バイオハザード4

2005年のアクションビデオゲーム

バイオハザード4』(バイオハザードフォー、biohazard 4、欧題:Resident Evil 4)は2005年カプコンより発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム。『バイオハザードシリーズ』の第6作であり、本編シリーズとしては、2002年11月発売の前作『バイオハザード0』より約2年ぶりとなる。

バイオハザード4
biohazard 4
resident evil 4
ジャンル サバイバルホラー
対応機種 ニンテンドーゲームキューブ
PlayStation 2
PlayStation 3
PlayStation 4
Wii
Microsoft Windows
Xbox 360
Xbox One
Nintendo Switch
Gクラスタ
Oculus Quest 2
開発元 カプコン第4開発部
Armature Studio(Oculus Quest 2版)
発売元 カプコン
Oculus Studios(Oculus Quest 2版)
販売元 カプコン
プロデューサー 小林裕幸
川田将央(PS2)
中井実(Wii)
ディレクター 三上真司
松下邦臣(PS2)
中井実(Wii)
シナリオ 三上真司
音楽 内山修作
千本木操
シリーズ バイオハザードシリーズ
人数 1人
発売日

ニンテンドーゲームキューブ:
アメリカ合衆国の旗 2005年1月11日
日本の旗 2005年1月27日
欧州連合の旗 2005年3月18日
PlayStation 2:
アメリカ合衆国の旗 2005年10月25日
欧州連合の旗 2005年11月4日
オーストラリアの旗 2005年11月11日
日本の旗 2005年12月1日
Windows:
欧州連合の旗 2007年2月23日
日本の旗 2007年6月7日
Wii:
日本の旗 2007年5月31日
アメリカ合衆国の旗 2007年6月19日
欧州連合の旗 2007年6月29日
オーストラリアの旗 2007年7月5日[1]
PS3 / Xbox 360:
日本の旗 2011年9月8日
Steam:
日本の旗 2014年2月28日
PS4 / Xbox One:
日本の旗 2016年8月30日(DL版)
日本の旗 2016年12月1日(パッケージ版)
Switch:
日本の旗 2019年5月23日

Oculus Quest 2:
日本の旗 2021年10月21日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
OFLC:MA15+
PEGI18
USK18(18歳未満提供禁止)
BBFC:15
コンテンツ
アイコン
暴力
ダウンロード
コンテンツ
なし
エンジン Unreal Engine 4(Oculus Quest 2版)
売上本数 GC: 世界 160万本 [2]
PS2: 世界 230万本 [2]
Wii: 世界 200万本 [2]
DL(PS3, Xbox 360) 世界 130万本 [2]
PC, DL: 世界 270万本 [2]
PS4, Xbox One, DL: 世界 310万本 [2]
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本作はニンテンドーゲームキューブ用ソフトとして発売されたのち、PlayStation 2Microsoft WindowsWiiなどをはじめとする様々なプラットフォームに展開されたほか、バーチャル・リアリティ (VR) 版がOculus Quest 2向けに発売された。

本作はラクーンシティ壊滅の6年後にあたる2004年秋のヨーロッパ南部を舞台に、『バイオハザード2』の主人公であるレオン・S・ケネディが、アメリカ合衆国大統領の娘アシュリー・グラハムを救出するために、事件の黒幕であるカルト教団「ロス・イルミナドス」と対決する物語である。 本作以降のシリーズは作品毎に時系列と舞台が変わりつつ、物語が展開していくことになる[3]

2023年3月24日に本作のリメイク版『バイオハザード RE:4』(バイオハザードアールイーフォー、BIOHAZARD RE:4、英題:Resident Evil 4) が発売[4]

開発の経緯 編集

本作は発売までに何度も作り直されてきた。 最初は、プレイステーション2向けの『バイオハザード』の新作として作られ、神谷英樹がディレクターに就任した[5]。 それから、メインテーマとなる「かっこよさ」を『バイオハザード』の世界観に織り込む方針で進められ、主人公は「バイオテクノロジー由来の超人的な能力を持つ不死身の男性」であり、自らの身体の謎を解くという筋書きになる予定であり[6]、脚本は『バイオハザード2』を手掛けた杉村升が務める予定だった[7]

また、バイオハザードシリーズのイメージを一新し[8]、敵に向かって銃を撃つ主人公のかっこよさを演出するため、ダイナミックなカメラワーク英語版も取り入れられる予定だった[5]。 また、神谷は背景をフルポリゴンにしたいと考え、背景制作の指揮をしていた田崎淳也とともにフルポリゴンの研究を重ねるうちに、テクスチャに必要な素材を集めるため、欧州まで行って取材を重ねた[9][10]

ところがこのバージョンは、アクション性の高さゆえに、シリーズ生みの親である三上真司から『バイオハザード』シリーズとしてふさわしくないと指摘され、最終的には路線を変更して『デビルメイクライ』として発売された[11][12][注 1]

"Fog"バージョン 編集

2002年11月、カプコン第四開発部がゲームキューブ用ソフト『biohazard4』として開発することになり[13][14] 、このバージョンは一部から"fog version"とも呼ばれるようになった。

この時点では『バイオハザード3 LAST ESCAPE』を手がけた柴田洋がディレクターを務め、アンブレラの核心部分である始祖ウィルス発祥の地を舞台とし、作品のテーマは「極限状態で生き延びるためのもがき」としていた[15][注 2]。また、柴田は、2002年11月の第四開発部の制作発表会にて、一人称視点を一部取り入れる旨をコメントしている[16]

このバージョンではレオンが始祖ウイルスに感染して、左手に不思議な力が宿る予定だった[17]

"Hook Man"バージョン 編集

画像外部リンク
  en:File:Re3.5hookman.png - 鉤爪の男と闘うレオン

カプコンはE3 2003にて本作を出展しており、このバージョンは一部のファンから"hook man version"と呼ばれている[18]。 このバージョンでは、謎の奇病にかかったレオンが、生けるや巨大なかぎづめを装着した謎の男に追い回されるという内容である[19][18] 。また、このバージョンでは肩越しカメラ視点など、完成版に引き継がれた要素もある[18]。 なお、『バイオハザード3 LAST ESCAPE』のシナリオを手掛けた川村泰久は、2012年にファンサイト"Project Umbrella"とのインタビューの中で、これはあくまでも実験に過ぎず、背景設定はないと話している[20]

"Hallucination"バージョン 編集

これはストーリーの骨子であり、杉村が執筆した。 川村は、『バイオハザード4』をより恐ろしいものにしたいと考えていたと、振り返っている[20]。 杉村はホラー映画『ロスト・ソウルズ』のように、「ヒロインが気が付いたら殺人鬼の逃げ込んだ廃墟にいた」というシチュエーションを使おうとしており、これを翻案したものが"Hook Man"バージョンとなった。 この時点では、レオンがスペンサー邸に忍び込み、地下の研究室で出会った少女と犬型B.O.W.とともに地上を目指すという内容になる予定だった。ところが、この内容では開発費用が掛かりすぎるため、三上の介入を受けた挙句に却下され、面目ない気持ちでいっぱいだったと川村は振り返っている[21]。 なお、始祖ウイルスは次回作『バイオハザード5』にて焦点が当てられたほか、スペンサー邸での冒険は同作DLC"Lost in Nightmares"にて描かれた[22]

完成版 編集

シリーズの従来作品においてはプリレンダリングムービーが用いられた一方、本作においてはリアルタイム3Dムービーが用いられた[23]。 本作の開発に参加したカプコン第1開発部の平林良章は、GDC2005の講演にて「[前略]ゲーム中にずっと緊張状態が続くとプレーヤーが疲れてしまうから、休憩時間が必要だということは開発者も考える。〔このやり方〕では、ムービー部分が息抜きになるが、ムービー部分が必ずしも開発者の求める休憩時間であるとは限らない」と述べており、この発言を取り上げた石田賀津男は、ムービーだから気を抜いてほしいというわけでもなく、ムービー以外の場所で休憩ポイントを設けたいという意味だろうと推測している[23]。 そこで、本作においてはムービー中にも遊べるようにするため「アクションボタン」という要素が割り振られ、それを実現するためにリアルタイム3Dムービーが採用された[23]。 これにより、ゲーム機がムービーをリアルタイムで処理するため、プリレンダリングの時よりも処理時間が減った[23]。また、ムービー制作にあたってはプログラマによる微調整が必要だったが、本作の開発ではWEBサーバーを取り入れ、デザイナーが直接映像を調整できるようになった[23]

英語音声を担当する声優陣は4つのセッションに分かれ、2・3か月にわたって収録が行われた[24]。 一方、本作においてはゲーム内の会話が少なく、カットシーンやファイルを通じて物語が展開された[25]

なお、完成版のストーリーは3週間での執筆を余儀なくされたものである。執筆を手掛けた三上自身にも不満が残る出来とされ、2022年に行なわれたインタビューにて三上は「本作をリメイクするならストーリーを改善してほしい」と述べている[26]。平林も2023年のインサイドとのインタビューの中で、一部キャラクターの掘り下げが不十分だったと振り返っている[25]

また、当初はGC独占発売と告知されていたが、ユーザーからの要望を受けてGC版発売の前にPS2への移植が発表され、のちにほかのプラットフォームにも展開された[27]

GC独占発売は、当時のカプコンが任天堂とのパイプを太くしておくのが重要との考えから決定された[28]

ストーリー 編集

本編 編集

1998年のラクーンシティ消滅事件の後、その元凶であるアンブレラ社は、アメリカ合衆国連邦政府から業務停止命令を受けて株価が大暴落したことにより、倒産に追い込まれた。事件の生き残りの1人であるレオン・S・ケネディは、政府に能力を認められてエージェントとしてのスカウトを受け、訓練の日々を送っていた。

事件から6年後の2004年。レオンは大統領令嬢アシュリー・グラハムの護衛任務に就く予定だったが、彼女が何者かに誘拐されてしまう。内通者の存在が疑われたことから、レオンは単独でのアシュリー捜索指令を受け、わずかな目撃情報を頼りにヨーロッパのとある辺境の村を訪れる。早速聞き込みを試みたレオンは、狂気に満ちた雰囲気の村人たちに襲撃されて辛くも撃退するが、ゾンビを彷彿とさせる村人たちの様子に、レオンはラクーンシティでの悪夢を思い出す[29]

その後、レオンは無線で女性オペレーター・イングリッド・ハニガンのサポートを得ながら、単独で村の捜索を開始する。調査を進めていくと、村はカルト教団「ロス・イルミナドス」の支配下にあること、村人たちは教団が信奉する寄生生物「プラーガ」に肉体を乗っ取られた人間「ガナード」であったことが判明する。さらに、村の奥の廃屋で拘束されていた謎の男性ルイス・セラを助けるが、そこに現れた巨漢の村長ビトレス・メンデスによる返り討ちに遭い、意識を失ってしまう。

意識を取り戻したレオンは、ルイスと共に拘束されていた状態から脱出する。レオンは村の捜索を再開し、教会に囚われていたアシュリーを救出するが、まもなく遭遇した教祖オズムンド・サドラーから、レオンとアシュリーの体内にはすでにプラーガの卵が注入されていることを知らされる。体内のプラーガを駆除する手段を捜すため、レオンとアシュリーは否応なく村の探索を続けることになり、村の最奥の小屋で待ち構えていたメンデスを倒す。

その後、村を出たレオンとアシュリーは大勢の村人に追われ、村に隣接する古城へ逃げ込む。しかし、そこにはガナードとなった邪教徒たちが集まっていた。城主ラモン・サラザールによる幾度もの妨害を受ける中、レオンはラクーンシティで死亡したと思われていた女スパイのエイダ・ウォンと再会する。その後、ルイスが体内のプラーガの成長を抑制する薬を持って現れるが、プラーガのサンプルを盗み出していた彼は追ってきたサドラーに殺害されてしまう。まもなく、隙を突かれてアシュリーをさらわれてしまったレオンは、サラザールによる刺客たちを倒しながら城の探索を進め、塔の頂上でプラーガの母体と一体化したサラザールと対峙し、これを倒す。そして、アシュリーを救出するべく、エイダと共に教団の本拠地である孤島へ向かう。

孤島では、強力な武器で武装した戦闘員のガナードや教団が開発した生物兵器たちが立ちはだかるが、レオンはどうにかアシュリーを救出した後、かつての相棒だった傭兵のジャック・クラウザーと再会する。クラウザーはエイダと同じくアルバート・ウェスカーの部下になっており、彼の命令でサドラーのもとへスパイとして潜り込んでいた。レオンは激戦を経てクラウザーを倒すと、島の施設内にてプラーガの除去装置を発見し、アシュリーと共に体内のプラーガを除去する。島からの出口を探す二人の前にサドラーが立ちはだかり、プラーガの力を解放して襲いかかる。怪物と化したサドラーだったが、戦いの末レオンはエイダの投げたロケットランチャーを使いサドラーを倒す。エイダはサドラーが持っていたプラーガのサンプルを奪取すると、島に仕掛けられていた爆薬の起爆スイッチを押し、レオンに鍵を投げてヘリコプターで飛び去る。レオンとアシュリーは、エイダから貰った鍵でジェットスキーを起動し、水流や水路の崩落に襲われながらも何とか島を脱出し、アメリカへ帰還する。

the another order 編集

教団でプラーガを研究していたルイスは、良心の呵責に耐えかね、プラーガのサンプルを持ち出す。ルイスはエイダを通じて、ウェスカーにサンプルを渡そうとするも、教団に捕まったうえ、最終的にサドラーに殺され、サンプルを奪われる。

当初、ウェスカーはエイダにサンプルの受け取りとレオンの抹殺を命じていた。しかし、サドラーがサンプルを奪還したため、レオンをサンプル回収の陽動として利用する方針に切り替える。ところが、本編のレオンの活躍により、教団は混乱状態に陥った。そこでウェスカーはレオンの抹殺を教団潜入中のクラウザーに、サンプルの回収をエイダにそれぞれ任せる。エイダはそれを聞き、レオンを守ることを選ぶ。

一方、レオンとの激闘を生き延びたクラウザーは、プラーガに意識を乗っ取られる。クラウザーはエイダによって倒される。 アシュリーを助けようとしたレオンはサドラーに見つかるが、エイダに助けられる。エイダはレオンと協力してサドラーを倒し、サンプルを奪ってヘリコプターで孤島を後にした。

システム 編集

本作では、従来の『バイオハザード』とは大きく異なるゲームシステムを採用している一方、アイテム管理など従来作に近い要素も含まれている。

操作方法も大きく変更され、『0』までの固定式のカメラアングル、ラジコン操作から、プレイヤーを背面から追従するビハインドカメラと、エイミング操作が採用されており、これによってより直感的な動きや銃器によって直接的に頭や脚などの部位、弱点に狙いをつけられるようになった[30]。ただし、アシュリー操作時は従来の固定式カメラアングル、ラジコン操作となる(難易度によってはエイミング操作と、ビハインドカメラになっている)。また、敵(またはカラスなどの通常の生物[31])から、弾薬・アイテム・金銭をランダムに入手できるようになった。

そのほか、各所に設けられた射的場で練習をする事ができる[30]。これらの要素は後の『6』や『RV2』などのシリーズまで継承されている。

ステージに配置されたアイテムなどの側では、「拾う」「調べる」といったアイコン(後述)が表示されるようになり、円滑にプレイできるようになった。従来作品でお馴染みだったエリア移動のアニメーションは廃止され、それに伴ってロード時間が短くなっている。また、アクション性の強化による難易度の大幅な上昇に伴い、セーブ回数に制限がなくなった。ゲームオーバー時には『CV』と同様に死亡した直前の地点からコンティニューが可能となっている。

戦闘中やフィールド探索などの際、画面にボタン入力を促すアイコンが表示されるようになった。走る・泳ぐ・避けるなどのアクション、アイテムを拾う・ドアを開ける時などに表示される。アイコンはボタンを押す、連打のほか、Wiiリモコンを振るアクションも存在する。 武器だけでなく、体術で敵を倒す事も可能になり、敵が怯んでいたりヒザを着いている状態になるとアイコンが表示され、回し蹴りや投げ技が繰り出せる。これには弾丸の節約、無敵時間を利用した回避など幅広い応用方法がある。 戦闘中以外にもイベントムービー中にQTE(ボタンアクション)が発生する[30]。コマンド入力を失敗するとダメージを受けたり、即ゲームオーバーとなってしまう。

ゲームの中でアシュリーを救出すると、彼女を守りながらゲームを進めていくことになる[30]。アシュリーは敵からの攻撃を数回受けたり、レオンの攻撃が当たってしまうと死亡する。 アシュリーが死亡したりガナードに捕まって別マップへ連れ去られると、「Mission failed」(任務失敗)となりゲームオーバーになる[30]

このほかにも、特定の場面でルイスを5回撃つと、怒ったルイスがレオンを射殺するムービーが挿入され、ゲームオーバーとなる。但し、ルイスは銃を向けるとしゃがむので、故意に狙わないとこのようなことにはならない。

難易度 編集

本作の本編で選択出来る難易度は次の通りである。

AMATEUR
最も易しい難易度。武器の装弾数や入手弾薬数が他難易度に比べて2倍。開始時からショットガンを所持しており、敵の数や体力が最も少ない。PS2版以降に実装された難易度であり、GC版には無い。
EASY
開始時からショットガンを所持。難易度NORMALに比べて敵の数や体力が少ない。
NORMAL
本作の難易度の基準となる標準難易度。
PROFESSIONAL
本作の最高難易度。難易度NORMALをクリア後にNEW GAMEから選択可能になる。NORMALに比べ敵の数や体力が多い。防弾アーマーの購入が不可。

アイテム管理 編集

本作では初めて金銭(スペインの旧通貨・ペセタ)の概念が導入されており、アイテムをやり取りする相手として武器商人が登場している[29]

武器や回復アイテムはアタッシュケースにブロック単位で収納されるようになった[29]。その一方、ゲームの進行に応じて大きなアタッシュケースを購入できるとはいえ、アタッシュケースの容量には限りがあるほか、不要なアイテムを捨てた場合は再入手ができない[30]。 なお、鍵などのイベントアイテムや、武器商人が高額で買い取ってくれる宝物はアタッシュケースとは別に無制限に持てるようになった。

クリア特典 編集

これまでのシリーズでは本編クリア後にニューゲームで引き継げるのはおまけ武器とコスチュームチェンジの解禁要素のみだったが、本作ではクリア後のデータからニューゲームを始めると、レオンとアシュリーの体力の最大値、所持金・宝、アタッシュケースの中身・アーマー(防弾服)をすべて引き継げるようになった。 本編クリア後に解放される隠しコスチュームおよび隠し武器を装備した場合、キャラクターの挙動などが変化する。

その他、本編クリアによって解放されるモードは下記の通りであり、これらのモードにもそれぞれクリア特典が存在している。

PROFESSIONAL
難易度NORMALで本編をクリアすると解放される、最高難易度モード。
THE MERCENARIES
本編をクリアすると解禁されるミニゲームで、制限時間内に多くの敵を倒してハイスコアを狙う。4つのステージから選択してプレイでき、条件を満たすと新しいキャラクターが出現し、最大5人の選択が可能になる。得点に応じて最大五つまでの星による評価が付けられる。
ADA THE SPY
エイダを操作して、寄生体のサンプルを5つ回収して孤島から脱出する事を目的とするミニゲーム。後述の『the another order』とは異なり本編とはエイダの見た目やストーリーに相違がある。なお、Wii版、HDリマスター版以外ではナイフは使用不可のため、最後のクラウザー戦の難易度が上昇している。
the another order
本編をエイダの視点で描いた全5章の番外編で、もともとはPS2向けの追加シナリオである。
オリジナルの武器、マップ、ムービーや敵キャラクターなどが追加されている。各チャプターをクリアするごとに彼女の視点から事件の概要や登場人物に関しての情報を纏めた「ADA'S REPORT」を見ることができるようになる。
海外版では『Separate Ways』というタイトルであり[32]、リメイクにおける本シナリオに相当するDLCでは日本版もそちらに統一されている。

各機種版の特徴 編集

本作は、ゲームキューブ用ソフトとして発売された後、様々なプラットフォームに展開された。 また、日本国外への発売に当たっては一部のボイスの追加や、難易度設定のEASY(PS2・Wii・PC版の場合はAMATEURも含む)が存在しないほか、首の切断など死亡時の描写が過激になっているなどの違いがある。

ゲームキューブ版 編集

最初に発売された『4』である。

GC用光ディスクの容量の問題によりディスク2枚組での供給となっており、プレイの中盤でディスクを入れ替える必要がある。日本版では唯一、人型の敵の頭部が破壊される。全世界累計販売本数は160万本[2]

本作を基礎として、他機種との変更点・追加要素を以下に述べていく。

PlayStation 2版 編集

GCからPS2への移植に伴い、最低難易度のAMATEURモードや、イベントシーン鑑賞モードである「ムービーブラウザ」、そしてエイダの視点から物語を描いた「the another order」が追加された[33]

GCよりハードスペックが低いPS2への移植は非常に困難であったが[注 3]、最低限の画質の劣化やオブジェクトの表示数ならびに敵キャラクターの同時出現数を削減することで移植が実現した。

GC版ではリアルタイムで描画していたイベントシーン[35]をPS2版ではプリレンダリングムービーで再生している[34]。そのため、PS2版ではコスチュームチェンジがイベントシーンに反映されない。また、PS2版以降では大容量の媒体で供給されているため、ディスク入れ替えの必要はない。

Microsoft Windows版 編集

2007年2月23日より海外向けにWindows2000/XP)に対応したPC版が発売。日本でも2007年6月7日に発売された。追加要素などはPS2版と同等だが、PCでのプレイに伴って解像度がPS2よりも相当に向上している。マウス操作には対応していない。

Ultimate HD Edition 編集

2014年2月28日にHDリマスター版の『バイオハザード4 Ultimate HD Edition』(バイオハザードフォー アルティメット エイチディー エディション)が発売[36]。基本的には後述の『リバイバルセレクション』の移植。1920x1080の高解像度テクスチャと60fpsのフレームレート、マウス操作、Steam実績、トレーディングカードなどに対応した。予約特典として60曲以上の楽曲を収録したデジタルサウンドトラックと、キャラクター、クリーチャー、ストーリー、コンセプトアートなどを収録した、80ページを超えるデジタルアーカイブスが配布された。日本ではパッケージ版の販売はなく、Steamでのダウンロード販売のみ。

Wii版 編集

2007年5月31日[33]には、GC版をベースにPS2版の追加要素を実装した『バイオハザード4 Wii edition』(バイオハザードフォー ウィー エディション)がWiiにて発売された[37]。カプコン初のWii用ソフトである。 特典映像として『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』のトレーラーが収録されている。

Wii版のディレクターを務めた中井実は2007年に入ってから開発を進めたとねとらぼの網野三平とのインタビューの中で明かしており、ゲームキューブからWiiへの移植はほか機種よりもスムーズにできたと話している[33]。 全世界での累計販売本数はWii editionのみで200万本となっている[2]

この版では、基本的な操作方法がWiiリモコンとヌンチャクコントローラに準拠したものに変更されている[38]。 リモコンのポインターで銃の照準を定めて攻撃を行うほか、リモコンを軽く振るだけで近接対象物を自動検索してナイフ攻撃を発動するサーチナイフ(通常のナイフ攻撃より威力は若干弱め)機能も搭載され、より直感的な操作が可能となった[37]

GC用コントローラやクラシックコントローラでの操作は、説明書には一切記述がないが対応しており、GC版やPS2版と同様の操作が可能。ただし、ゲーム起動時にヌンチャクを取り付けていないと警告が出て先に進まないため、タイトル画面が表示された後にリモコンからヌンチャクを取り外し、コントローラを付け替える必要がある(プレイ中の変更も任意で可能)[39]

携帯電話版 編集

2008年2月1日にはauのBREW4.0向けに移植版が配信された[40]。 2010年には初心者向けに内容を強化した『バイオハザード 4 for ビギナーズ』が配信された[41]

PlayStation 3/Xbox 360版 編集

2011年9月8日には、今作と『バイオハザード CODE:Veronica 完全版』の2タイトルをHDリマスターし、Wii版をベースに画面解像度が720pに対応した『バイオハザード リバイバルセレクション』がPlayStation 3Xbox 360向けに発売された。また、2012年3月13日にはダウンロード版がそれぞれ単品で配信開始され、3月15日にはBest版の『バイオハザード5』(オルタナティブ エディション)とのツインパックが発売された。

PS3版はBlu-ray Disc1枚(HDDインストール必須)、Xbox 360版はDVD2枚組となる。トロフィー、実績解除、クリア時間のオンラインランキングに対応する。HDDインストールに対応したことにより、ロード時間が大幅に改善されている。サウンドはPCM 2chのみで、ドルビープロロジックIIによる5.1chサラウンドは非対応。

初回生産分特典として、PS3版には「BIOHAZARD archives 復刻改訂版」と「BIOHAZARD archives II」を電子書籍向けに抜粋、再編集した「PlayView for Games版『BIOHAZARD archives 特別版』」をPlayStation Storeからダウンロードできるプロダクトコード、Xbox 360版には「レオンジャケットコスチューム」アバターが無料で入手できるご利用コードが同梱する。

PlayStation 4/Xbox One版 編集

2016年8月30日にダウンロード配信用ソフトとしてPlayStation 4Xbox One向けに発売された。基本的なゲーム内容はリバイバルセレクション版と同一だが、画面解像度が1080pまで対応し、フレームレートも60fpsでの動作になっている。

音声出力も5.1chサラウンドに対応しており、サラウンド環境でプレイした場合、敵が向かってくる位置などを把握しやすくなっている。そのほか、右スティックでの照準操作が可能になっており、やや操作面でのストレスが解消されている。

Oculus Quest 2版 編集

2021年10月21日にOculus Quest 2向けに発売された[42]。本作をベースにバーチャル・リアリティ(VR)コンテンツとして再構築した作品で、開発は『BAYONETTA&VANQUISH』などの移植を行ってきたArmature Studioが担当している[43]。VR版である同作は一人称視点で戦闘や謎解きなどを行うシステムになっている。なお、Quest 2版には「ADA THE SPY」「the another order」は収録されていない[44][45]。「THE MERCENARIES」は2022年4月20日に無料アップデートという形で配信された[46]。このモードは本編とは独立しており、本編よりも前に遊ぶこともできる[47]

登場人物 編集

アメリカ合衆国政府関係者 編集

レオン・S・ケネディ (Leon Scott Kennedy)
声:ポール・メルシエ英語版 モーションキャプチャー: 小川輝晃[48]
本作の主人公で、アメリカ大統領直属のエージェント。27歳。
ラクーンシティ壊滅事件で生き残ったことを合衆国政府に見込まれ、エージェントにスカウトされ、アシュリーの救出に向かう。
アシュリー・グラハム (Ashley Graham)
声:キャロリン・ローレンス英語版
アメリカ合衆国大統領の娘。マサチューセッツ州の大学から下校する途中、ロス・イルミナドス教団に誘拐される[49]
今作のヒロイン。
イングリッド・ハニガン (Ingrid Hannigan)
声:サッリ・サフィオティ英語版
アメリカ政府機関の一員で、無線通信でレオンの作戦行動をサポートする。本作以降、レオンとは任務上幾度も関わっていくことになる。

ロス・イルミナドス教団 編集

オズムンド・サドラー (Osmund Saddler)
声:マイケル・ガフ モーションキャプチャー:秦健二
古からの宗教団体、ロス・イルミナドス教団の教祖
周辺地域の領主であるラモン・サラザールを篭絡してプラーガの封印を解き、村人たちに予防接種と称してプラーガの種を植え付けた。その後はプラーガの力を利用して支配領域を拡大していく。そして、大統領の娘・アシュリーを誘拐し、プラーガを注射した彼女を送り返すことでアメリカ合衆国を混乱させ、最終的には全世界を支配しようと目論む。
教祖の証にして寄生体を操るための杖を常に所持している。また、寄生されても自我を残すことができる支配種プラーガ、それも他の支配種プラーガよりも強力な個体をその身に宿している。
ビトレス・メンデス(Bitores Mendes)[注 4]
声:ジェシー・コルティ英語版
教団の神父であるスペイン人で、レオンが訪れた村の村長でもある。彼自身もプラーガを宿している。
ラモン・サラザール (Ramon Salazar)
声:Rene Mujica モーションキャプチャーつるぎだん
村の近隣に大きな城を構え、古くから周辺を統治してきたサラザール家の8代目当主。もともと彼の一族はプラーガを城の地下に封じる形で教団から守ってきたが、家族がいない孤独感に由来する心の隙をサドラーに突かれて教団に入信し、城の地下に封印されていたプラーガを解き放った。
20歳という年齢に反し、子供のような体躯に老人のような顔つきと声に白髪というアンバランスな容姿をしている[注 5]
なお、シリーズの中では珍しく、レオンをミドルネームの「スコット」で呼んでいる。
ヴェルデューゴ
サラザールの側近で、プラーガと昆虫の遺伝子を応用した実験の完成形でもある。名前はスペイン語で「執行者」を意味する。
赤いローブを着た者と黒いローブを着た者の二体が存在する。赤い方はサラザール曰く「右腕」であり、高い信頼を寄せており、サラザールと常に行動を共にする。
ルイス・セラ (Luis Sera)
声:リノ・ロマノ モーションキャプチャー:和田圭市
教団でプラーガの研究をしていた科学者。プラーガを利用した教団の真の目的を知ったことで、良心の呵責から教団を裏切り、村から脱出するためにプラーガのサンプルを持ち出していた。
軽薄に見えるが義理堅い一面もある。また、家族や過去についてあまり話したがらないが「マドリットで警官をやっていた」と最初に会った時に言っている。
武器商人
声:ポール・メルシエ
本編にて、お金と引き換えにアイテムや武器の売買・改造をプレイヤーに提供してくれる特殊なガナード。
オレンジ色に輝く瞳(日中であるチャプター1の間は普通の青眼)に黒いフードを被り、口元を紫の布で覆い隠した不気味な姿をしている。また、独特の発音の英語をダミ声で話す。
ガナードでありながらお金さえあれば誰とでも取引するという人物で、本来敵であるレオンやエイダにも武器を売ってくれる。ただし、周囲にガナードがいる場合は、裏切り行為を知られたくないのか、話しかけられない[50]

第3の組織 編集

アルバート・ウェスカー (Albert Wesker)
声:リチャード・ワウ英語版
S.T.A.R.S.の隊長にして元アンブレラの研究員。
本作では、巨大製薬会社「S」と接触している今作では、プラーガのサンプルを得るために村へ送り込んだエイダやクラウザーを、影から指揮する役で登場している[注 6]
『THE MERCENARIES』においてプレイヤーキャラクターとして使用可能である。
エイダ・ウォン (Ada Wong)
声:サリー・ケーヒル英語版
ウェスカーの協力者で、プラーガのサンプルを入手するため、教団の支配する村に侵入する。
『ADA THE SPY』や『the another order』において主人公として登場。『THE MERCENARIES』でもプレイヤーキャラクターとして使用可能である。
ジャック・クラウザー (Jack Krauser)
声:ジム・ワード英語版
アメリカ特殊作戦軍所属の兵士で、レオンの元相棒[注 7]。ウェスカーの指令でプラーガのサンプルを入手するため、レオンやエイダが村を訪れる以前から、教団にスパイとして潜り込んでいる。
『THE MERCENARIES』においてプレイヤーキャラクターとして使用可能である。 

その他 編集

ハンク (HUNK)
アンブレラ特殊部隊『U.S.S.』のアルファチームに所属していた元隊員。
『THE MERCENARIES』のみに登場する。[注 8]

登場するクリーチャー 編集

今作では、シリーズ恒例のゾンビをはじめとするt-ウィルス由来のクリーチャーおよびB.O.W.に代わり、サラザール家の領地に生息する寄生生物・プラーガおよびそれに由来するクリーチャーやB.O.W.が多数登場する。

「プラーガ」という名称は、スペイン語で「害虫」を意味する「Las Plagas」から来ている。 プラーガの成虫は母体から生み出される仕組みとなっている。 プラーガそのものは短時間で衰弱死してしまう上、肉体も非常に脆弱である。また、光に弱い[51]。 宿主の体内に植え付けられた卵から孵化する、もしくは胞子状になり休眠状態になった幼体が宿主の体内に侵入し活動を再開すると、宿主の中枢神経に触手を伸ばして同化し、精神を支配すると同時に、宿主に超人的な力を与える。宿主が大きなダメージを受けた場合は、プラーガが露出して直接肉体の制御を行う[51]

プラーガには、宿主の自我を保ったまま他のプラーガを支配できる「支配種」と、支配種の配下に置かれる「従属種」がおり[52]、ガナードをはじめとする本作に登場するクリーチャーの大部分は従属種に寄生された存在である。

プラーガに肉体を乗っ取られた人間は、ガナード[注 9]と呼ばれるが、単に「ガナード」と呼称した場合は主に村人、邪教徒、戦闘員の3種を指す。

プラーガに寄生された人間は、もともと持っていたの知識や技術をもとに感染前の生活を模倣する形で活動している。ただし、プラーガとの同化の度合いによっては破壊衝動が上回り、「アシュリーを生け捕りにせよ」という教団からの指示を無視する者もいる[注 10]

プラーガはヒト以外の生物にも寄生しているほか、動く鎧ことアルマデューラ(Armadura)[53]のようにプラーガが人工物の内部に入って操縦しているケースもある。

カルト教団ロス・イルミナドスは悲願である世界征服の実現に向け、プラーガの利点を生かして有機生命体兵器(B.O.W.=Bio Organic Weapon)を生み出している ほか、幹部四名(サドラー、サラザール、村長、クラウザー)は支配種を自らに寄生させている。

ただし、これらのB.O.Wは欠点や弱点が存在しており、たとえばプラーガを用いた肉体強化実験で生まれたガラドール (Garrador)の場合、目に付いた者に敵味方の区別なく襲い掛かるほど凶暴化したため、瞼を縫合して視界を奪われて幽閉された経緯を持つ[54]。封じられた視覚に代わって聴覚が発達したことで、わずかな足音でも正確に獲物の位置を捕えられる反面、鐘などの大きな音に注意を引き付けられることもある[55][54]。また、物語の終盤で登場するU-3の場合、プラーガを用いた応用実験によって複数の生物の遺伝子(人間、昆虫、爬虫類)を内包しているものの、各生物の特徴の調整が不完全なため、それぞれの生物を混ぜたような異質な見た目をしている[55]

支配種プラーガを宿した者および、B.O.W.の一種であるヴェルデューゴについては#登場人物を参照。

反響 編集

本作は従来のシリーズ作品から大幅に路線変更をしたことで、シリーズのファンから大きな反響を呼んだ[56]。 また、加山雄三鈴木史朗など高齢のゲームファンの中には本作のファンもおり、特に鈴木は、もともとゾンビが苦手であり、本作に登場する敵キャラクターが人間寄りだったため楽しめたと、2012年の加山との対談[57]や2016年に開催されたシリーズ20周年感謝パーティー[56]にて発言している。

アシュリーはルックスの良さ[注 11]に加え、初期衣装[注 12]のアシュリーを高所に配置し、カメラアングルを調整して鑑賞するプレイヤーも少なくなかった[49]

一方、村人の話すスペイン語のセリフには字幕がなく、別のセリフに聞こえる(空耳)ことから、インターネット・ミームへと発展した[58][注 13]。なお、これらの空耳は2023年に発売されたリメイク版『バイオハザード RE:4』の宣伝にも使われた[59]

2010年頃から、本作はインターネットによる生配信の分野で流行し、縛りプレイを行う配信者も相次いだ[38]。ゲームキューブ版の発売から10年以上が経過した2021年には、タレントの狩野英孝が本作の実況配信を行った際、不用意な操作によってレーザートラップで即死したシーンが海外で大ウケするという出来事があった[60]

評価 編集

評価
レビュー結果
媒体結果
GCPCPS2PS3WiiXbox 360
1UP.comA[61]A[62]B+[63]
Edge10/10[64]
ファミ通38/40[65]
GameSpot9.6/10[66]7.8/10[67]9.3/10[68]9.1/10[69]
GameSpy     [70]     [71]     [72]     [73]
IGN9.8/10[74]7.7/10[75]9.5/10[76]8.5/10[77]9/10[78]
Nintendo Power10/10[79]
Official Xbox Magazine9/10[80]
集計結果
Metacritic96/100[81]76/100[82]96/100[83]84/100[84]91/100[85]84/100[86]

評価(ゲームキューブ/PlayStation 2版) 編集

Metacriticにおけるゲームキューブ版およびPlayStation 2版の評価は100点満点中96点で、「全世界が認めた」( "universal acclaim")という評価がつけられた[81][83]

GameSpotGreg Kasavinは声優の演技を評価した一方、いつになくばかばかしい会話には裏切られたと指摘している[66]

Yahoo! GamesのAdam Pavlackaと GameSpotのKevin VanOrdは、キャラクターを掘り下げたことを評価している.[69][87]

IGNMatt Casamassinaは、描きこまれたキャラクターデザインだけでなく、戦闘の演出やムービーシーンにおける3DCGのモデリング もよくできていたと評価した[74] 。 Casamassinaもキャストの演技、特にレオン役のポール・メルシエの演技を評価している[74]


また、GameProや Game Over Online[88] などはゲーム内で使える武器の幅が広がった点を評価している[89]


アメリカのテレビ局G4で放送されているX-Playでは、ゲームキューブ版に5点満点がつけられ、シリーズにおいて新しい遊び方を取り入れたことなどが評価され、番組内において取り上げた作品の中で一番素晴らしい作品として表彰された[90]

ライターの平田洋はGameWatchに寄せたゲームキューブ版のレビューの中で、ラジコン操作から主観中心の視点になったことで周囲を警戒する必要が出てきたため、臨場感が増したと評価している[30]

評価(PC版) 編集

PC版の評判は他機種版と比べると今一つだった。 マウスに対応していない上、キーボードでは操作性が悪く、ゲームパッドコントローラでないとまともに敵を狙えないという指摘や、ムービーやレンダリングの質の低さが指摘された。 それでも、IGNと GameSpotはプレイを評価している[67][75] 。 ライターのmidiは、4Gamer.netに寄せたPC版『バイオハザード4』の批評の中で、バイオらしさがしっかり継承されていると評価すると同時に、アクションゲームが苦手な人向けに低難易度モードが用意されているのもよかったと述べている[91]

midiはイベントシーンにおけるQTEは評価が分かれるところだと述べつつも、見るだけだったイベントシーンに参加できることからそれなりの意義があるとしている[91]。 その一方、midiはPC版のムービーの解像度が家庭用ゲーム機の解像度と同等であるため、ゲーム中よりも画像が荒く見えてしまう点を指摘している[91]

評価(Wii版) 編集

『ファミ通』クロスレビューにおけるWii版の評価は40点満点中38点(10点:2名、9点:2名)であり、Wiiリモコンという新しいコントローラが新鮮さをもたらしたとされている。 イギリスの雑誌NGamerにおいてWii版のスコアはゲームキューブ版(97%)よりわずかに低い96%がつけられた[85]

同誌ではビジュアルや操作性などが評価された一方、ゲームキューブ版をプレイ済みのユーザーにとってはWii版が別段特別には思えないだろうとしている[85]

Official Nintendo Magazineにおいても、Wii版はゲームキューブ版より3%低い94%のスコアがつけられている[92]。 2009年には同誌による任天堂ハード向けの名作ランキングの中で9位にランクインした[93] IGN praised the Wii version, stating it is the superior edition, but does not push the Wii like it did with GameCube and PS2.[78]

GameSpotはWii版の斬新な操作性を評価する一方で、独自要素が欠けている点を指摘している[69]。また、 Hyper's Jonti Davies はグラフィックの向上を評価しつつも、独自要素の欠如を指摘している[94]


評価(上記以外の機種) 編集

DestructoidにおけるPS3版の評価は9.0点である[95]

GameWatchの小野憲史はiOS版について休眠ユーザーの掘り起こしという意味合いが大きかったとしつつも、カジュアルなユーザーへの配慮が足りなかったと指摘している[96]

ライターのやましんは、Mogura VRに寄せた記事の中で、VRでの現実感よりは『バイオハザード4』の世界の再現に注力しているように感じたと述べている[44]。やましんは操作性がほかのVRゲームよりもカジュアルで、VR初心者でもすぐ慣れるだろうとみる一方、操作の感覚がモーションコントローラーとは比較にならず、手振れやリロードミスといったオリジナル版では経験しなかった要素に苦労したと振り返っている[44]。また、やましんは蹴りの場面で従来の3人称視点に切り替わってしまうことや、一部を除きQTEに大幅な変更がなかったことを報告している[44]。 IGNの渡邉卓也は、VR版について、VRに適応した部分は面白かったがやっていることは昔と同じなので飽きてしまったと話している[42]

受賞歴 編集

本作はCESA GAME AWARDS 2004-2005において優秀賞[97]ファミ通アワード2005において大賞を受賞した[98]

他作品への影響 編集

本作における肩越し視点のTPSというシステムは、『 DEAD SPACE 』や『Gears of War』など、日本国外の作品にも影響を与えた[42]

また、Wii editionの操作方法は高い評価を得ており、後に『デッドライジング ゾンビのいけにえ』が制作されるきっかけとなった[99]

加えて、2022年に発売された『バイオハザード ヴィレッジ』は本作を参考に開発されており、本作の武器商人に相当するキャラクターとして「デューク」が存在するなど、類似点もある[注 14]

著作権侵害問題 編集

2021年6月、アーティストのジュディー・A・ユラチェクは、カプコンが彼女に無断で自著Surfaces: Visual Research for Artists, Architects, and Designers [注 15]に掲載されている画像を本作および『デビルメイクライ』のテクスチャマッピングとして使用したとして訴えを起こした[102][103][101][104]

2022年2月、ユラチェクとカプコンとの間で和解が成立した[105][101]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ このバージョンはGC版の初回特典である「シークレットDVD」には収録されている。
  2. ^ この初期開発バージョンは任天堂の非売品ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナGC』にPVが収録されている。
  3. ^ 開発スタッフ曰く「移植というよりリメイクに近かった」[34]
  4. ^ 基本的に「村長」と呼ばれているが、ファイル「村での警戒命令」で本人の署名で名前が分かる。
  5. ^ この容姿はプラーガによるものではない。
  6. ^ 本編にはレオン、エイダ、クラウザーのセリフで登場するだけに留まるが、エイダが主人公を務める『the another order』では、エイダの通信越しに姿を見せる
  7. ^ レオンの相棒時代のエピソードは『ダークサイド・クロニクルズ』で描かれる。
  8. ^ 開発当初は本編に登場する予定であった。
  9. ^ スペイン語で「家畜」を意味する[52]
  10. ^ 主な例としては、スペインの寒村で登場するガナード・チェーンソー男や二人組の女性ガナード・チェーンソー姉妹がいる
  11. ^ ゲーム内においてもレオンが彼女の尻の大きさについて言及する場面があるほか、ルイスからは胸をミサイルに例える場面がある[49]
  12. ^ 袖なしのニットにミニスカート
  13. ^ たとえば、"Os voy a romper a pedazos"(八つ裂きにしてやる)というセリフの場合、日本語では「おっぱいのぺらぺらソース!」と呼ばれている[58]
  14. ^ 『バイオハザード ヴィレッジ』のディレクターである佐藤盛正はIGNとのインタビューの中で、同作は『バイオハザード7』と『バイオハザード4』の間の子どものようなものだと説明してる[100]
  15. ^ NME Japanでの表記は『サーフェシズ』[101]

出典 編集

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参考文献 編集

  • 企画・構成・執筆 株式会社ベントスタッフ『バイオハザード4 解体真書 改訂版』株式会社エンターブレイン、2006年。ISBN 4-7577-2638-4 

外部リンク 編集