERE!"" (Press release) (イタリア語). カゼルターナFC. 29 August 2022. 2023年7月15日閲覧。
  16. ^ Antonio Torrisi (2022年8月29日). “La Lazio, la Turchia e la Serie D, Onazi torna in Italia: giocherà nella Casertana” (イタリア語). Goal.com. 2023年7月15日閲覧。
  17. ^ “Done Deal: Onazi Moves To Bahraini Club East Riffa”. Complete Sports (2023年1月10日). 2023年7月15日閲覧。
  18. ^ "「三冠」傑志勵精圖治 精兵政策衝亞冠" (Press release) (繁体字中国語). 傑志体育会. 12 July 2023. 2023年7月15日閲覧。
  19. ^ Chigozie Nwosu (2023年7月12日). “Official: Ogenyi Onazi Dumps East Riffa Club For ‘FC Barcelona’”. Nigeria Sports News. 2023年7月15日閲覧。
  20. ^ "My People FC Stars For FIFA U-20 World Cup"
  21. ^ "Nations Cup 2013: Nigeria pick six locally-based players"

外部リンク 編集

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